monologue
夜明けに向けて
 



9月24日に池田信整形外科部長がリハビリテーション科のスタッフを連れてきてパワーアシストハンドをテストした。「パワーアシストハンド」とは脳卒中などの後遺症で拘縮して動きにくい手に装具を付けて圧縮空気によって手の開閉を行うリハビリ機器。わたしは拘縮している右手にボクサーのグローブのような指なし手袋のような装具をはめてその動きをみんなに見せた。
そして10月6日9時55分から大塚真代OTとパワーアシストハンドを実際に初めて使った。レンタルで使用するという。使用前後に関節の角度を測り写真を撮った。その後ミラーセラピとパワーアシストハンドを組み合わせたセラピを始め、毎日朝食後と夕食後大塚OTと山田眞莉OTが交代でついてくれて10月9日にパワーアシストハンドを業者が回収に来るまで使用した。その結果かなり拘縮が改善して右手が開くようになったのである。これからは様々なリハビリ機器が開発されて巨大産業になってゆく予感を与えるようなプロジェクトだった。
fumio

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