風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

まつかげさんで夜桜お七と会った

2014年03月31日 23時59分52秒 | 風竿日記

日曜日の夜はBSプレミアムで、「軍師官兵衛」を観てから鹿島の旭ヶ丘公園に夜桜見物に出かけた。

かねてから妻に約束していたんである。

我が母校鹿島高校は元の鹿島城跡地にある。その正門は通称赤門と呼ばれ、高校のシンボルというよりかは鹿島の代名詞にもなっている。

武雄温泉楼門みたいなメルクマールなんである。

そして、その鹿島城を取り囲むように旭ヶ丘公園は広々と鹿島城下を見下ろして存在しているのだ。

大手門から車で赤門の前までたどり着けた。

一昔前ならば考えられないこと。

大手門から400メートル位、花のトンネルを登っていくのだが、昔はこの両脇にテキヤのお店がずらりと並んだものだ。

花見シーズンに車で登っていくなんて、とても考えられないほど人が多かった。

公園の中は、そこかしこに花見の宴が繰り広げられていて、鹿島中の人がこの公園に集まっているような賑わいであった。

見世物小屋やサーカスも来たこともあった。

テキヤは的屋と書くのだろうか、

コルクの弾で的を打ち抜くと景品を貰える店や、

金魚すくいは勿論のこと、

ヒヨコ売りや、バナナの叩き売り、

ヘビ使いの薬売り、色んな面白い人が商売をしていた。

あの頃と桜の花はひとつも変わらないのに、花見客はまばら

何故か哀しくなってしまった。

あの頃の賑やかだった「まつかげさん」は、一体どこに行ってしまったのだろう。

どれだけ桜が綺麗だって???

ではお見せいたしましょうか・・・・。

松陰神社の境内の桜はライトアップされていた。

えもいわれぬ美しさであった。

嫁さんもレオンも大満足の豪華な桜の乱舞であった。

まだ肌寒いので、1時間ほど散策して帰途につく。

テキヤさんのテントが夜汽車のように見えた。

この夜汽車に乗れれば、昔の大賑わいしていたあの頃の花見にもどれるだろうか。


ふるさとの蔵を歩く

2014年03月30日 23時59分52秒 | 風竿日記

春の「鹿島酒蔵ツーリズム」が昨日から開催されていた。

このイベントの仕掛け人は、鹿島観光協会の会長にして私の古い友人でさらには、高校の先輩であるからして必ず出かけるようにしている。

折りしも桜満開の浜宿を花粉症の家内と歩く。

鹿島は今日本酒がとても元気

ことに福千代酒造の「鍋島」が超人気の酒で、同社を訪れると沢山の遠来よりの客でごったがえしていた。

このイベントの間、蔵はコンサート会場になったり、ギャラリーに変身したり、ブティックへと早変わりしている。

それがなかなか良い雰囲気を醸し出しているのだ。

そんな中で武雄市出身の江崎ひとみちゃんが頑張っていた。

彼女は大学生の時にタレントとして活躍していたのだが、卒業と同時に蔵元に就職したのであった。

男の仕事、地味な仕事が多い蔵元で、酒の仕込みから勉強しているのは立派。

歌も唄う。昨年の温泉deビートルズ音楽祭にロビーコンサートにも花粉症の家内のピアノ伴奏で出演してくれた。

そんな家内だから江崎ひとみちゃんが可愛くて仕方ないらしい。

真っ先にここにご案内した次第なんである。

 

