80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

黄砂から身を守る(4)

2013-05-15 18:54:57 | 環境問題
NHKテレビ ”あさいち”からの抜粋

空気清浄機の置き方によって効果が違うそうで、

福島県郡山市の暮らしの科学研究所では健康で

快適な室内環境を作るために、メーカーと協力

してさまざまな実証試験を行っています。

東北文化学園大学大学院教授 野崎淳夫さんに

空気清浄機を効率よく使う方法を教えていただ

きます。

そのポイントは置き場所で、部屋の何処に置く

かで決まります。

黄砂より小さいPM2.5で調べます。

まづ、PM2.5が窓からどう入るかを見ると、

部屋の下側に溜まる事がわかりました。

その理由は室内と外の空気の温度差です。

この時期、室内の方が温度が高いので、外気は

下に溜まると考えられます。 これをふまえて

実験開始。

使用するのは、前方と両脇の空気吸い込み口から

汚れた空気を吸い込み、上から綺麗な空気を吐き

出すタイプの空気清浄機。部屋の床にPM2、5

を計る装置を置き実験です。

部屋の中央と壁際のどちらが効果的か、まづは

中央の場合、部屋のPM2.5を吸い取るのに

凡そ30秒。早いようですが、野崎さんは

結構時間が掛かったと判断しました。

その理由は中央では、前面の対流が起こるけれ

ども空気清浄機から後ろの空気はあまり空気

清浄機に、引っ張られていなかったという現象が

起こったのではないかと思いますと。

次は壁際に置いた場合、わずか7秒でPM2.5

を吸い取ることができたのです。 室内で大きな

対流を作ることでPM2.5を効果的に吸収し

綺麗な空気が、循環したためだと考えられます。

では、窓の下ではどうなのか試してみました。

すると、空気清浄機の上から出た綺麗な空気が

窓から入るPM2.5と衝突、逆に部屋中に拡散

させてしまいました。ということで、部屋中の

空気を効果的に循環できるのは壁際でした。

汚染物質がどういう流れで来るかを読みながら、

空気清浄機を部屋の中に適切に配置していくと、

日本の空気清浄機であれば確実に吸い取れると

考えられます。

最近後ろから空気を吸い込むタイプの空気清浄機

があるので、実験してみました。すると、中央で

も壁際でもあまり大きな差はなかったのですが、

空気の流れを考えると壁際の方がより効果がある

のではないかと、そのポイントは、空気の大きな

対流と空気の通り道なんです。部屋の間取りに

よって、何処から空気が入るのか、或ははエアコン

によって空気の流れが変わります。解りやすいの

は、窓から入って、ドアの方にどう抜けるか、その

ドアに近い壁際に置くのがいいと思います。

これから気温が上がってくると空気が入ってきた

とき必ずしも床とかでなく夏場は逆になるのですが、

実験はしていないのですが、野崎先生によるとその

場合でも、外の空気は壁際からの方が吸い取りやす

いのではないか、外の空気は上を通って、中も空気

は下から出て行くことになるが、それでも壁際の方

が効果があるのではないかということです。

微粒子は床に溜まるので、お布団を床に強いて寝る

よりもベッドとか、椅子の生活の方がいいかもしれ

ないと。



質問がきています。6ヶ月の子どもを九州で育てて

いますが、濃度が高いときは窓の開閉だけでなく、

換気システムを切った方がいいのでしょうか?

換気は是非していただきたいのですが、黄砂の飛来

と相談しながらやっていくのがいいかと思います。

汚い空気をシャットアウトしても、家の中で魚や

ストーブをつけますと空気が汚れますよね。黄砂の

予想を見て飛ばなさそうなときに換気をしておく事。

 

 (次回はマスクのつけ方)



(つづく)



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