風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

樋渡市長監修新武雄百景!「つつじの新名所はここだ」

2009年04月30日 22時01分32秒 | 花の日記帳

大型連休突入だそうですが、地方の零細信用金庫は、勿論お仕事です。

お客様の所にでかけるチャンスがあり、鞄の中にこっそりデジカメを

しのばせているのが、ブロガーらしくなってきた私めであります。

運転しながらブログネタを探すのも事件記者のヤマさんみたい・・・。NHKの昔の?ふるーいネ

 若い読者の皆さんごめんね。何のことか判らないよね。

古きを訪ね、新きを創り出す温故創新です。

あの怪物平野重徳先生の造語です。いい言葉でしょう。

凄いじいちゃん平野重徳先生

以上意味不明、文脈の欠落、判る人だけ、「判ってください因幡晃 でした・・・・・。

武雄市橘町大日は長泉寺参道横、長崎自動車道の高速道路下、は現在つつじが花弁を競い合うかのごとく咲き誇っています。

本当に綺麗。そこで僕の下手な写真をご覧いただきましょうか。

平戸つつじが春を謳歌して、まるで「歓びのうた」を合唱してるみたい。

・・・・・・実はこんなところに咲いているんです

   一体誰が何のために植えたんだろう・・・・・ここは道路公団の敷地ですからね。でも植えた人は急斜面を苦労したんだろうね。優しい心根の人だと勝手に想像しました。 

しつこいけれど本当にきれいなんですから・・・。

そして長泉寺の参道には男らしく、凛とした菖蒲の花が・・・・

実に日本男子って感じの清楚な花だと思いませんか

もう少し近くから、一歩前がいい写真の決め手とか

茎と葉っぱの緑がシャンとしていて、実にいいですよね。若武者のような品格がある。

近くには、清楚な貴婦人のような白薔薇も咲いていました。 近寄りがたい気高さ

おそるおそる、貴婦人のお顔の中を失礼・・・・・ 見てはいけないものを・・・・・

ヒェーッ白無垢の花嫁みたい・・・・。真実であり極致であり神である。一体誰がこのような美しい自然美を作り出したのでしょう

やはり神が存在せぬと問題が解けませんよね・・・。 この世はミステリー 

貴方や私が生きていることすら・・・。


昭和の日と、嗚呼!若木ゴルフクラブ

2009年04月29日 23時13分13秒 | 風竿のゴルフ&ゴルフ

我が家の庭のさくらんぼうも色づき始めた中、薫風の風に誘われて  今日こそ70台で・・・・・・

遠来のお客様とゴルフの一日

M屋のH常務さんは大野城市で1,2を争う(本人様の話です。)目茶苦茶の飛ばし屋さん、前半はまずまずだったけど・・・・後半ちゃんと『お迎え』がいらっしゃいまして・・・・

8番ショートホールちなみに私目はここでバーディだったんですよ。

ここで問題のわが田舎信金BOSSの登場 ジャーン

後姿がせつないのは、このホール見事な球筋のOB口癖の「あれまぁ・・・・」が

信金のOBではありませんから念のため

パターの名手もお腹が少し邪魔しているのか・・・・・・ギョーザの食べすぎでは

とりあえず明日59回目の誕生日おめでとうさん 

今日は連休突入の日、有田方面は大渋滞だったとか・・・

僕らのパーティも大渋滞私はといえば、最近の絶不調を今日も手堅くキープ

アウト44、イン53の97でホールアウトした私、どうしようもない状態なんである。

しかし朝の来ない夜は無いのだ。そのうちなんとかなるだろう。とプラス思考で開き直る風竿ちゃんだったのでした。あーぁ 


見えてきたもの

2009年04月28日 23時15分27秒 | 花の日記帳

いつのまにか私の五感はすっかり退化していて

ものに動じなくなったのはいいが、

みだりに感動もしなくなっていた

それは経験則による或る種の達観めいた葡萄の房

イメージの枯渇

魂の金属疲労

であったやも知れぬ

         