鍋島山田錦純米大吟醸特別限定酒というのが私の大好きなブランド

高い酒なのでチビリチビリ呑んでいるのだが、これが最高に旨い。

同じく高校の先輩が社長を務める「矢野酒造」の肥前の蔵心という酒も中々のお勧めなんである。

グラスを1000円で購入すると、6つの蔵に入り何杯でもおかわりを呑めるという志向も酒好きにはたまらない仕掛けである。

そんなことで二日間で5万人の人出があったのだそうな。

肥前浜駅近くの田雑漬物店の蔵では、多くのブティックが軒を連ね、音楽イベントをやっていた。

若い外人の男性が日本に来て覚えたという三味線の弾き語りで「酒は泪かため息か」を歌ったのには、ちょっと感動。

秋の酒蔵ツーリズムでは私達のバンドも出たことがあったが、ビートルズもマッチングすること間違いないと思う。

来年は鍋島の蔵開きで是非演奏したいものだ。

この浜宿は小さな小川が至る所に流れている。

多良岳山系の旨い水が、ここの酒の決め手となっているようだが、何れもとても綺麗な清流である。

福千代酒造の横にはこんなステキな生垣もあった。

なんという花なのだろう。とても綺麗だった。

浜駅の前でボランティアの手伝いをやっている友人の、昔は美しかった奥様方に、ご挨拶をして山のように買い物をして鹿島を後にした。

 

朝から武雄に選挙応援に行き、午後からは桜の里鹿島へ。

いい日曜日でありました。


鼻水ダラダラ花粉症女奇譚

2014年03月29日 23時59分08秒 | 風竿日記

どうも今年はスギやヒノキの花粉の量が半端なく多いようである。

それは我が家の生体実験が如実に物語っている。

我が家のヨメさんは極度の花粉症を罹病しているのだ。

なにしろ朝起きてから、眠るまでユウにティッシュペーパーの一箱は消費するくらいに、鼻を噛んでいる。

朝から台所の隅で、チーンと鼻を噛む音で我が家の一日が始まるのだから、押して知るべし。

目は赤く充血し、言葉は蓄膿症みたいに聞き取れないしである。

今日も、ゴミ出しのビニール袋を見てゾッとした。

市が指定しているゴミ袋(大)の殆どが鼻を噛んだティッシュで占められていたんである。

ゴミ回収中など、この可哀想な重症患者を知らない人は

「まあこの尾形さんの家は、毎晩なんて激しいんだろう・・・・。」

なんて思うかも知れないではないか。

ささやかな消費税対策として、まとめ買いした大量のティッシュ箱が、見る見る間に無くなっていく惨状。

そういえば昨年の今頃も苦しんでいたなあと懐かしく思い出される。

まあ本人にしては、懐かしいなどとんでもない話で、花粉の無い沖縄か南の国に移住したい気持ちであろう。

ましてや、こんなことをブログに書いてしまう、スクープ好きの亭主を恨めしく思っているかも知れない。

それではと、「ウイルスブロッカー」なる首から下げる塩素系新兵器を買い与えたのだが、あまり効き目はないらしい。

秘かに怪しい錠剤を買ってきて飲んでる模様だが、それでも我が家の花粉症患者には効き目がないようだ。

そういう日常的な闘病生活をハタで見ていると、さすがに気の毒になるもので、このブログの読者の皆様にひとつおすがりしてみようと思った次第なんである。

まあ、私の周りにも花粉症に悩む人はゴマンといる訳だが、これで花粉症が治ったという話はあまり聞いたことがない。

このまま花粉の飛翔が終るゴールデンウイークまで待つものか、思案しているが、何か有効な対策がないものなのだろうか。

と、このブログを刻んでいる今も、遠くから鼻を噛む音が聞こえてきた。

「もう、鼻が無くなってしまえばいいのにっ・・・・。」

鼻の噛み過ぎで赤鼻のトナカイみたいになったヨメさんは、苦々しい表情でこうのたまうんである。

        

合唱団に入っているご自慢の喉声も、最近は掠れ気味。

何とかしてあげなくては・・・・・。

 

 

 


