8月26日(土) ヨセミテ公園からサンフランシスコへ
今回のアメリカツアーはタイトなスケジュールだったが、ヨセミテ渓谷で過ごした三日間は自分のペースで十分リラックスできて楽しい日々だった。今日はそのヨセミテを離れ、サンフランシスコへ戻る日だ。
ヨセミテ渓谷の朝
ハーフドームヴィレッジのフロントへテント小屋の鍵を返却し、午前中はヨセミテ渓谷内を車で観光する。一番見たかったヨセミテビジターセンターは駐車場が満杯で入れず、近くのスーパーの駐車場へ車を停めて見物に訪れた。
ハーフドームヴィレッジのショッピングエリア
ノースドームを望む馬の厩舎
ビジターセンターへ向かう道
ビジターセンターは真上にヨセミテ滝が望める絶好のビューポイントに建っている。入場は無料でヨセミテに関するいろんな資料や品々が展示されて見所が多い。その中にはヨセミテ渓谷を好んで描いた日本人画家のチウラ・オバタさん(小圃千浦/1885-1975 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授)も紹介されていた。遠い昔に異国で名を成す凄い日本人が居たのかと思いを新たにする。
ヨセミテビジターセンター入口
ビジターセンター館内
小圃千浦氏の紹介コーナー
ビジターセンターに程近いレストランで軽いランチを済まし、ヨセミテ渓谷を離れた。乾燥した広大な山野を縫うように貫く120号道路を、西へ西へと車を走らせる。
ビジターセンター横のギャラリー
ヨセミテ郵便局
ランチを食べたレストラン
単調な田舎道はリラックスして運転できたが、サンフランシスコが近づき街の賑わいが増してくるとルートは右折左折を繰返すようになり気が抜けない。
道を間違えたオークデールの町
それでも I さんがカーナビを駆使して正確なルート選択してくれたので、それ程の誤りも無く約340キロの道を走り抜け夕刻には19日にも泊った「モーテル6サニーヴェイル」に到着した。
サンフランシスコ近くのハイウエー(週末なので郊外へ向かう反対車線は大渋滞)
今宵はこのモーテルに泊り、明日サンフランシスコ空港から帰国する。最後の夜なので美味いものを食べようと、I さんの運転で15分程車を走らせマウンテンビュー駅周辺の賑やかな街へ繰り出した。ステーキを食べたいという I 夫妻と別れ、我々二人は美味そうなお店は無いかと見知らぬ繁華街を散策し、「波浪」という看板のある洒落た和食店を見つけた。
夜のマウントビュー繁華街
躊躇無くお店に入ると客席は混んでおり、少し待たされたがカウンターの席に座る事ができた。このお店は従業員も板前さんも日本人で日本語が通ずるからリラックスできた。料理も純和風でとても美味しく、アメリカ最後のディナーは十分満足の席だった。
8月27日(日)サンフランシスコから帰国の日
今日はサンフランシスコ空港へ戻りレンタカーを返すだけなので、朝食後ゆっくりモーテルを出発した。「空港まで最後の運転したいだろ?」と I さんが言ったので、もう二度とアメリカで運転する事も無かろうと思い喜んでハンドルを握る。
サンフランシスコへ向かう101号ハイウェーをぶっ飛ばし、30分程で空港近くのヒルトンホテルに着いた。ここから I さんが運転し、空港に隣接するレンタカー会社の巨大ビルに向かい無事レンタカーを返却した。
レンタカー会社の巨大ビル内(ハーツは1Fにある)
レンタカー会社から空港内のシャトル電車で空港ターミナルビルへ
入国審査の時は緊張したが、空港での出国審査はアッケなく通過し予定通り11:45発のユナイテッド航空837便に乗る事ができた。旅行前 I さんから貰った旅行計画書は予備日の無い連日の強行軍でこの通り行動できるのか不安だったが、天気にも恵まれてほぼ予定通りの旅行ができた。
出国審査の光景
サンフランシスコ空港
満足に英語が喋れないので個人旅行は大変だったけど、いろんな事がてんこ盛りに体験出来て一生忘れ得ぬだろう醍醐味のある旅行だった。この旅を誘ってくれた I 夫妻には「大変お世話になりました。そしてありがとうございました。」と感謝の言葉で旅の終わりを締めくくりたい。