ところがこの幼い頃の夏休みの

絵日記ともいえるブログに誘われて

少しづつではあるが、忘れていた大切な何かが

ふたたび見え始めてきたように・・・

それは確証がないだけ一種の錯覚かもしれない

しかし、それまで、たかが道端のタンポポであったものが、されど道端のタンポポの部分が、

大きく見え始めたんである

ああ、それにしても花は、海は、風はなんて美しいのだろう

どうして、このありていの初老の男の胸を絞めつけるのだろう

 

ブログを一念発起して始めて一ヶ月

仕事に疲れきった、朴訥な田舎者の私の中で

何かが見え始めている

本当は見えていたかもしれないが、気付かなかっただけかも知れぬ何かが

見え始めているのだ

 

ブログ1ヶ月の日に・・・・・・・感謝の気持ちを込めて        風竿

 

 

 


ゴールデン・ウイークには何を!熱烈リンクしまくり特集号

2009年04月27日 16時36分01秒 | 風竿日記

日付

29(水) 30(木) 1(金) 2(土) 3(日) 4(月)
天気 晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
晴れ 時々 くもり
くもり
くもり
くもり 時々 晴れ
くもり 時々 晴れ
気温(℃)
最高/最低
22 / 10 26 / 11 26 / 12 26 / 12 23 / 14 25 / 13
降水確率(%) 20 10 10 20 40 30

 

いよいよゴールデンウイークに突入しましたねさてあなたはどこで、何を、なさるんでしょうか

 週間天気もまずまずの様子です。リュックを担いで有田陶器市も楽しそう。国道35号線ではなく山内町宮野経由だと車でスイスイです・・・・。

 こだわりの陶器安い

そこでは期間中今年のスペシャルイベント「ものづくり人展」もあっております。山閑人ママの子供さんも出展

有田も良いけど古唐津系の流れをくむ武雄の陶芸家も凄いよ 土と炎の芸術家なんだから・・・

武雄温泉まちなか陶芸祭にもおでかけあれ

そして「佐賀のがばいばあちゃんⅡ」武雄ロケ開始 あの泉ピン子が演じる超プラス思考ばあちゃんが再度大熱演今回は小学3年のエピソードに焦点をあてたストーリーらしい。

早くも市民は歓迎ムードに・・・・

2周年を迎えた武雄温泉楼門朝市も要チェック

武雄市の朝市ブログはこちらです今度は3日の日曜日ばい何か構成がタケタクさん風?

武雄っていつもなんやかんやあっているねぇ。うん元気あって

 

皆さん連休は遠出も疲れるばかり、のーんびり致しましょうよ。   お買い物は地元でですよ・・・・。

私はといえば、ブログ新聞の記者としてネタ探しに地元をうろつくことになりそうです。

なんか納まりの悪い構成となってしまいました。後で修正しますから・・・このブログは実況中継みたく刻々と変化しますばい。                

謹んで楽しい連休となられますようにお祈りします。・・・店主敬白


スズランが咲いていたよ・・・・季節花三題

2009年04月26日 14時05分10秒 | 花の日記帳

今年も小庭の紫蘭が綺麗に咲いたので、根元の雑草を取っていたら、なんと根元に可愛い可憐な花が・・・・・・。 

何年か前にそっと植えていたスズランが、うつむき加減で恥ずかしそうに咲いていました。

すっかり彼女のことは忘れていたのです。忙しさにかまけてではないんですが、そんなにも心に余裕がなかったのでしょうね。

スケジュール表が真っ黒になるくらい、色んな会合が次から次へと押し寄せてきて、いつのまにかそれに慣らされてしまい、余程の企業戦士気取りでいたんではないか・・・・。

手帳の汚れが心の支えになってしまっていたんではないか・・・。

この小さなスズランが私に大きなことを教えてくれたように思います。

           

そして昨日もご披露した、銀座のクラブママ紫陽花さんが今日もあでやかで綺麗なこと・・・・・

   

   

花を愛でると仏教の教え「無為不待(むいふたい)」を思わされずにはいれません。

花は誰かが見ていようがいまいが、一所懸命に咲き切るのだ。人里を遠く離れた誰も足を踏み入れない山奥の断崖絶壁に静かに咲く山百合は、何のはからいもなく、ただひたすら命の命ずるままに、ひたむきに花を咲かせている。雨が降るときにはただ雨に打たれて、強い日差しの時はただジリジリと焼け付く太陽にに耐えて・・・・・。

