風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

孝二の花、孝二の月

2009年05月31日 21時48分37秒 | 風竿の悪友烈伝

わが悪友岡村孝二は、今日最後のお別れの儀式の後、荼毘に付され天国へ旅立ちました。

お通夜もお葬式も実に多くの弔問客が引きも切らず・・・・人柄でしょうか。

花の一輪でも手向けたかったが叶わず、孝二のことを想いつつシャッターを押しました。

孝二との想い出は数知れずですが、嬉野で仲間数人で呑んだ時のこと・・・・・・

美味い酒を呑んだ挙句に腰痛の持病もちの私は、孝二をスナックに残したまま、近くの岸川マッサージさんに行き、つい気持ちよさにウトウト眠りこけてしまったのでした。

治療院の方から揺り起こされて気付くともう二時間が経っていました。

慌てて孝二が待っていると思い携帯を手に取ると、何回も何回も着信履歴が・・・・・・・孝二からでした。勿論すぐに電話をいれました。

「たらふく呑んだ他の仲間がもうそろそろ帰ろうと急かすので、たみちゃんに電話何度も入れたけど出ないし、ごめん、もう武雄に着いたよ。」とのことでした。

「ああ、ごめんごめん、それならいいよ。タクシーで帰るからね。寝てて電話に気付かなかった僕が悪いからね・・・。」恐縮の至りの私・・・・

「よか、そのままそこで待っていて、すぐ嬉野まで引き返して来るから・・ら・・・・。そこで待っとかんばよ。急いで来るからね。」

武雄から嬉野まで車で30分もかかるのに、わざわざ引き返してくれたんです。しかも仲間を送るために自分はずっとウーロン茶だったと。

そんな気配りと思いやりの優しい男だったんです。

いつもジョークを飛ばしては、自分が「ワッハハハー!」と大笑いして、最後を「チャン、チャン」でしめるのが孝二流

孝二が癌で入院してから、大好きなゴルフを絶った井上さんのアクロスウィルで最後の葬儀が出来て、気遣いの孝二の面目躍如であろうが、井上さんは「孝二の葬式だけはしたくなかった・・・」って

表紙の写真は孝二を想いつつ家の庭から撮った月です。そしてもう一枚念のためと撮影した月を見てびっくり・・・・。

何の写真テクニックもない私が、ただ撮った月なのに・・・・・・・・・

泣いているんである。月が孝二の早すぎる死を共に悼んでいる。

孝二君安らかにとただ祈るばかりです。

そして僕がそちらに行った時には「天国カントリークラブ」でゴルフをしましょうね。それまで練習を怠るなよね・・・・・・・。         合掌


癌細胞よこの街から出て行け

2009年05月29日 23時29分18秒 | 風竿の悪友烈伝

わが悪友「岡村孝二君」が黄泉の国へ旅立ってしまった。

肺癌だったが、彼は長く肺気腫を患っていたので手術も、本格的な治療もままならないまま、精神力だけで持ちこたえてきていた。

28日夜中11時に僕らの親しい兄貴分に電話があったという。

彼の最後の電話は、おそらく朦朧とする意識の中で発せられたのであろう。その場面を考えた時に涙が溢れて止まらない。

「今ならば話せると思うから電話したよ・・・・・。」

「ごめん、頑張ったけど、どうも今夜あたり持ちこたえきれんごたる。今まで本当に色々と有難うございました・・・・。」

「Tちゃんの席ば早よう行ってとっとくけんね。」

「もう皆には会えんので、くれぐれもよろしくお伝え下さい・・・・。」

「おいの骨ばちゃんと拾うてね。頼むよ・・・・。」

意識が遠のく中で冗談を言って相手の気持ちを和らげようとするか

死ととなりあわせで、この精神力と律儀さはどうだ。そのわずか5時間後に帰らぬ人となったんである。

 

図体はでかいが、とても思いやりのあるいい奴だった。独特のジョークで周りをいつも明るくしてくれた。

自分のことはいつも後回しで、まずは相手のことを慮るのが孝二。

色々と苦労を重ねに重ねて、やっとガス屋を軌道に乗せた。苦労したから人の気持ち、とりわけ心の傷みがよく判っていた。

ショールームも新築して、これからという時であったのに・・・・。

よく飲んで一緒に唄ったものだった。澄んだ、とてもいい声で松山千春の歌をよく唄っていたね。

そしてチャゲ・アスの「エピローグ・終章」が十八番だった。俺と一緒で、顔さえ良ければプロになったろうと周りからよく言われたものだ。

バイクも大好きな男であった。ご自慢だったサイドカー

 

