風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

つながっているよ日本、繋がっているよ音楽

2011年04月30日 00時34分25秒 | 風竿日記

表紙のポスターのご案内のとおり・・・・ 

5月1日午後2時から、武雄市役所前の中央公園広場で東北大震災被災者の皆さんへ向けての復興支援コンサートが開催される。

実はこのイベントに「温泉deビートルズ実行委員会」へもお声を掛けて頂いた。

そこでどういう訳か、私達稀代のおじさんバンド「ウエスト・ウィンズ」が出演することになりました。

先日その練習を致しましたが、ビートルズの曲を4曲ほどと、震災でお亡くなりになった方々への「レクイエム」を1曲歌うことにしています。

それはこの曲・・・・・・。


 

柄崎太鼓の皆さんが提案されたこのイベント、まったくの手造りのコンサートなのですが、それを支えてくれるのが、音響のインプットさん。

とても大変な仕事なのですが、今回は採算を度外視して、協力していただくのです。

でも、この仕事の大変さは殆どの人が知りません。

運動会の校内放送のようにただ、拡声器で音を出せばいいという筋合いのものではないのです。

そこには物凄い音楽とメカニックな専門知識と、長年の経験からくるノウハウが要求される職人の技が必要なんであります。

しかし、殆ど彼らの仕事は裏方・・・・・。

陽の当る場所ではありません。

イベントを陰で支えている音響の仕事、彼らが居ないとイベントそのものが成り立ちません。

この5月1日のイベントが彼らの仕事の大切さを、多くの人が知る「よすが」となれば、音楽の仲間としてこんなに嬉しいことはありません。

音響やって20年、イベントが次々に自粛ムードの中、頑張れスタジオ・インプット、頑張れ山光ちゃん・・・・・・。

 


伝えたい、遺したいもの3

2011年04月29日 00時07分00秒 | 風竿の音楽夜話

三日間にわたりご紹介することになったブレッド

最後はこの唄「Baby I'm a want you」

この唄もとても素敵な曲なんでありますよ・・・。

やはり僕は、どこかにアコースティックな楽器が入っているサウンドが好きだったようです。

 

 何度も書いてきましたが、メロディラインの素晴らしいアーチストは中々いるもんじゃありません。

その意味からは、このBREADというバンドはもう少し現代においても高い評価を受けてもいいと、淋しく思わされています。

 アメリカがまだ病んでない頃の、つややかで、のびやかなサウンドで新境地を開いたバンドBREAD

語り継がれていくべき優れたバンドなのでありました。



日記

2011年04月28日 00時40分48秒 | 風竿日記

 

いやはや、忙しい一日でした。

合同商談会の件で武雄市役所へ

その後、お客様から相談を受け

さらにライオンズクラブの例会へ

そして温泉deビートルズの実行委員会

家に帰り着いたのが日付が変った12時半

それで、今ブログに向っています。

疲れたので早くやすまないと、

と思いつつも・・・・。

日記代わりのブログを刻んでいます。

外に向う日記ともいえるこのブログ

ムリして書いているのではなく、義務感もありません。

ただ、意味も無く通り過ぎていくだけの毎日ではなく、

日常のことや、仕事のこと、好きな音楽のこと

などを、ただ書き連ねているだけなのですが、

それだけで、何か意味のあるような無いような

そんな人生の中の一日を、日記のつもりで

書いているに過ぎません。

      

そんな気持ちで、昨夜ご紹介したBREADの唄をお聴きくだれば嬉しいことであります。


 

 そして僕の好きな音楽の10本の指に入る名曲も贈ります。

若い時にこんな曲を聴きながら、

気がつけば、いつの間にかおじさんになってしまっていました。

この曲は完全コピーして歌っていた曲でもありました。


 


風化させたくない音楽

2011年04月27日 00時46分40秒 | 風竿の音楽夜話

ずっと前から考えていたことがある。

それは多少なりとも音楽に関ってきた者として、

青春の片隅に忘れてきた、

素晴らしい、佳い音楽を現代の若い皆さんに教えると言う役目

もう35年も前になるのだろうか?

