monologue
夜明けに向けて
 



腓骨骨折治療時の東川口病院時代、それまでなかったリハビリ科ができていて川上政孝理学療法士が主任だった。かれは感性が独特でアートに深い関心を持っていた。わたしのホムページの「祭りの夜」をネットで聴いてびっくりして「ピカソみたいな歌だ」と評していた。わたしはそれがいい意味なのかどうか判断に迷ったがかれはリハビリスタッフたちにメールして祭りの夜」のURLを送ったという。それで一時ネット上で「祭りの夜」がブームになったことがあった。退院時のフェアウエルライブでもかれとリハビリリーダー森岡聡司作業療法士が骨を折ってくれて実現したのだった。それまで患者さんが退院する時なにかパフォーマンスすることなんかなかったと看護師たちは口々にわたしに伝えた。それはそうだろうと思ったがわたしは
きみよ。、しあわせにという歌を今パソコンで作ってるから今度歌います、といってパソコンのヘッドフォンで聴かせた。するとその看護師が胸が詰まって泣き出した。それでこの歌は退院ライブにふさわしいと確信した。すると骨折治療担当の整形外科、小川政明医師がライブの噂を聞きつけてやってきた。パフォーマンスで歌う曲はできましたが国際的に英語にもしてみましょうかと訊ねると喜んで賛成してくれたので日英両語で用意したのだった。そんなことをしてなんの役に立つのかと思われるがただ人を楽しませ喜ばせる。
fumio


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