まさかこんなに早く57歳で終章を迎えるなんて・・・・。天命とはいえ

 ゴルフもいいライバルだった。そして性格と一緒で実に思い切りのいいスイングだった。

5月12日の孝二からのメール、「ちゃんと頑張ってるから心配せんでよかよ。家にいつも居るから遊びにおいで・・・。」

思えば私の周りだけでも何人の仲間が癌細胞から命を奪われたことだろう。母を小1の時に亡くしたのも癌だった。仲間の銀ちゃんも危ういところだったし、弟のように可愛がっている同僚も、今まさに闘っている。

癌細胞、もういい加減にしろよと云いたい。

そして孝二の死である決意をした。

武雄市から癌細胞を追い出す活動をしていくのだ。

新連携を作り上げ、徹底した早期発見、早期治療のモデル自治体となるように、単位や事業所、サークル色んな所から火の手をあげて癌細胞を焼き尽くしてやる。

癌で苦しむ患者さんのメンタルヘルスケアもボランティアを組織する。

見てろよ癌細胞、徹底的に闘ってやる。

決闘してやる。ここに孝二を前にして2ヶ月年上の兄ちゃんとしての闘争宣言なんである。

孝二君、これまで色々と有難う。心の底からご冥福をお祈りしたい。 そして・・・・・。

孝ちゃんがいつも歌っていた曲を天国へ旅立つ彼に捧げたい。

 <!-- エピローグ  終章 -->

 

この拙いブログに、その後とてもたくさんの方々からコメントやお電話、直接のご意見を寄せて頂きました。天国からわが友人も見守ってくれていることと思います。

岡村孝二君の飾らない奇麗な心が、今から美しい「相互扶助」という花をこの街で咲かせてくれることでしょう。

そう実感して、確信している次第です。有難うございました。  合掌


石丸博佐賀県議会議長慰労コンペ

2009年05月28日 23時35分13秒 | 風竿のゴルフ&ゴルフ

あの全身に徳を湛えた石丸博前佐賀県議会議長さんのご退任に際して心からのご慰労をしようということで、大大大ゴルフコンペが28日に開催されました。

何と参加者150名の一大イベントとなったのは、石丸先生のいつも飾らぬ優しいお人柄の為すところなんであります。

ご一緒させて頂いた井手口さん、古賀さんの華麗なフォーム。お二人ともシングルプレイヤーなんです。 

武雄の名物おやじ「山崎流ゴルフ家元先生」の勇姿

ゴルフ山崎流本家家元の門下生の方々と、偉大な山崎家元

因みに優勝して参加150名の頂点に立ったのは、愛弟子の藤崎師範代でございました。

表彰式とパーティにはガーデンに80名、きらら山荘の中にも60名の140名が集まり大宴会が繰り広げられました。

石丸先生と石井前武雄市長様も交えて、議長退任後も武雄のために種々の問題を乗り越えながら、オール武雄で頑張っていくとの熱いお話が出来ました。純粋に嬉しく、また頼もしく思わされました。

地方都市の限られたマンパワーを集結させて、オール武雄でという発想・・・・・さすがに懐の深い石丸先生ならではのものと、改めて感動させられました。

石丸先生本当にお疲れ様でした。そして今後とも武雄市と県政のためにお体に留意され頑張って下さい。  

先生の一ファンとしていつも応援しております。


ホワイトスノーが咲きました

2009年05月27日 23時23分15秒 | 花の日記帳

我が家の庭にはシンボルツリーとしてオーストラリア原産の

「ホワイトスノー」が今文字通り雪をいただいています。

この木は実に不思議な木でして、初夏にかけて枝に雪がつもる。

Merry Christmas in Summer  

まずはご覧あれ・・・・。

ねっ 雪が積もっているでしょう。

疑っているんですか・・・・。5月25日に撮影したものですよ。

ではもっと近づいて見ますか・・・・。

種明かしをすれば、杉科の樹木で花粉なんですね・・・。

誰がこんな紛らわしい木を創りたもうたか

責任者出てこーい

まったく自然とは不思議なワンダーランド・・・・パチンコじゃないよ

もう一度・・・・・しつこいか・・・


佐世保出張の夜

2009年05月26日 23時15分12秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

スケジュール目白押しなのですが、その合間を縫って佐世保市で「地獄の渉外担当者宿泊研修」出張なんであります。

厳しいこの時代を乗り切る田舎信用金庫の戦略とは・・・・

戦略上の敵とは一体誰か・・・・ 成功者の三条件とは・・・

信金の一物三価戦略とは何か・・・・ 掛け算組織とは

田舎信金の地図情報システムとは何か?