アメリカに「BREAD」というバンドがいた。

ビートルズも良かったのだが、

このバンド、メロディラインの素晴らしさに、いつも眠る前に聴いたものである。

        

もう誰も知らないバンドとなってしまったが、このグループだけは現代に甦らせたい、私の一押しのバンドなのだ。

ともあれ、どんなサウンドなのか、

まずはYoutubeで聴いて下さい。

 


      

デビッド・ゲイツという人の才能たるや、素晴らしいの一語に尽きると言うものだが、

いつの間にか時代の流れに打ち消され、忘れ去られ、風化しようとしている気がしてならない。

 

こんなに美しいメロディラインを紡ぎだすアーチストは、中々いるものではない。

       

それで、少し音源は悪いのだが、音楽を志すお若い皆さんに聴かせてあげたいと思った次第。

私達のバンドWEST WINDSでも近々レパートリーにするつもりであります。

今夜はそのバンドの練習でした。

音楽はいいよね。本当に生きる喜びです。この歳になって思うのですから間違いはありませぬ。

 

 


頑張れ気仙沼信用金庫

2011年04月25日 23時19分14秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

今夜のNHKクローズアップ現代は秀逸な番組に仕上がっていた。

日銀の白川総裁に金融面から見た、東北復興のキーワードをインタビューする内容の現場検証ということで、「復興の道筋」というテーマ

名キャスター国谷裕子さんの、きちんとした的を外さぬ切り口はいつもながらさすがである。

そこに、気仙沼信用金庫の若手渉外マンが二人登場

瓦礫の山と化した取引先の惨状を実地で見て回り、復興の手助けをと、知恵を搾り出すんである。

主力取引先だというフカヒレの加工会社も、大変な状況に・・・。経営者と一緒に苦悩する二人の渉外マン。

次は製氷会社に追加設備資金5千万を融資して、再生を支援しようということで、上司に申し出る場面が・・・・。

「キャッシュフローが問題だが、将来はけして楽観できるシナリオではない・・・。」

具申された上司の方も渋い表情。

すでにその製氷会社には数億円の設備資金の融資があり、震災以後営業が出来ずに、貸出金は延滞しているのだという。

しかし、追加融資をしないとその企業はすべてを失いかねないんである。

復興のシナリオをどう描くのか・・・・。

そこから将来キャッシュフローをどう導き出すのか・・・・。

     

基幹産業である水産業とその関連業者が、震災で瀕死の状態なのだが、

それは、この地域でしか生きられない信用金庫にとっても、顧客の疲弊はそのまま信用金庫の疲弊へと直結する。

かくいう私も、対岸の火事と思えぬ、けして他人事ではないのだ。

今度の手形決済資金が無い・・・・。途方に暮れる経営者を前にして、何度も共に眠れぬ夜を過ごして来た私。

胃も数回潰瘍の憂き目に遭って来た。

結局、高橋君の思いは上司に届いて、無担保の復興支援融資が決定したというのだが、金融と言う観点からはメデタシ、メデタシとはいかない。

浪花節ではすまされない深い世界が横たわっているからだ。

リスクを承知で支援に動けば、それはそのまま引当金として金融機関を監視する一つの材料である大切な自己資本を痛めることになるからなのだ。

だから昔みたいに冒険は出来ないのが今の金融監督方式。

 

その意味から土砂降りの雨の中、傘を貸そうという気仙沼信用金庫は実に素晴らしい地域金融機関なんである。

信用金庫という独自の金融文化は相互扶助という美しい花を各地に咲かせてきたが、

我が国で真に地域と同化している唯一の金融機関でもある。

気仙沼信用金庫頑張れ、

日本の信用金庫頑張れ。

そう叫びたい今夜のクローズアップ現代であった。

そして信金マンで良かったとしみじみ思わされている。

 

 

 


ささやかなノルウェイの森へ

2011年04月23日 10時32分49秒 | 風竿日記

 