破れパンツ・ホームレス男奇譚

2014年03月28日 23時59分30秒 | 風竿日記

水曜日は、佐世保南地区のお客様のゴルフコンペ。

信友会であった。

会場はハウステンボスカントリークラブ

ここは今回で二回目、ロッカーが異常に豪華なイメージしか残っていないゴルフ場である。

我が家からは結構遠い・・・1時間半もかかってしまった。

土砂降りの雨の中、前が見えない状態で車を走らせ、やっと着いた頃には雨は小降りとなり、スタートの時間にはすっかり上がってしまった。

実は私は、何を隠そう先天性晴れ男なんである。

雨の後の強風の中、予想通り悪戦苦闘

4メートルもの深さのバンカーからボールを上げられず、ショートホールで9の大叩きを演じてしまった。

まあ、100は叩かなかったものの、何とも情けないゴルフが続く。

うちのコンペはもれなく懇親会が付いて来るので、夜は必然的に佐世保に泊まることになる。

もうこれで何日家を空けたろうか・・・・。

大体、月に最低3回は佐世保泊まり。多いときは6回泊まる月もある。

そんなことから、一泊2940円という格安のビジネスホテルを常宿としている。少しでも経費を圧縮せねばという経済努力なんである。

そして泊まるということは、そのまま夜の営業活動に勤しむことになる。

この日は新しいお客様を徹底マークしてお付き合い。

マークしたお客様の機嫌が良かったのか、何と4次会まで行こうということになった。

お陰で、メインのお取引を、私どもの九州ひぜん信用金庫に移して下さることになりそうなんである。

地銀から引き抜き作戦大成功といったところ。

地銀と雖も恐るるに足らず。人間、一度気脈が通じれば必ず心を許して貰えるようになるものだ。その原則を信じていかに心を通わせるかに腐心するのが私達のささやかな営業活動。

そんなことを実感した有意義な夜であった。

ということで宿に帰り着いたのは、すっかり午前様であった。

シャワーを浴びて着替えを捜すのだが、気がつくと間違ってヨレヨレの捨てる予定のパンツを持ってきていた。

しかも人には云えぬが、破れて穴が開いている。

何とも、しまらない男なんである。

次の日は佐世保でそのまま仕事をして、夜は嬉野温泉へ。

勿論パンツはそのまま・・・・。

私の所属する業務部の旅行で、嬉野温泉とイタリアンフルコースという触れ込みの小旅行。

夜に現地集合して、朝はそのまま仕事にという忙しい旅行なのだ。

ということで・・・・・この日も家には帰れないのだ。

まるでホームレスという有様。

しかも下着は破れている。

心まで淋しい限りであったが、何食わぬ顔で夜の嬉野の街を千鳥足でうろついた。

家に帰ろうと思えば車で20分も走ればいいのであるが、それでは職員旅行にならないのである。

そんな心身ともに悩ましい、春の宵であった。

桜吹雪が舞う中をとほとぼと歩くホームレスおじさん、それが私です。

 

 

 

 

 

 

 

 


ブログ記念日

2014年03月26日 23時57分32秒 | 風竿日記

2009年の3月26日、このささやかな、取るに足らない、くだらん、蚤の餌にもならん、一人の男のブログが始まった、私的には記念すべき日

私のブログ記念日でありました。

というのも、家内から・・・・「ブログ記念日おめでとう

と云われて初めて気付いたのだから、そうたいした記念日でもないのかも知れない。

このGooというプロバイダーのブログは全国で200万人の人々がやっている。

愛好者の数では日本一といわれる規模なのだ。

そしてその中で日々刻々訪問者の数がカウントされている。

例えば、私のブログ記念日の訪問者はこんな数字なんである。

 

日付閲覧数訪問者数ランキング
2014.03.26(水) 1689 PV 486 IP 1471 位  /

2002429ブログ

最近は一日3000人の閲覧者なんてのは少なくなったものの、それでも身に余る訪問者の数

先日、白石支店の移転リニューアルオープンのお祝いの席で、あるお取引先の社長さんから

「毎日楽しみに見てるよ。会社に来てパソコンのスイッチを入れて、一番初めにこのブログを見るのが日課バイ。」

と仰った。その場で感激して、恐縮極まった私。

まったくもって、何か申し訳ないような気持ちになってしまった。

トータル閲覧数(PV) <input type="text" name="accesst/accesst_pv_user" value="1911875" /> PV
トータル訪問者数(IP) <input type="text" name="accesst/accesst_uu_user" value="592275" /> IP