みっちり脂汗までも搾り取る、西九州信用金庫さんの社内研修に何と へなちょこヤブレカブレ理論の私めが・・・・・・

講師先生として招かれたのです。 

研修の本番は夜、フリーディスカッションにあり・・・・・。

膝を交えて文字通りの「座学 」    自由な意見が飛び交う

   

夜の更けるのも忘れて熱心な議論、我々の仕事とは何かを語りつくすまで徹底して話し込む。焼酎の力を少しだけ借りて・・         

中小零細企業を守るためには自分の物差しを大きくすることと持論を展開、つい力が入り、右手も上がろうというものです。

そしてまた違う部屋でも、熱心な職員さんが・・・・・。

切りのよいところで暇を告げ、ベッドに潜り込んだのは明け3時

信金マンは(ウーマンも2人)とびきり熱いんであります。

西九州信用金庫のみなさん、どうもお疲れ様でした。


愛犬レオン君かく語りき

2009年05月25日 20時55分26秒 | 花の日記帳

このブログをすべての愛犬家と花好きの皆様に捧げます。

大邸宅の庭では今、ヒペリカムが満開なんです。

突然一斉に、ワッ と咲くものですから、毎年見慣れていると云っても、ちょっと驚かされてしまいます。

そんな一万坪のマイガーデンが、愛犬レオン君の遊び場なんであります。

彼は平成14年7月14日生まれ、犬の年齢表によると現在44歳

もう立派な中堅どころなんですね。

彼は庭先のヒペリカムの花が大好きで、生垣かわりの密生した群生の中を脱兎の如く・・・・ああ今ご本人から抗議されました・・・・・脱犬の如く勢いよく走り回るのが朝の日課なんであります。

その証拠に、彼のご自慢の胸毛にヒペリカムの葉っぱが・・・。

この花は犬と共生する何かがあるのでしょうか

その何かを探求すべくもうちょっと拙者は接写を試みる・・・。

おおーっ誰がかような植物生命体を創造されたもうたのか

そうか、何て綺麗なお花さんなんだろうと レオン君は嬉しくなって遊びまわっていたんであります。

この花弁の優雅さといったら・・・。さしづめスウィーツ大好きのタケタクさんなら、バウムクーヘンなんぞを連想されるところでありましょうが・・・・・・・・、

我が家の忠犬レオン君は「もののあはれ」に通じる賢い犬ゆえに、「ああー今年も綺麗に咲いてくれたねぇ。有難う。」と云って喜んでいるんであります。

ねえそうでしょうレオン君  そうに決まってるよねぇ。

「ワン、ワン、ワン

「そうだ、その通りだ」とかように申しております。

ただレオン君はテレビ朝日系の番組が大好きでして・・・・サンプロとTVタックルをよく観ます関係上、政治経済にもうるさいのなんのって・・・・

「100年に一度の大不況だと、麻生総理も馬鹿なことを言って国民の関心を他所に向けさせようと必死なんだね。」

「どっちにせよ自民党は大敗する。国民は官僚が嬉々として大盤振る舞いしている大型予算のツケを後で増税で払わされる・・・・。」

「そんな中でも季節は廻りきて、花はちゃんと花を咲かせる。増税も赤字国債も花の世界にも犬の世界にも無いのに・・・・・。ただ一所懸命に生きて自然と共生して咲くだけなのに。」

とも云っております。いえいえ滅相もありません。地域社会にお世話になって生かされている私が、天下の自民党さま、官僚さまの批判なんぞする筈がないではありませぬか。

あくまでもレオン君がかく語りきであります。


佐賀県の信金マンは頑張るのだ

2009年05月24日 23時31分06秒 | 風竿の信用金庫は頑張るのだ

さつき晴れの良き日、佐賀県内に4つある信用金庫仲間武雄カントリークラブに集結  上下の写真は本文には関係ないけど、我が家の手入れをしなくてもちゃんと咲くおりこうさんの「尾形さつきちゃん」です。 季節感を詠いこみたくて・・・・