私たちの生き方はどうか?心のどこかに人から認められたい。実に自分勝手な都合を相手に理解されたい。人から誉められたい。モテたい。人に負けたくない。 

もっといい暮らしがしたい。人からも一杯尊敬され好かれたい。あの人はいい人よと多くの人々に云われたい。お金ももっと欲しい。車も、家も、地位も名誉も・・・・・。そしてもっと美味しいものはないかと、彷徨い歩く・・・・・・・・・あの人。

花はただ、ただ咲くだけなのに・・・・・・・。 


紫陽花とネズミ花火ゴルフ日記

2009年04月25日 23時39分01秒 | 風竿の悪友烈伝

夜来の雨もあがり、遠来のお客様と久しぶりに若木ゴルフ倶楽部へ

          

実はこのところ、すこぶる付きで絶不調の私めにござりまする。

オフィシャルハンディキャップは一応10でありますので、

グロス82が私の責任ストロークなのですが、執拗なシャンク貧乏神が取り憑いて決して私から離れようとはせず、グリーン周りでネズミ花火が炸裂するかのごとく、シャンクシャンクシャンクの連続

100を切るのがやっとの10年前の情けない状態に逆戻り 

今更『もう一度イチから出直します』みたいな熱意もなく最近ゴルフが至って楽しくない私。

今日も前半51の大乱調、もはや諦めているので、悔しくも無い有様なんである・・・・。

後半は何とか42で乗り切り、100叩きの刑は逃れたものの・・・・。

                      

こんな時に喜ぶのが世界にはばたく悪友製菓社長のMたけ氏

           

いつも温泉ハイツのサウナで、仲間うちの不幸を嘲笑して貶めるのが彼の唯一のウサ晴らしなんである。

『やるねー!』が彼の口癖。

私を見かければ、音もなくにじり寄り『最近またシャンクの帝王らしいねぇー。苦労してるねー。へっへっへ』と口元をニヒルに歪めて嬉しそうにのたまうのだ。

 『人の不幸は蜜の味!』と大書してあるのが新築した彼の家の床の間の掛け軸だそうなんである。

今度の連休には彼とも一戦まみえねばならない。何とかギャフンといわせたいのだが、今の調子では甚だ自信がないんだなぁこれが。

表紙の写真は我が家の鉢植えの紫陽花、シャンク病に悩んでいる拙宅では、一足早く梅雨が訪れようとしています。 


オバマ大統領の憂鬱

2009年04月23日 23時33分17秒 | 風竿日記

表紙の写真は今年のピューリッツア賞を受賞した「雨中の演説」です。

オバマ大統領の選挙中の写真のようですが、雨中にも関らず、並々ならぬ決意が窺い知れる、印象的な写真ですね。

彼の本は実にたくさん出版されていますが、私が読んだのはこれであります。

   

そこでアメリカ発の大恐慌のお話を少しだけ・・・・・・・

オバマ大統領は大規模な公共事業を実施して内需拡大に動き、体力の痛んだ金融機関には積極的に公的資金を導入するだろう。

しかしリセッション(景気後退)は収まらず大不況の津波は世界中を襲い続ける

そこで大統領はまた大胆な財政出動も行い、減税(実は増税)もやって、住宅ローン層の救済にも500兆円規模以上の救済措置を講じるであろう。

そんなこんなでFRBは大量のドルを増刷することとなり、当然米国債の大量発行せざるを得ない状況に。ドル紙幣はジャブジャブと水道水のように垂れ流されることとなり、当然ながらドルは希釈化して価値は下落する。

米国債を一番保有しているのはひょっとしたら我が日本国では・・・・・・・。

我々の積み立てた年金の運用原資が元金を食っていく・・・・・・・。年金は払えない。 老後は真っ暗

アメリカの微かな希望であるオバマ政権は経済政策の失敗で、僅か2年で失脚、あとをヒラリークリントンが引き受ける。

近い将来1ドル30円の時代がくるかも。

ドルは当然基軸通貨としての国際的な信用を失い、価値が暴落すると共に、アメリカの株式市場も暴落、ニューヨーク市場はダウ3000ドル台の時代がくるであろう。

こんな恐ろしいシナリオがロックフェラーという、とてつもない偉いヒトの意思で組み込んであるとか・・・・・・・・・。

「暴走する国家・恐慌化する世界」という「副島隆彦  佐藤優」の対談本で語られていました。

      