猫の額ほどの我が家の「ノルウェイの森」

今年も花ミズキが咲きました。

忙しさにかまけて、たいして手入れもしない

グータラなご主人を横目に

花ミズキはちゃんと自力で咲いてくれました。

台風で二回もなぎ倒され

慌てて起き上がらせて

根っ子を養生させて

生き残ってくれただけに、

毎年、花の時期がくると

「ああ・・・今年もちゃんと・・・・。」

と感慨に耽ります。

そして、今年の連休の楽しみは・・・・

暖地さくらんぼの収獲

思いのほか実がついてくれています。

ほったらかしの花壇には、

紫のフリージャが顔を覗かせていて

これもささやかな私の歓びなんであります。

ついでに愛犬レオンも喜んでくれています。

福島や東北の皆さんのことを想うと、

何か申し訳の無い気がする

我が家のささやかな春の訪れ

空を押し上げて・・・・

あの唄が聴こえてきそうな

ハナミズキの開花でありました。


2011年04月21日 23時44分50秒 | 風竿日記

 

切れ掛かった糸

ほつれかかった糸

糸はご縁に例えられる

木綿の糸

シルクの糸

カシミアの糸

そして意外に切れやすい 心の糸

 

私は一体、何の糸で編みこまれているのだろうか

今や

父も母もなく

訊ねることは叶わぬが、

できることならば

しっかりとした

紡績糸であってほしいものだ

最近 還暦を迎えむとして よくそう思うようになった

それは命の糸

 

長くお世話になっている 

お客様とのご縁の糸

一本の糸を大切に 紡いできた

糸電話で 話し続けながら

 

一本の糸を編みあげて210

それで大きなロープを 編みあげねばならない

九州ひぜん信用金庫という 

暖かい清潔な服を 縫う 

仕事の糸

 

 

 