「第26回県内信用金庫役職員ゴルフコンペ」が、今年も開催されたのであります。 年一回だからもう26年も続いてるんですね。

佐賀信用金庫唐津信用金庫伊万里信用金庫、そしてわが田舎信用金庫役職員も参加しての大バトル。総勢40名のコンペジションの幕が切って落とされたんである。

佐賀県内の信用金庫は普段からすこぶる仲が良く、各部署ごとの情報交換も定期的かつ活発に行っていて、みんな顔見知りの仲間なんである。まあ、兄弟みたいなおつきあいなのだ。

一緒の方向を向いて咲く花は美しく、綺麗であるように・・・・  同じベクトルを向いているのがしんきん

それは信用金庫という存在価値にわが国の中小企業の健全な育成発展に貢献する」という共通の価値観があるからで、業界ではそれを使命共同体と言っているんである。

続いて「豊かな国民生活の実現」

「地域社会繁栄への奉仕」という三大コンセプトの具現化に向けて全国の信用金庫は頑張っている。

信金マンは中小零細企業専門の金融機関だけに、人の心の痛みや苦しさ、いわゆる人情の機微に精通することが絶対条件、人の話によく耳を傾ける良き相談相手として、地域経済社会の一隅を照らすのが我々の生きがい

そんな信金マン達の年に一度のささやかなお楽しみがこのコンペなんです。

それでは肝心の楽しい懇親ゴルフのハナシは画像でご紹介していっちょきまーす。 

各人一層奮励努力せよ  特にわが信金の井手くーん

 

杉町ちゃん(佐賀) HD20                     松永ちゃん(唐津) HD8

 

再び杉町ちゃん(急成長)                   川原文ちゃん(伊万里)HD10

私はこの三人から苛められ、いたぶられて96の大叩きそれでも楽しい一日でしたよ。 特に佐賀信金の杉町ちゃんは突如腕を上げてこられました。

団体優勝は今回は唐津にさらわれたけど、次回はわが田舎信用金庫も仲間が増えるので、頑張るぞ

それにしてもゴルフは難しい 止まった玉を打つだけなのに・・・・・・。

  

大坪県信用金庫協会会長さん                    オマケ 武雄CCの可愛コちゃん


幼き頃の恐怖の世界への誘い

2009年05月23日 23時38分52秒 | 風竿の悪友烈伝

今回は最後までお付き合いを頂いたお方にだけ、幼い頃の恐怖をお見せすることに致しました。さて、何か・・・。焦るでない。

それは最後までお付き合いして頂いた方にだけプレゼントする地域通貨でありまする。 その前に・・・・・ちょっとお付き合いを

 

実は私には音楽を媒体としての古い友人が多いんであります。

武雄市内のセンチュリーホテルの近くにある「スタジオ・インプット」さんもそのうちの一人。佐賀県のミュージシャンなら誰でも知っている山下光男さんがそのひと。

もともと大町町にある世界のサンヨー電機勤務の仲間とグランド・ファンク・レイルロードの曲を多くやるってんで、サングラって呼ばれていて、今となっては幻のバンド『クライ・ベイビィ』のメンバーでありました。昭和40年代の終わりの頃のハナシ・・・・。

彼は音楽好きが高じた結果、二年前に住友系の一流企業を円満退社して、怖い奥様が社長を務めるP.A (音響)の会社の一従業員兼エンジニア兼ディレクター兼運転手として世界の平和のために、スーパーマンのクラーク・ケントみたく、日夜働き続けているのであります。

ところが地方都市の音楽文化は低調そのものでありまして、何とか歯を食いしばりながら、音楽イベントを企画してインプットの大ホールで頑張って行っているのですが、客足は哀しいかな、今イチなんであります。 文化レベルがそこそこでないと地方では音楽関連の仕事というのは大変なんであります。