これが5年間、書き続けてきた結果の数値、大まかに云えば約200万の閲覧アクセスがあったということになる。

勿論アクセスを期待して書いてきた訳ではないのですが、端的にこの5年間を表すものとしては、こんなデータがあるということであります。

今更ながら、ご愛読して頂いている皆様には、只々感謝するばかりでございます。

さて、この記念の日には、毎年心を込めて感謝を捧げてきたことがございます。

まずは、このブログを始めるにあたり、その手ほどきと背中を押して下さった洗礼者「北村尚志」さんに感謝をしなくてはバチがあたります。

氏も忙しい中で、趣のあるブログを刻んでおられるお一人。

それからIT的な手ほどきをして下さったINPUTの山下さん、武雄タクシーのタケタクさんにも感謝の念を忘れてはなりません。

そして時折コメントを頂いて励まして下さったカフェ山閑人のママさん。

このブログと云う情報発信の手段を武雄市に広めて下さった樋渡啓祐さん。

時々素敵なコメントををお寄せ下さる画家のムムリクさん。今回の記念日ブログに先生の絵をお借りしております・・・・。

私と同世代で、とても味のあるコメントを頂く「さがのひと」さま。

毎日ブログチェックをして下さる唯一の身内ともいえる従兄の英輔兄貴。

そしてそして、訪れて下さるすべての皆様に感謝しつつ、生ある限りこの外に向かう日記とも云えるブログを続けて行きたいと思わされています。

まだまだ人生の達人にはほど遠いこの未熟な私ではありますが、

日々の日常の変化に気付くことで多少なりとも、人情の機微に通じることが出来るよう、

外に向かっているようで、実は自分のために書いているようなものであります。

そして、5年目となる、ささやかなブログ記念日は、感謝を捧げる日でもありました。

 ご縁ある皆様、本当にありがとうございました。

 


長崎BODYⅡSOULでビートルズライブ

2014年03月25日 23時59分40秒 | 風竿日記

日曜日の23日は、長崎の大切な音楽の友人であるアンクルハリソンさんこと井手さんの主催による・・・・

「Only The Beatles Night」というライブイベントに、出演させて頂きました。

「BodyⅡSoul」という洒落たライブのお店で、立ち見も出る超満員のお客様を前に、長崎初デビューとなる夜でございました。

とてもいい雰囲気の中、ちょっと入れ込み過ぎましたが、わざわざ諫早から信用金庫の仲間も駆けつけてくれました。

松尾さんご夫妻、鳥島さん・・・まことにありがとうございました。

家内と一緒だったので写真と動画は一杯撮れたのがありがたい。

普段は中々自分達の演奏シーンは撮れないんです。

この日は私の仕事でもとてもお世話になっている川崎さんのバンドもご出演なさっていて、素晴らしい演奏をご披露下さいました。

川崎さんはマルチプレイヤー、ビートルズは勿論のこと、サイモンとガーファンクルやイーグルスなど何でもこなすバイプレイヤーとして長崎の音楽シーンではつとに有名なお方。

音楽で繋がる友人というのはとても素晴らしいものです。

ことに歳をとってからの音楽仲間というものは格別

The Applebeatsはこの日9曲を演奏

ちょっとバランスが悪すぎたのは、入れ込み過ぎのなせる業

介護疲れの岡ちゃんも調子がイマイチでありました。

いつも演奏の後はクタクタになるくらいに全力で歌いますが、そうしないとすぐ緩んでしまうのです。

相当気を入れていないと、お客様に聴かせられるような音楽にならんのです。

この日は自慢のコーラスが不調

またちゃんと練習しないと・・・・・。

ライブはその日その日で全然違ってくるから、ナメていたら大恥をかくことになります。

でもそれがまた面白い。

もうちょっとサラリと歌えたら良かったのに・・・・。

次回はそうしよう・・・・と思っていて本番はいつも力が入りすぎます。

この日の動画は私のfacebookにアップしておりますです。

良かったらどうぞご覧下さいまし・・・・。

最後は井手さんのベースで大セッション大会となりました。

いゃー楽しかったのなんの・・・・。

これで井手さんと一緒にバンドをやるという夢も叶いました。

長崎のポールと武雄のジョンが二人で歌いました。

彼とはまさに同じ歳、音楽の趣味も似ています。

またの再会を誓い合って長崎を後にしました。

とても充実した、楽しいライブの幸せな夜でありました。

井手さん、お世話になりました。そして有難うございました。

また是非呼んで下さいまし。喜んで出てまいりますよ。

 

