遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

魚眼で見る遍路...鮒の里より

2010-05-12 09:01:59 | Weblog
   外面似菩薩、内心如夜叉、

 女性を形容するときに使う言い回しで、見かけは菩薩のように穏やかで優しげだが、心の中は夜叉のように恐ろしいという。女性一般の性質を表すとも、このような性格の女性を指すともいわれる。夜叉はサンスクリット語のヤクシャを音訳したもの。薬叉と書く場合もある。人間に害を及ぼす鬼の名前である。
 これもまた、女性蔑視かと思われがちな言葉だが、もともとは、修行僧に向けて言われたことわざだったという。仏の道を求めて修行中の男性にとって、女性の色香に迷うことはもってのほか。妨げになるもの、つまり女性を遠ざけようとする戒めの言葉です。

 ところが、近頃の女性は外面似夜叉、男性が内心如菩薩のような気がする。例えば、善根宿で休むとき、女性が寝袋で堂々と寝ている。男性は何か遠慮がちに角の方で小さくなっている。満員電車の男性の心境みたいだ、草食男子が多くなって、女性の方が肉食になってるような気がする遍路道でもある。
コメント (1)
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