本質を見極め、時代を見抜く洞察力に長けたお二人のハナシですから、これは簡単には無視はできません。

私もドルは基軸通貨としての責任もあることながら、国家戦略の中枢に経済覇権主義を貫いてきたアメリカの役割は終わったと考えていたので、この本、ストンとスムーズに頭に入りました。

これは属国としてアメリカべったりで儲かってきたわが国の終焉も意味します。

雨中でオバマが何を訴えたのか知る由もありませんが、あの公的資金導入の生保大手AIG生命のボーナスを支払わなければいけなかった事実は、社内のあの猛毒の「複合型金融派生商品」CDO(債務担保証券)やCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を作り出した連中に、解毒剤を作らせるためとのハナシもあります。

住宅ローン関連のデリバティブ債券を処理するだけで全世界で500兆円もかかるのですからね・・・・。こんな誰もその仕組みが理解できず、まったく訳の判らない商品を考え出した、金融工学派とやらの人間は銃殺に処するべきなんであります。

さらにこんな八方塞状態の時には、かの米国は戦争を仕掛けて経済を立て直してきた前科があるので、皆さんくれぐれも用心致しましょう。

米国の手先である国賊「小泉・竹中」にいろいろ言わせたら、もっと大変なことになりまするぞ

今こそ日本人は勤勉さを発揮して、アメリカナイズされたうすっぺらで非人間的な合理性から脱却して、中庸と徳の大切さを再認識しつつ、儒教思想に基づいた道徳教育に力を注ぎ込み、かって私が幼かった頃に、ぼた餅を作ったらご近所におすそ分けをしていた「向こう三軒両隣的な価値観」に基づく、真のコンミューンたる共同型社会を再構築しなければいけません。 

誰もが貧乏ではあったが、まだ日本人の心が奇麗だったあの頃に戻りましょうよ。 またあの頃に帰れば何も怖いことはないです。

たまには真面目な風竿でした。


夏なんですⅡ

2009年04月22日 22時51分32秒 | 風竿の音楽夜話

その昔、極めて極貧の学生運動に挫折した学生だった頃、

福岡の下宿先で友達のLPレコードを聞いたのが

「はっぴいえんど」との衝撃的出会いでありました。

同名タイトルのファーストLPのジャケットもユニークで、確かゆでめんという看板が書かれた、屋台のようなものが描かれていたように思いますね。

  検索したらありました。やっぱりゆでめんと書かれてる

1nd ALBUM
「はっぴいえんど」1970年/URCレコード  
1.春よ来い
2.かくれんぼ
3.しんしんしん
4.飛べない空
5.敵TANATOSを想起せよ
6.あやか市の動物園
 7.12月の雨の日
8.いらいら
9.朝   (これはいい歌ですよ)
10.はっぴいえんど
11.続はっぴい

そして冒頭のジャケット写真で2枚目のレコード『風街ロマン』が出ると、尻の穴にトウガラシを突っ込まれた猫みたいに走ってレコード屋さんに行きました。

 2nd ALBUM
「風街ろまん」1971年/URCレコード
1.抱きしめたい
2.空いろのくれよん
3.風をあつめて
4.暗闇坂むささび変化
5.はいからはくち
6.はいから・びゅーちふる
 7.夏なんです
8.花いちもんめ
9.あしたてんきになあれ
10.颱風
11.春らんまん
12.愛飢を

その中の秀作が細野晴臣の『夏なんです』でした。

この曲は前に「夏なんです」という私のブログでご紹介しているんですが、それは才能豊かなヴォーカリストUAとの競演でありました。

今回のでは、まずオリジナルメンバーのうち大滝栄一が入ってないライブ音源をお聴き下さい・・・・・。細野ヴォイスなんかあったかくていいんだよなぁ。

 ここからどうぞ  

さらにそのLPレコードには『風をあつめて』という当時としては凄いシュールで叙情感に溢れた詩の曲が、仕掛けられていたんであります。

ドラムの松本隆は当時既に凄い詩人でもあり、その情景にすっかり酔わされたものです。博多築港でバナナの荷役をして貰った日当をつぎ込んで買った大切なLPだったんですよ。