 


PM2.5にむせぶ夜

2014年03月24日 23時59分46秒 | 風竿日記

最近、すっきりとした青空が見れない。

「天気晴朗なれども空気悪し」なんである。

それは云わずと知れた、悪名高いPM2.5の所為であることには間違いがない。

私は歌うたいなので良く判るのだが、ここ数年すっかり喉が弱くなってしまったのもその所為だろうか。

そんな日々の中WHOがショッキングな発表をした。

2012年にPM2.5が誘発したとみられる死者が世界で700万人を超えたというのである。

まさに地球は最悪の状態に陥っている。

しかもこの厄介な公害超微粒子には発がん性があることも判明

膀胱がん、肺がんのリスクが高レベルなのだという。

「ふざけるんじゃねぇー・・・・。」

中国と云う国にはホトホト困ったもんである。

第一、人口が15億とも16億とも云われるくらいに多い。

その国がかっては12%、現在でも年率7%でGDPを増やし続けてきたのだ。

地球が悲鳴をあげるのも、むべなるかななんである。

超微粒子には新たにPM0.5というのも含まれていることが判った。

当の中国では、深刻な社会問題と化していて、対策費に800億円が投じられたとの報道もあるのだが、果たしてそんなことで追いつくのだろうか。

これは中国ハルピンの写真なのだが、とても人間が生息できる町だとは到底思えない。

そしてこの危険物質が西からの偏西風に乗って我が国を侵略している事実

日本政府もはっきりと迷惑宣言をすべきであろう。

元々が自己中心主義者の多い国なのだが、これは公然とした他国の侵害以外の何物でもない。

いやはや、人間の浅はかな叡智などいかに愚かなものであるかを痛感せざるを得ない。

昔、「霧にむせぶ夜」と云う歌があったが、今ではPM2.5にむせぶ夜となってしまった。

確かに、わが国でも一昔前に光化学スモッグに覆われた時代があった。

それも、経済の高度成長の時代であった。

その時代を経たノウハウを中国に対して徹底的に教え込む必要があろうというもの。

それは民間レベルの話ではとても追いつかない。

政府間協議に値する事案であるのだ。

しかし、現在は、政治のレベルでは断絶状態という惨状。

歴史に学ばなくてはいけないのに

それが人類の叡智というものなのに・・・・。

この写真は北京・・・・もう話にならん。

こんな酷い状態で、中国共産党は、まだ成長率7%を維持するというのだから、気が狂っているとしか思えない。

経済成長と引き換えに命を売り渡そうというのか。

一昔前の、すっきりと晴れ渡った青空を

未来の子供達のために取り戻したいものである。

 


若木で女子プロトーナメントが

2014年03月22日 23時59分59秒 | 風竿のゴルフ&ゴルフ

武雄市若木町は静かな農村地域

そこにある若木ゴルフ倶楽部は、かって日本のゴルフ場百選の33位に選ばれた美しいゴルフ場である。

実は、どうでもいいことではあるが、このゴルフ場はかって10年ほどメンバーであったのだが、ハゲタカファンドに掠め取られた挙句に、新しい運営会社は高圧的で何度もムカつく目に遭ったりした。

そこで、法人会員たる都合と、年会費が高いのと、年に3回くらいしかここではプレーしないこともあって、会員権を処分して今は脱退している。

そんなことからこのゴルフ場に対する愛着は薄れていた。

しかし、地元でこんな素晴らしいトーナメントがあるなど、前代未聞の快挙と喜んではいたところ。

まあ、しかし10年ほどメンバーだったので、ここのコースはすべて知り尽くしているつもり。

初めて70台のスコアで回ったのもここであった。

そんな身近なゴルフ場で「Tポイントレディーストーナメント」が21日から

開催されている。

いわずと知れたJPGLAの公式トーナメントなんである。

これは田舎の5万人足らずの町には大変な快挙。

これも武雄市図書館の運営を委ねたカルチャーコンビニエンスクラブの力であろう。

懇意にしている大会社の会長様から、お前が行けとVIP招待券を頂戴したので、ゴルフ好きな妻の父と二人で観戦に行くことにした。

勿論選手の写真はご法度なので、遠めで携帯のカメラで収めたもの。

そこはご勘弁願いたい。

まあ雰囲気だけでも味わって頂ければと思います。

場内はこれが若木かと思うくらいに綺麗に整備されていた。

グリーンは超高速グリーンに

フェアウエイは勿論、バンカーも何もかもが素晴らしい仕上がり。

今の時期だけにラフは深くはなかったが、

高速グリーンにはプロの選手が

「速いのなんのって、パターは全部ビビリました・・・。」

と、ホールアウト語のレストランで話したほど・・・。

私のお目当ては森田理香子プロ、昨年の賞金王

それだけにギャラリーの数も多かった。

横峰さくらちゃんの組もまあまあ多かったけれど、彼女のフアンに対する態度はあまりよろしくない。

真の一流にはなれないだろうと思った。

その点森田理香子はさすがに周りにも気配りが出来ていた。

プロというのは賞金稼ぎでもあろうが、ゴルフの愉しさを教える役割もあるのだから、一流選手というのはギャラリーを楽しませるものだ。

技術では勿論のこと、立ち振る舞いも大切な技量なんである。

始まってすぐに、昨日2位だった森田理香子はトップに躍り出た。

さすが、私と同じ年である岡本綾子の弟子である彼女。明日もこの調子で頑張ってくれと祈っている。

この写真に写っている白テントがVIP観覧席

中はゆったりとしていて、気の利いた飲み物などが自由に飲める。

そこからの景色は特等席そのもの。

池を挟むので18番グリーンの臨場感は薄れるものの、気分は頗るよろしいんである。

こちらは9番のロング、私もその昔、2オンして初めてのイーグルを取ったことがある大好きなホールである。

最終日も抜群の天気で、また観戦に行きたかったのだが、長崎にライブ出張となっているのだ。

この大会、駐車場で苦労があった。

近くに大駐車場がなく、武雄市役所北方支所や山内中央公園グランドまで利用せざるを得ない状況に

ところがそこの場所が判らないという不満が多く聞かれた。

たしかに案内板が圧倒的に不足していた。このトーナメントは武雄の宝物として絶対に離してはならない。

これらの問題も初体験だから、ノウハウ化されていけばいい。

森田理香子の優勝を祈りつつ、まずは武雄で佐賀県初となるプロゴルフトーナメントの大成功に敬意を表したい。

 


職場の仲間

2014年03月21日 23時59分14秒 | 風竿日記

木曜日はこの三月で「ひぜしん」を退職される佐世保のお三方の送別会

いゃー、呑みました。呑みました。

本当は糖尿病が頭をもたげていて、あんまし呑んだらいかんのですが、佐世保の役職員が全員揃っていましたので、ついつい・・・・。

組織ですから定年という縛りがあって、それは辛い別れなのですが、致し方の無いこと。

それでも本部勤務の職員を含めて佐世保地区のスタッフが全員集うというのは、結束力の強さを感じて、頼もしく思えたのでした。

佐世保の宴会は若い職員さんが挨拶がてらに、必ず注ぎに来てくれます。それで始まって1時間ばかりは、ずーっとビール攻め。

これが結構きついんであります。

それでも注ぎに来てくれるのはとても嬉しいので、思わず「えい、ままよ・・・。」とばかりにグラスを空けてしまう単純な私。

二次会までお付き合いして、三次会は〆にラーメンと、実に身体にいいパターンで深夜常宿のパレスホテルでバタンキューでありました。

朝は7時に起きてシャワーを浴び、車をすっ飛ばして帰宅

今度はSTSカップ佐賀県企業対抗ゴルフ大会に「九州ひぜん信用金庫チーム」で出場

昨日佐世保の夜を共有した仲間も4人ゴルフのために佐世保から出て来ました。

この大会は二年連続で準優勝をした縁起のいい大会。

わが信用金庫をアピールするチャンス。

ところが昨夜の深酒は見事にスコアに反映して前半大叩き、団体戦だけにすっかりチームに迷惑を掛けてしまいました。

 

