遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-30 12:01:52 | Weblog
  遍路道のさくら。
 今年も、遍路道に桜の花が満開になった。 
桜の花は、何百年も変わらず咲き続けるのに、桜の花の下を歩くお遍路さんは毎年違ったお遍路さんが、歩いていく、また様々の想いを持って遍路道を歩いていく。
 
 人間の、寿命は桜の木の寿命にくらべれば、一瞬の出来事にか過ぎないものだ。
人の人生が、桜の木ぐらい長ければ、人間も同じ過ちを繰り返さず、毎年きれいな花を咲かすことが出来るのかも知れない。
 命は短くても、遍路道のように語り継ぐことは出来るはずと思います。

                         立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-26 18:59:49 | Weblog
   我、と、「我」の違い。
 我と和の違い、
今日来たお遍路さんが、我の話しをしてくれた。そのお遍路さん今回で四回お遍路に来らしい、最初は無我夢中で遍路道を歩きましたが、四回目の逆打ちでようやく私なりに自分らしさを、取り戻せた気がしました。といっていました、
 私は、何をするのでも「私が」ということを言って行動をしていました。やっとこの頃、「私は」何々をしますと言えるようになって来ましたと、話してくれました。.....わたしも「立江川の鮒」も、眼から鱗が落ちたような話しを聞かせてもらいました。
                   
                  立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-23 17:00:19 | Weblog
     チベット、問題を考える
 中国の自治区、チベットで暴動が起きている。チベット仏教最高指導者「ダライ、ラマ十四世」の想いは私たち日本人は痛いほどわかる気がする。なぜならば、戦前の日本と同じ過ちを、今の中国は犯そうとしているように思える。何の武器も持たず平和を祈る仏教徒の考えを、武器を使って統一しようとしている中国のやり方は百年まえの帝国主義と同じではないだろうか
 今回の出来事を他人事と、たんなる傍観者になってはならないと思います。
日本の指導者よ、勇気を持って中国に意義をいうことが、これからの本当の日中友好が保たれることになると思う。

                     立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-18 09:49:16 | Weblog
      裏を見せ、表を見せて散るもみじ、
 良が、若い尼僧の弟子に送った辞世の和歌。私はおまえだけは、裏も表もすべて見せた。そうして安心して散ってゆく、と詠んでいる。

 私たち、今の人間関係の生活で、一人ぐらいは裏も表も見せれる人間がいるだろうか、いやたぶんいないだろう、一昔まえには親子、夫婦、友達、などの人間関係の付き合いの中で本音で話しが出来る人間が多くいたはずだ、人を愛する、人を信頼するそのようなあたりまえのことが、出来ていたと思う。  
 何故、現在の世の中、人間が信じられなくなってしまったのだろうか、遍路道で
考えを基に戻す必要があるのかも知れない。
                       立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-15 09:42:00 | Weblog
      お遍路さんの肉刺「まめ」に糸を通す

 お遍路さん、一番霊山寺より五日ぐらいで十九番立江寺にたどり着くその頃には、お遍路さん足の裏に「肉刺」をつくって来る。
 これから鶴林寺、太龍寺と山道がある、それを超えなければ土佐の遍路道には行けない、鮒の里で足の「肉刺」と相談しながら、行くか、泊まろか、思案どころ
 
 「肉刺」とはよく言ったもので、足の「肉刺」に糸を刺す。「肉刺」に糸を通して、水抜きをこしらえると、以外とこれが効果がある。お遍路さん鮒の里で足の水抜きをして、また、遍路道を行く。
                     立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-12 10:04:13 | Weblog
   演歌歌手、ジエロさん
 アメリカ人が、日本の心をこんなに感じて歌えるかと思う、世界中で日本人ぐらい優しい感情がある人間はいないと思う。四国遍路道に外国より遍路道を歩きに来るのは、日本の文化のすばらしさ、人としての生き方が、世界の人達が少し感じているのかも知れない、
 今アメリカで大統領選挙の最中です、オバマ氏、クリントン氏が選挙戦を戦っている。日本人の選挙戦とはかなり違うが、民主主義の本場での
結果がどうなるかは、ジエロさんの演歌とは違った結果になるのでしようね

                   立江川の鮒より。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-11 11:44:08 | Weblog
    遍路道に、春が来た
 人間、まさに生物である、春が来れば心が浮いてくるのか身も心も長い冬眠からさめる。やがて外に出たくなる、その一番手の遍路がやってきた。朝から鮒の里の接待処がいっぱいになる、徳島市内を越えてきたお遍路さん、足に豆を作って大変です。お接待も足の話しから始まってお遍路さんの情報の交換場所になってくる。
 これから鶴林寺、太龍寺、一山、二山を登っていく、この坂道を越えれば少し遍路の格好になってくる。やがて身体も慣れてきて遍路道になじんで来るのが不思議である。
             
                    立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-08 10:05:14 | Weblog
    修行の道場...土佐.
 二十三番、薬王寺より、二十四番、最御崎寺までの七十五キロの遍路道、まさに修行の遍路道とはよく言ったものだ。歩けど歩けど太平洋を左に、右には絶壁の山があるだけ、同じ景色が三日間ただ続くだけ、何の達成感もないこの単純な遍路道を、何の迷いもなくただ歩くだけ、四国遍路道の本当の意味が少しわかって来る道のりかも知れない。
 様々な、くだらない想いを、頭陀行の如く、ただ捨て去るだけの苦しく、遠い道のりである。?.....

         櫻花、花は咲けども、香りなし、..
                           立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-07 17:50:31 | Weblog
   発心の道場、徳島歩き遍路道
 お遍路さん、霊山寺より歩き始めて切幡寺までは、遠足気分です。これくらいなら遍路道も何とか歩けるかなと思うらしい。ところが遍路道そんなに甘くない、藤井寺、焼山寺、大日寺までで、ほとんどのお遍路さん足にまめを作って、行こうか、やめようか、思案のしどころ、我慢と辛抱を重ねて徳島市内にさしかかる。
 修行のつもりで来た四国遍路道、徳島市内に来ると、もう我慢の糸が切れる。まさに、煩悩が頭を持ち上げてくる。まずここで一回目のあきらめ遍路が帰る。
 さらに我慢に我慢を重ねてたどり着くのが、鮒の里のある、十九番立江寺です
ここまで来たら、少し遍路らしくなってるかな、いや、まだまだ遍路にはなっていないような気がする。  まだまだこれから.....
                         立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-03-06 08:58:59 | Weblog
     桜のたよりが聞こえる頃
 
 梅の花がすみ、ももの節句がくるとやがて桜の便りが聞こえてくる。この頃になると、四国遍路道にお遍路さんの鈴の音がする、毎年同じ光景を見ていることだが人それぞれの想い持って、遍路道を歩きに来ているのだと思うと、立江川の鮒としても複雑な気持ちになる。
 しかし、大きなものの考えであれば、何百年も続くこの四国遍路道が、毎年変わることなくお遍路さんが来るということは、日本国が平和であるという、あかしでもあると思う。これからも、永遠にお遍路さんの鈴の音が聞こえてくる、平和な世の中にしなければならない。         
                         立江川の鮒より              
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする