風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

懲りないストマック・クロウ

2011年06月30日 23時09分04秒 | 風竿日記

今夜は県内の政財界のトップと武雄市内で痛飲

会話が弾み、始めから終わりまでずっと笑いっぱなしでした。

その御席で確認させて頂いたことは、今、活性化と復興策とは、これでもか、これでもかと、ただひたすら何かをやり続けることだとの結論。

地道にやり続けていくうちに、ホラも吹き当てるって。

要は、そんな風に打たれても叩かれても懲りずに挑戦し続ける若者が最近少なくなったということで一致。

すぐにリスクコントロールから入ってしまう最近の若者事情は実に情けないと年寄りのひがみもあってか、口泡を飛ばしての議論で盛り上がったのでした。

ところで、最近過労気味でヒィヒィと唸り声をあげている私の胃袋・・・・・。

まるで胃を掴まれているようにチクチク痛むくせに、

呑みだしたら、麻痺状態で杯を重ねる始末。

まったくもって懲りない胃袋なんであります。

      

そぼ降る雨静けき朝に旅立てリ 苦労重ねし老婆は西へ

 

目を閉じて両手合わせただ祈る石仏坂に南無阿弥陀仏

 

松は皆頭を垂れて南無観世音 雨露も詠う南無観世音


朝になれば

2011年06月29日 23時59分59秒 | 風竿日記

どんなに暗い闇の中でも、

やがて朝がくれば太陽が輝いて、

すべては動き始めるものだ。

明けない夜はない。

やまない雨はない。

曇る日もあれば照る日も必ずある。

神様は人が背負いきれない荷物は持たせないもの。

あなたならきっとやれる筈だ。少なくとも私はそう信じている。

そう云って、商売がうまくいかないお取引先を励まし続けてきた。

『あん時のあんたの励まし、心に響いたバイ。』

『よーしもう一回頑張ってみるか・・・・。心底そう思ったとバイ。』

『その気にさせてくれたから、今があるとバイ。』

20年来のお付き合いのあるお客様と、久しぶりに街でばったり出会った。

そんなYさんも後継者が居なくて、商売は半ば廃業状態、今や年金暮らしなんだそうだ。

世の中の変化が激し過ぎて、もはや一年一昔という時代。

どこを見ても景気のいい話は聞かれないご時世。

20年前、「にっちもさっちも」いかなくなったYさんと夜を徹して再生計画を話し合ったことが思い出された。

資金をご融資するのが仕事の私、でもけして恰好つけていう訳ではないが、

いい時ばかりではないのがこの世の常なのである。

絶好調より不調の方が圧倒的に多いものだ。

『明日の手形が落とせんとバイ・・・・・。どうすりゃヨカろうか・・・・。』

そんな修羅場に何度も立ち会ってきた。

融資も一杯一杯の先には、一緒になって悩んで、励ます位しか出来ないものだ。

そんな貴重な経験をさせて頂いてきて、生意気な腕白坊主も、少しは世間様の厳しさ、

辛さ、人間の哀しさと優しさというものが判ってきたのだろうか。

思えば、仕事柄延べ3万人くらいのお方と会ってきたであろうか。

泣き笑いしつつ、色んな人間模様を間近で見させて頂いた。

成功も多くの失敗も見てきた。

すべてお客様から教えられた。

我以外皆師也

そして実はこれが私のかけがえの無い宝物なんである。

雨ふらば雨は嫌だと 晴れたらば眩しすぎると云う神の声

 

好きな人難しいことを云う人嫌いな人難しいことを云う人

 

朝露の一滴の中 真実は結晶のように回る小宇宙

 

 


木の葉の散歩道

2011年06月28日 23時59分59秒 | 風竿日記

雨ばかりなりけり・・・・・。

家の中ばかりでは、心にカビが生えてしまうので

長靴を履いて、傘を差し、愛犬を連れだってお散歩へ出かけることにした。

田舎のことゆえ散歩道のメニューには事欠かないんである。

そして短歌らしきものが生れた。

 