ゴルフといえば、今日から若木ゴルフ倶楽部でTポイントレディーストーナメントが始まりました。

佐賀県で初となる女子プロの公式戦

あるお方からこの観戦チケットを頂戴しましたので、明日は義父と二人で観戦することに・・・・。

クラブハウスまで入れるというペアのVIP招待チケットなんです。

森田理香子を応援しなくては・・・・・。

 

そして23日は長崎市内BODYⅡSOULで、

我がバンド「TheAppleBeats」のライブ

井手雅英さんのコーディネートだから、今から楽しみにしています。

そんな充実の三連休でありますが、体に気をつけながら乗り切らなくてはと思わされています。

我が家の老犬も寄る年波には勝てないようですので・・・・。

 

 


雨の中津城

2014年03月20日 00時40分33秒 | 風竿日記

佐世保地区の万年青会の旅行のお話もいよいよ、最後になりました。

旅の終わりは中津市

NHK大河ドラマ「官兵衛」でスポットライトがあたっている黒田如水が治めた土地である。

その中津城に登城するんである。

残念ながらこの城は復元されたものではあるが、中津川下流河口域から周防灘を臨む場所に建てられた云わば水城である。

1588年(天正16年)黒田孝高(官兵衛)により築城されたというから、今から427年も前に建てられたもの。

この日は生憎の雨であったが、大河ドラマの人気は絶大で、多くの観光客で賑わっていました。

軍師官兵衛さんも、草葉の陰で喜んでいることでありましょう。

官兵衛のことで興味深かったことは、この地はそもそも18万石位の年貢は取り立てられたらしいのだが、検地をやり直して、15万石としたということ。

大名は当時、競って石高を少しでも多くしようとしていた中で、官兵衛は領民の暮らしが少しでも良くなるようにとの配慮から、逆に石高を落としたというのである。

領民の暮らしを主体に考えた官兵衛ならではの優れた采配であろう。

結局、黒田家は中津城主としては僅か13年ほどで、福岡52万石に移封することになり、この城も細川氏、小笠原氏を経て奥平氏が幕末まで治めることとなったのである。

写真の鎧兜は奥平氏のものである。

甲冑というものは所謂、戦闘服なのだが、これがとても美しいものだ。

ジョージ・ルーカスがスターウォーズの帝国軍のミリタリースーツや、悪の権化ダースベーダーのコスチュームデザインを日本の武将の甲冑に影響を受けたと聞いたが。むべなるかなである。

この陣羽織のデザインも素晴らしい

現代でも通用する優れたデザインである。

キリシタン大名であった黒田如水の後の旗印も当時としては、というより今でも通用する素晴らしいデザイン

江戸時代にこんなデザインが日本にもあったのだ。洒落たロゴではないか・・・・。

 

さて、馬鹿は高いところに登りたがるというが、私も雨がそぼ降る中、天守閣まで登った。

中津川は一級河川だけあって大きな河口であった。

天守閣からの眺めは、えも言われぬ絶景、とても素晴らしかった。

 

向こうは周防灘である。

城は復元されたものであるが、掘割は昔のままらしい。

満潮時には水門を通って海水が入ってくるのだという。

地の利を生かした城造りも黒田官兵衛ならではのもの。

さて、中津は一万円札の顔、福沢諭吉の故郷でもある。

さらには、69連勝の名横綱双葉山の故郷でもあった。

稀代の名横綱は、安芸の海に破れ69連勝でストップした時に

「我、未だ木鶏足り得ず」といった言葉はとても有名なのだが、中国の故事を持ち出すなど教養の高さも一流だったのだろう。

人物も深みがあって、これまた一流だったらしい。

その化粧まわしも中津城に展示してあった。

今回の一泊二日の旅で、こんなにブログの誌面を使うなどと思いもしなかった。

世の中はまだまだ知らないことだらけ。

私の好奇心は果てなく続く。

好奇心旺盛は、人間が進化している証拠だと思う。

その意味では、いい旅行であった。