これは高野寛とKANのデュオでどーぞ

<!-- 風をあつめて -->

その細野大先生が最近演歌歌手の坂本冬実と忌野清志郎とのコラボ聴いてみますか? 佐賀市周辺のお方にはちょっと際どい歌詞が出てきますので、一部放送禁止になるかもです。

<!-- 恋のチュンガ -->

音楽の嗜好は人格を表すと申しますが、某ブログにおいてはクラシックピアノと裕次郎演歌という採り合わせもありですので、この程度はご勘弁を  チャンチャン

そして今夜の最後はぺティ・ブッカという人のロックンロール

フジヤマ・ママを細野晴臣が歌っておりまする。じゃーおやすみなさいませーっ。

<!-- フジヤマ・ママ -->

 

 

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企業戦士必見⇒凄惨!「地獄の宿泊研修」とは?

2009年04月21日 23時54分02秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

今年も4月のある日、わが田舎信用金庫では通称「地獄の研修」が行われたんである。今年入ったばかりの新入職員のうち男性だけ5名を含め、若手の渉外担当職員35名程がしごきの対象なんである。   

ヘヘヘッ!信用金庫に入ってしまえば、もうこちらのもの。体罰なんぞしようものなら、血相を変えて学校に怒鳴り込んでくる過保護の親もここにはいないし、教育委員会もない。

あるのは、経済社会において生き抜いていける人材を育て上げるという錦の御旗だけが唯一我々年長者を鬼のコーチ役へと誘っているのだ。

丸一昼夜と半分、睡眠時間もそこそこに知的で本質的な陰湿極まりない凄惨なしごきが始まるんである。

我々教官が準備する「究極のしごき」とは   

何でも自分で考え自分で答えをひねり出せという、セルフモチベーション(自助力)を磨くプログラムなんである。

高額なコンサルタントの大先生を雇うお金もノウハウもないわが田舎信用金庫。

はじめに5人の内部講師による、モノの本質に沿った戦略的な素養を考えさせ、植え付ける座学があり、次に6つの分科会に分かれて、それぞれのテーマに沿った徹底的な議論が展開され、それを「問題ツリー」という我が田舎信用金庫独特の問題解決手法に基づいた論点整理を行い、それを参加者の前で判りやすく理路整然と発表せねばならないのだ。

我々には「戦略方程式」という財産的考え方があって、信用金庫とは・・・・・

 

(本来どうあるべきか)(こうありたい)(現状はこうだ) = だからこうしよう

            お客様に対して

 

この方程式に従って色んな戦略上のテーマを自力で解き明かしていかねばならないのである。この方程式のミソは常に分母はお客様であるということ。決して自分の都合で物を考えてはいけないと厳しく教えこんである。

我が田舎信用金庫では常々、戦略・戦術というからには必ずが存在するのだが、それでは一体我々の敵とは誰なのか」という問いかけから研修会がはじまるのである。

誰が戦略目標なのかがきちんと判っていないと戦略も何もあったものではないから、ごく当たり前のことを、きちんとさせておくことが肝要。

始めた頃は「ハイ!それは同業者です・・・。」とか「敵は自分自身です・・・。」等の的外れの答えが返ってきていたが、最近は全員が敵をきちんと理解してくれているのがうれしい。

敵はお客様の一点だけなのだ。これが判れば戦略は簡単明確

ビジネスの戦争においては敵を殺すわけにはいかなくて、敵のハートを射抜き我が陣営に入っていただく戦いなんである。顧客とはそういうことである。お客様のハートを射抜くことに全力を傾けること、それができれば仕事の8割は成功、商品はあくまでも手段であり、単なる道具なのだ。

同業者は金融という市場をお互いに切磋琢磨して盛り上げ、広げて成熟化させていく仲間であり、同志であり、ライバルなんである。しかしこの単純明快な理論が、インテリジェンスの高い筈の金融界において案外理解されていないのも信じられない事実