雫のガラス工房生き物みたく振る舞い 朝のトーストは焼けた

 

 

纏わりつ怜音が顔見上げし朝の時間は つかの間の吐息

 

    

 

雫は大好きな葉上それぞれに 自己主張始める朝の儀式よ

 

 

朝の散歩はもっとも気軽な健康管理法だと思います。

その大切なパートナー愛犬レオン君に感謝です。

でも、しかし、もうそろそろ、青空を満喫したいものであります。

明日天気になれ・・・・・。


かの岸へ漕ぎ出そう

2011年06月27日 23時59分59秒 | 風竿日記

今夜も短歌らしきものを紡いでみました。

私の祖母は歌人で、同人誌に秋女という名で、投稿していたほどです。

それは短気で心配性の、涙もろいばあちゃんでした。

叔母もまた忙しい合間をみて、短歌を作っては愉しんでおりました。

今更ながら短歌を志し始めた今、 血というものを思わずにはいれません。

短歌の装いが身に就くまで、一日一首で続けてまいりたいと思っているのですが、どうなりますことやら。

彼の岸へ船を漕ぎだし帆をあげて我は残り火を燃え盛る夜に

天の川に船を滑らし星波の さざめく甍微かに頬笑み満つ

        

牽牛の生業(くらし)たりてなお 川の水辺に溢るる君の水の輪

 

 

そもそも万葉集にも見られる通りに、古典時代には恋の歌を通じて告白していたのですね。

日本人の奥ゆかしさ、そして情熱的な表現を歌に託して詠む、えもいわれぬ言葉の選び方

これぞ日本文化の極致といえるのかも知れません。


雨のMilky Way記念日

2011年06月26日 23時14分19秒 | 風竿日記

 

いよいよ雨ばかりの6月も、終わりの週になってしまいました。

来週には暦が7月に変ります。

7月といえばロマンチストの好きな七夕ですよね。

わし座のアルタイト(牽牛星)と、こと座のヴェガ(織姫星)が

天の川を挟んで一年に一度の逢瀬を愉しむのです。

梅雨空は二人の逢瀬を覆いつつも神秘のベールで優しき雨降らす夜

 

天の川は星座の海によこたわりて渡れぬもどかしさを笑いつつ泳る

 

 

