80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

いくめん

2014-04-21 20:04:21 | 最近のできごと
”いけめん”ならぬ”いくめん”と言う言葉が使われだしてから、

もうどのくらいたつのであろうか?

近頃、町を歩いているときに、若いお父さんが、子供さんの手を引いて

歩いておられる姿を見かけることが多くなったような気がするのである。

父親が育児に携わることは悪いことではないし、むしろ推奨すべきことでは

あるとは思うのだが、時には、生活にお疲れのようなパパさんもおられて

何となく心配になってしまうこともある。

一二年前の話だが、仲町台の地区センターに卓球をしにいった時に、12時

から始まるので、その前にちょっと腹ごしらえをしようかと、とある中華の

お店に入った。 まだ11時半ごろであったので、お客はまばらで、わたし

は卓球の靴などの荷物があるので、壁際にずっと長くソファーのように

なっているところに陣取った。程なく、どやどやとお客が入り始めて、

急に店はお客でいっぱいになり、店員さんが、わたしに、

”お会い席お願いします”と言われたので、"はい。どうぞ”と言うと、まだ

20代の前半かと思われる若いパパさんが、4、5歳の女のこと、一歳半に

なったかと思うぐらいの男のお子さんをつれて、なんかおづおづと言った

感じで向かい側に坐られたのである。小さい男の子は乳母車に乗せたままで

女の子の隣にとめ、ラーメンとチャーハンセットを一人前、ご注文。

なかなかこなかったので、子どもさんたちがお腹をすかせているようで、

騒ぎ出した。パパさんは小皿に少しばかり、お酢を注ぎ、子供達がそれを

夢中で舐めだしたのである。わたしはびっくりした。まだ幼い子供らが、

お酢だけを舐めるなんて、普通じゃない気がしたからである。女将さんが

やってきて、もうきますからといいながら、いやな顔をした。

わたしは急いで、かに玉そばを、飲み込むようにして、店を出た。

せっかくの好物のおそばの味が楽しめなかったが、優しそうだけれど、

痩せて何となく薄汚いようなそのパパさんと子供達がどんな生活をして

いるのだろうかと気になって、しかたがなかったのである。 もしかしたら

ママさんはいないのではないだろうか、それとも共働きなのだろうか?

もう大分月日がたっているにもかかわらず、わたしの脳裏に、こびり

離れないのである。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たゆう母)
2014-04-22 00:20:40
中華料理店での出来事、びっくりしました。
何か事情がある親子だったのかもしれませんね。

ただ、この頃はお母様でも、いろいろな方がいらっしゃいます。
若い方は大変と思いますが、頑張ってほしいです。
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ありがとう (80ばあちゃんの戯言)
2014-04-22 07:06:07
たゆう母さん
こめんとありがとうございます。本当におっしゃるとおりですよね。
頑張って欲しいものです。
返信する

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