目先の問題処理にばかり目を奪われていると、あたかもそれだけで仕事が済んだように錯覚してしまい、いつの間にか本質からは、かけ離れた世界へ移動してしまっていることがこの世の中には多いんである。まさに貧すれば鈍するということが私たちのまわりに、いくらでも行われているのだ。 

目先の問題が、問題ツリーでいう葉っぱ、枝は戦術、幹が戦略、そして一番大切なのが根っこ・・・・・ただし根っこは土の中だから見えないところがミソ。根っこがしっかり大地に根を張ってさえおれば、木は自ずから育つのである。

根っこはつまり・・・信用金庫としての存在意義・コンセプトなんであるのであるのである。エヘン

そんなことを丸一日、寝る間を惜しんで一所懸命に議論するのが、我が田舎信用金庫がここ5年ほど続けている通称「地獄の宿泊研修」

しかし若い諸君は元気一杯明け方でもへっちゃらで、おおいに議論を繰り返し展開するんである。「云いたいことは、前向きなことに限り何でも云ってよろしい。経営者の批判もおおいに結構!」といってあるから、何でも云ってくる。そして教官・オブザーバーは聞き役として、それぞれの部屋を行き来している。

本来誰もが持っている筈の潜在能力を開花させるために自分の力を出させるためには、小うるさい制約事項など取っ払ってやったほうが、お目覚めが早いのだ。

ということで・・実は地獄なのは、我々教官側なのよ・・・・・。

頑張っている若手職員を前に眠るわけにもいかず、さらし首よろしく、何でも聞いてあげてガス抜き役も果たさねばならず、かと言って自分力を発揮させるために、一切余分な手助けはしない取り決めとなっているから、眠い目を擦りながら、老体にムチ打って頑張るしかないんである。 

究極の研修とは自分で学ぶことを教えることなんである。

んな訳で、今年も布団に入ったのは外が白み始める明け方の4時半でありました。 トホホホ・・・・・・。地獄

オブザーバー&教官の皆様お疲れ様でございました。これであと一年休めるね・・・。  でも若い諸君と語り合えるのはやっぱり楽しい。


愛犬レオンの憂鬱 !

2009年04月20日 23時46分16秒 | 風竿日記

最近どうにも我慢がならないことがありますワン

我が家のぐーたらなご主人様は僕のことを、まるで猫のように邪険に振舞うどころか、超多忙にかまけて、まったくもって、ほったらかしなんでありますワン。

いつも仕事で・・・仕事だからとのたまうが、帰ってくるときはいつも代行だし、酔っ払って這ったようにして「ごめん遅くなってごめんって云うけど、はっきり云ってお酒呑むのが仕事なんですかワン

このところ土日もまともに家に居たことがないですワン

一体全体「信用金庫」っていつもえらそうに「いい職場だよ。って云うくせに、ちゃんと休みもない情けないたこ部屋みたいな職場なんですかワン

庭の花ミズキさんは、せっかく今年も綺麗に咲いてくれたのに・・・・・・

                 憂鬱なんでワン  

ほったらかしの花ミズキさんも可哀想とは思わないのかワン

             

レオンちゃん、君の事はいつも気になっているよ。でも地域社会とは小賢しいノウハウよりもノウフウ、どれだけ人を知っているかが勝敗の分かれ目なのさ・・・・・・。

私たちはお客様のお陰で生かして貰っているから、おつきあいはとても大切な仕事なんだ。判ってくれよ 仕事と思って付き合ってはいないくらいに、大切な生活の一部なんだ。

男はねぇ。たとえ雨の中であろうと、やり続けねばならないことがあるんだよなぁ。 

 ピューリツッア賞の写真『雨中の演説』

鉛筆一本、乾電池1個、ハンカチ一枚、自分ひとりでは作れない私たちは、多くの人々のお世話になって生きていくしかないのだから、人とのお付き合いは10カラットの宝石よりも大切なものなんだ。 

いま大仕事の真っ最中だからもう少し我慢してくれよね。

じゃー今度の日曜日はお散歩に連れて行ってくれますワン

ウン勿論・・・・・・・あっ 今度の日曜は東京から大切なお客さんが・・・・・    あーぁ実に憂鬱ですワン