人造りは土から  VOL2

2011年04月20日 23時59分59秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

引き続き、「ひぜしん」の渉外担当者宿泊研修のお話

講師や主催者の強力な植え付け型、お仕着せ型でテクニカルスキルな研修とは違い、

私達の研修は徹底的に自分で考えさせるということに拘っている。

つまりは自分で目覚めて、気づかさせると、そのパワーはエンドレスで持続していくものだが、

指示型で押しつけ型の研修は、その時はいいんだが、一週間もすれば記憶は薄れ始め

一か月も経てば、すっかり記憶回路の中から消え失せてしまうからに他ならないからだ。

だからテーマだけは方便として与えるのだが、究極の研修目的は

「自分でいかに想い考え、描くか」

ということに徹底的に拘っているんである。

人造りは土壌からという考え方。

 どんなに良い環境の水飲み場に牛を連れて行っても、喉が渇いていない牛は水は呑まないものだ。

即効性の研修はノウハウの詰め込みと、徹底で鍛え上げるのだが、

それは講師の質にも依るが、大概は自己満足で終わってしまうもののようだ。

自分で気づかせるということは、極めて根気のいる、まどろっかしい作業のようではあるが、

結局は、人造りの観点から云えば、回り道のようで近道なんである。

だから役員を始めとして多くのベテラン職員がオブザーバーとして参加するのだが、

問いかけられた以外、一切傍観するのみ・・・・。

例えばこの男、入庫して2年目のフレッシュ・マン、若干24歳のダイちゃん。

立派に課題をグループ討議して、当金庫独自の「問題ツリ―」にまとめ上げ、

自説を交えてキチンと、しかも堂々とみんなの前で説明してくれた。

今年は融資推進にまつわる課題を、分科会に分けて徹底討論

議論は夜の7時から始まり、深夜にまで及ぶ。

大人のこと故、「夜の10時からは寮長は部屋の中のことは、一切干渉しない」ということもあり、

熱心な議論を重ねる各部屋は、ガソリンを補給することにより

次第に本音の議論が展開されて、白熱していくことになるのだ。

その時に役員は各部屋を必ず回わることにしている。

役員も一緒にガソリンを注入されることから、

日ごろの彼らの思うことや不満を、直接拝聴する羽目になるのだ。

結構厳しい注文もあったりで、一瞬たじろぐ場面もしばしば。

最前線で頑張っている彼らのガス抜きにもこの研修は役立っているという算段。

ひぜしん問題ツリ―の仕組みは・・・・、

根っこが、企業理念・戦略の対象やコンセプトといったベースとなりうる事柄

幹は、戦略の根幹となる事柄

枝は、カテゴリー仕訳毎の戦術・方法

葉っぱは、種々の問題点や改善具体策ということに定義している。

これが案外判りづらいらしく、始め受講生は決まって悪戦苦闘することになる。

問題解決の思考プロセスとしては、平易で有効な当金庫オリジナルなやり方

ということで、私が彼らの信用金庫を想う熱意から解放されたのは、午前4時半

普段から、問題の多い組織こそ発展する組織であると云っている手前、

ガソリンの力を借りて、気持ちを集中させて彼らの話を、

できるだけそのまま拝聴することにしているのだが、注文の多さは正直辛いものもある。

そして今年は確実に、昨年よりは疲れた。

自分の体力の限界が、はっきり自覚出来るようになってきたのだ。

この問題ツリ―、

問題意識が高ければ高いほど、葉っぱが青々と繁るという仕組みになっているのだが、

今年もご覧の通り、立派な木が6本・・・・・。

始めた頃は寂しかった木も、7年目ともなると葉っぱが青々と茂るようになってきた。

毎年のことではあるが、実に感無量でありました。

講評のあと、全員でひぜしんのテーマソング『プロペラ』を合唱した。

♪ 回れ回れプロペラ・・・・ FMコマーシャルで流れているあのイメージソングである。

 

街に笑顔の花を咲かせながら、

「ひぜしん」という手造りの、アナログな紙飛行機のプロペラは回り続けるのだ。

最後は役員と参加者の一人ひとりが固い握手をして、

一昼夜という不眠不休の熱い研修は終わった。

今年何人の若い人が目覚めてくれただろうか。

実に愉しみなんである。

 


人づくりは土から

2011年04月19日 23時59分59秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

今年で7年目になる独自の「ひぜしん研修プログラム」

他所様に自慢できるような、そんなたいしたレベルのものではないのだが、

一点だけこれは・・・・というものがある。

それは受講者のセルフモチベーションを引き出して、

たとえ一人でも、早く「目を覚まして貰う」という

仕組みづくりを随所に施していることであろうか。

一応型通りに、今年のテーマに沿った経営陣の基調講演からスタートするのだが、

その後、外部講師にも外の空気を吹き込んで頂き、

併せて、この研修のモニタリングの役割も担っていただくんである。

今年はアフラック金融法人部の九州沖縄支社長寺地勝男さまにご登壇いただいた。

金融機関にお勤めのご経験もあられて、普段は聞けない貴重なご体験の話も拝聴することが出来た。

何より、ひぜしんが取り組んでいる保険窓販において、どうしてアフラックとパートナーシップを交わしているかということを、今回明確にしたことは、とても意義のあることであった。

それは、手数料収入の強化という目先の問題も当然あるのだが、何よりお客様と長期に亘ってのお取引ができる長期戦略商品であるということなのである。

これは私たちが希求してやまない「一生涯のお付き合い」という命題に沿ったものであり、

「保険商品を通じてさらに一歩お客様のよりよい暮らしのお手伝いが出来る」ということに結びついていくのである。

そんな外部講師役の寺地支社長は外交辞令抜きに・・・、と前置きされて

「こんなに職員のことを慮って、それぞれの能力を引き出そうと徹底して役員が職員と夜を徹して語り合う研修はどこの企業にもありません。受講生の皆さんはとても幸せです。」

と最後の講評の中で心の篭ったお話をして頂いた。

コーディネーター役の私としては、7年目にしてやっと、この研修の意味を理解してくれる外部のお方にめぐり合った思いでありました。

さて、肝心の研修の内容については企業秘密なんでありますが、少しばかり後ほどお話させていただきましょうね。


Imagine

2011年04月18日 23時59分59秒 | 風竿日記

 

害なんてなかったと 想像したい

地震なんてただの夢で

夢からさめると みんな普通に明るく笑って暮らしている

春の柔らかい風が吹き

村には花々が咲き揃っている

 

夕方になると 優しい春の光に 

薄く水を張った たんぼが

ピンク色に頬を染める

そんな日常の風景に 接していると

大震災なんて何もなかったのだと 

想像してみたくなるというものだ

神様は 時々悪魔と手を組んで 

実に残酷なことをなさるものだが

 

そんなことなどまったく意に介さず

自然は ただ決まったように 季節を巡らせ

そのお知らせに 花を咲かすのだろうか