世の中に、絶えて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし
「在原業平」
世の中に全く桜がなかったなら、春の人の心は咲くのを待ちこがれたり、散るのを惜しんだりすることもなく、のどかなものであろうに。
人間の心というものはやっかいな代物で、心の上に何を乗せるかで、強くもなったり、弱くもなったり、また、情けなくもなり、難しいのである。
四国遍路道を歩くのは、心の上に相を乗せて、「想い」で歩いてみてはいかがかな。
立江川の鮒より
「在原業平」
世の中に全く桜がなかったなら、春の人の心は咲くのを待ちこがれたり、散るのを惜しんだりすることもなく、のどかなものであろうに。
人間の心というものはやっかいな代物で、心の上に何を乗せるかで、強くもなったり、弱くもなったり、また、情けなくもなり、難しいのである。
四国遍路道を歩くのは、心の上に相を乗せて、「想い」で歩いてみてはいかがかな。
立江川の鮒より