今日はある意味、私にとっての大切な記念日でありました。

それは、実は今日から短歌を始めることにしたのであります。

前から笹井宏之さんにインスパイアされて、やってみようなどと大胆なことを企ててはいたのですが、

きっかけがなく、ちっちゃな冒険日記を戸棚の中に仕舞い込んでいたのでした。

背中を押してくれたAさんに感謝です。

俳句や短歌は極めて短い詩であり、侘び寂びとシンプルさを尊ぶ優れた日本の文化であります。

かってビートルズのジョン・レノンはオノ・ヨーコさんの影響を受けて俳句に挑戦していたのでした。

僕も自由律の俳句は種田山頭火の影響を受けて、駄作ながらも詠んでいた時期もありましたが、短歌はからっきしなんであります。

それでも目の前のちっちゃな事象を、どう感じていかに表現するかという一種の感性の訓練にも通じることと考えて、敢えて挑戦してみたいと思います。

ということで今夜はオヤスミナサイ。


雨に唄えば

2011年06月25日 23時35分59秒 | 風竿日記

さすがに雨ばかり続くと、気持ちまで湿ってくるような、そんな気がしてきますね。

そこで今夜は、雨にまつわる歌のお話でもしてみましょうか・・・・。

そういえば昨年もカウシルズの『雨に消えた初恋』をご紹介したような記憶が・・・。

そしてその前の年は、カスケーズの『悲しき雨音』を

雨にまつわる歌は、不思議な情緒を伴ったものが多いようです。

日本の歌にも

♪ 雨が小粒の真珠なら、恋はピンクのバラの花 ♪

という歌があって、6月の呑み会の二次会でスナックに行けば必ず唄う、カラオケおじさんなんであります。

歌謡曲も、昔の歌はいいものがたくさんありますね。

そしてやっぱり今夜ご紹介したいのは

洋画『明日に向って撃て』の主題歌となった

『雨に濡れても』なんであります。

ロバート・レッドフォードとフェイダ・ナウエイのキャスティングも素晴らしかったのですが、BJ・トーマスが唄った、この主題歌は今でもつい口ずさむことがあります。


いい歌ですよね。

こんな曲をわがWest windsでもやりたいなぁ・・・。

いい雨の歌を聴いていると「雨も亦愉しからずや 」であります。

でも明日の日曜日もまた雨らしいです。あーぁ

 

 


ぶつぶつ交換

2011年06月24日 23時59分59秒 | 風竿日記

IMFは16日に日本の消費税は2012年から2017年までのあいだに15%にあげるべきだとおせっかい

そりゃ年々膨れ上がっていく社会保障予算

地方債まで含めた膨大な借金で財政破綻が危惧される中、与謝野さんばかりでなく、当然議論されるべきことではあります。

しかし負債勘定ばかり見ていると確かにそうですが、資産勘定をちゃんと見なくては、片手落ちの判断をしてしまうことになります。

国有財産、地公体の財産をみれば、確かに流動財産ではないにしろ、相応の資産があるのですね。

だから、行政のシステムを徐々に変えていき、無駄をなくし、スリム化を図っていく努力を怠ってはなりません。

そういう意味では武雄市は日本の先陣を切っていると申し上げたい。

さて、消費税の議論・・・・

今上げたら間違いなく景気はさらなる後退局面に入り、今でさえ厳しいのに、とんでもないことになるのは間違いありません。

それでもIMFのおせっかいよろしく上がる事になったら

私は海のものと山のものとを『物々交換』するシステムを研究してみたいと思います。

太古の昔に行われていた知恵である交換経済

「地域物産ぶつぶつ交換所」、直接交換するとしたら消費税は発生しません。

地域金融機関に身を置くものが、声高にいうことではありませんが、

生活必需品に限ってはそういう制度が復活してもいいのではと思えてなりません。

ぶつぶつ交換の方が、人と人の結びつきが強くなるような・・・そんな気がしてなりません。 

ちょっと前まで、お客様同志の物産紹介展示会を企画しようと動いた時期がありましたが、

その商談会の名称は「海彦・山彦の出会い」でありました。

そんな時代が再びくるやも知れません。

 


水田の風景は正しい日本のしるし

2011年06月23日 22時01分28秒 | 風竿日記

米喰う人々であるわが日本人

陸稲(熱帯ジャポニカ)による稲作は縄文時代からとされ、遅くとも3000年前から日本人は米を食べていたらしい。

現在の水稲(温帯ジャポニカ)はやはり弥生時代からとされ、約2500年も前から、この水田の風景が広がっていたんである。

弥生時代から田植えに親しんでいるのだから、

もはや私達の脳細胞には、前世を含めて、

この景色こそが、気持ちが湧き立ち、最も落ち着き、

心の和む原風景としてプログラミングされているのだ。

さて、3000年といえば武雄に伝わる三本の大楠の樹齢がそうである。

ということは武雄三樹物語の大楠たちは、人々が陸稲を食べていた頃に芽を出したのだろうか・・・・。

原発もエアコンも無かった時代・・・夜は早く眠った時代

武雄市の教育長さんに聞いてみようか?

博学な樋渡市長さんなら知ってるだろうか・・・・?

JAの永尾常務さんないば・・・・?

 

???誰に聞いても尋ねても解らない。

そがん昔のこたぁ知らんばい・・・・。

 

やっぱい、御船山に聞いてみらんばなたぁ・・・・。

 

 

愛すべき水田の風景、川が流れて、豊饒な大地を見護る山があって

これが正しく日本の復興のお手本の原風景ではなかろうか・・・・。


地域社会の連続性

2011年06月22日 23時59分51秒 | 風竿日記

武雄飲食業組合さんの総会に「温泉deビートルズ」の協力要請に出向いた。

来賓の市長を始めとして50名ほどが出席されていたが、皆さん知ってるお方ばかり・・・・・。

地域金融機関に身を置くものとしては、当然といえば当然なんであるが、会場のあちらこちらから、声をかけて頂き、改めて地域社会のつながりの大切さを、しみじみと思わされた。

その中で「つゆ」の滝本おばちゃんが、

『尾形さんの云うとやったら、何でも協力するよ・・・。』

おん歳80にはなろうかという、元気おばあちゃんで、ここの温泉湯豆腐は絶品の極みなんである。

まだ若い安サラリーマンの頃は、同僚と押しかけ、タダみたいなお勘定で、気持ちよく呑ませて貰ったものだ。

「トッポ」というホルモンの珍味を教えられたのもこのお店。

あちらこちらから、にっこり微笑んでいただくにつれ、この武雄という地域社会の連続的なつながりの深さを思う。

一人のお方を味方につければ、10人が味方になる。

一人のお方を敵に回せば、10人の人が敵になる。

なるべく敵は作らない方がいいのは、仕事柄それはそうなのであるが・・・・、

まだ箸にも棒にもかからない町おこしイベントに参加させて頂いて、改めて思うことは・・・・・、

利害関係などという損得勘定のドライな世界ではなく、

本当の人の有難さが身に染むようになったこと。

損か得かで判断をする人にはけして見えない世界があるということなのである。

損得を抜きにした時に、相互扶助の美しい花が咲くのだ。

損をしてでも相手に尽くす人は、代わりに「徳」をいただくんであろう。

その後、ライオンズクラブの例会に顔を出し、そのまま温泉deビートルズ実行委員会へ

今日も都合150人位の人とお会いした有意義な一日でした。

150人を味方につければ・・・・・・。

 やっぱし得を考えてしまう私


風に吹かれて、いい夢みてね

2011年06月21日 23時59分59秒 | 花の日記帳

「風に吹かれて」という秀逸なブログがあり、

実は三年来のファンである。

haru-155さんという女性・・・多分美しいひと

が、ご自分の、これまたプロフェッショナルな写真を中心に据えられた、とても美しいブログなんである。

そのharuさまから、唯一ムリを申し上げて転載を許された写真を今夜はご披露しましょう。

私がアメジストのアジサイと名づけた、まるで宝石のような写真

うーんと唸りながら何度も心に刻みました。

人はここまで美しい写真を、まるで絵画のように描きしるすことができるのだろうかと思わしめた、芸術写真

とくと、とくとご覧下さい。

ねっ、思わずため息がもれますよね。

そのharu-155さまのブログはこちら

・・・・・・・・・・・「風に吹かれて」

写真と言うよりかは、これは間違いなく絵画であります。

 

 

そして、天才画家「ムムリク」さまのことも・・・・。

このお方も凄いアーチストです。多分美しいひと・・・

絵の隅々に、優しいお心がいきわたっています。

ムムリクさんの本「いい夢みてね」を読みましたが、

ありそうで、まったく違う世界、

人間の究極にのぞむべきユートピアが、そこに確かに存在しておりました。

そのムムリクさまから、このブログにコメントを頂戴いたしました。

嬉しかったぁ・・・・・。

ムムリクさんのHPはこちらをクリックして

HPの中にある「ムムリクのアート日記」というブログ

もとても美しく楽しく、おもしろいです。

 

お二人とも、いつかきっとお会いできると想っています。今からその日が訪れることを愉しみにして、おりこうさんにしていようと思います。

 

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