しかし飄々として、彼はプロアマ問わずいい音楽家を市民の皆さんに紹介し続けることに命を賭けているんであります。

何故かそれは音楽が好きだからであります。皆でいい音楽を愉しみたいからであります。音を楽しむという本質に沿った生き方を純粋に貫きたいからであります。

そんなインプットの音楽イベントが5月30日(土)に催されます。

あの「サイモンとガーファンクル」の完全コピーバンドが登場するんです。本物よりも上手い・・・・。嘘ではありません。

来週の土曜日は是非お付き合いの程。私も勿論行きますよ。

ジャジャジャジャーン

さて、お約束の幼い頃の恐怖体験のお話であります。

これは山下光男さんから教えられたもの・・・・・あぁ怖い・・・。

今夜おしっこに行けなくなってしまう。あぁ・・・・・。

幼い頃一番怖かったテレビ番組。弟と二人布団を頭から被って僅かな隙間から汗じゅっくりになって観たあの番組・・・・・。

フラスコから煙の出ている液体を飲み干し、階段を間接を曲げずに下りていく・・・・・。あぁおぞましいあの番組。思い出しただけで怖くてたまらない。山下君の奥様よりも遥かに怖い 

心臓のお悪い方はけっして見ないで下さい。これが原因で病院へ担ぎこまれても、当ブログは一切責任を負いかねます。

恐怖のミイラ

 <!-- 幼き頃の最強のホラー番組 恐怖のミイラ -->


滝平二郎の遺したもの

2009年05月22日 22時34分19秒 | 風竿日記

かって民話の語り口をとった児童文学の大家「斎藤隆介」という方が、その世界でとてもいい仕事をなさっておりました。

代表作には「ベロ出しチョンマ」、{花さき山」、「八郎」、「ゆき」、「立ってみなさい」など優れた作品があります。

その原作に、独特のきり絵の技法を使った挿絵を入れて絵本化したのが知る人ぞ知る・・・・・巨匠

滝平(たきだいら)二郎氏なんである。

             

国際的にも高い評価を受けたきり絵の第一人者です。単純な力強さが何とも云えない、きり絵の技法を芸術の領域まで高められたのでした。

どなたも独特の作風に触れられたことがあろうかと思います。

           

滝平氏は元々木版画から美術の世界に入られたお方ですが、その意味では武雄市繁昌でご活躍の陶芸家新里眞沙生先生の木版画のタッチに共通するモチーフがあります。

新里先生は過度の腱鞘炎に悩まされ、木版画は現在製作を中止されておられますが、その作風は中国からインドを巡る壮大なロマン溢れるもので、私は随分と魅せられたものでした。

滝平二郎氏はこの16日88歳で天寿を全うされましたが、日本の美術界、とりわけ民話を描くきり絵の画家としての足跡は極めて多大なるご貢献をなさいました。

ご逝去は残念至極であります。心より氏のご冥福をお祈り致しますと共に、氏の意思を継承できるお方は、武雄市が擁する新里先生をおいて他にはないと思うところでございます。

もう一度新里先生の版画を見たいのは、私ばかりではないと思います。滝平二郎氏のご逝去に接して、そう考えさせられました。

さて、ご冥福を祈りつつ、私の好きな「ロブ・ライアン」のきり絵を2点ほどご紹介しておきます。ロンドンで活躍している人です。 

     

    

今夜はこの辺で、どなたさまもごきげんよう。


新緑の季節の中で

2009年05月21日 23時18分21秒 | 花の日記帳

清々しい新緑の初夏であります。

しつこいようですが、まだ可愛い青い花が疲れきった心を癒してくれています。なんて息の長いお花さんなんでしょうね。感謝です

こんなに可愛いおりこうさんの花も珍しいのですが、無粋な私は花の名を知らないんですね。仕方なく「ブルーダイヤモンド」と勝手に名付けています。    

先日武雄カントリークラブで大きなコンペがあり、絶不調を押して出場したのですが、ゴルフよりもブログネタの被写体がないかとキョロキョロしていたのでした。

同伴者からは人間が変わったとまで言われる始末・・・・。勝ったの負けたのって、全然気にならなくなってしまったのですから、さもありなん。 当日はついに101の大叩きを演じてしまいました。

でも全然スコアは気になりませんね。だって1センチほどの小さな可愛い花がティーグランドの横に無造作に、健気にそっと咲き誇っているんですから、こんなに楽しい場所はありませんですはい・・・・。

ちなみにフェアーウエイは新緑真っ盛り・・・・・5月の爽やかな風が吹き渡っています。  

万物が生命力に溢れている今が、一番佳い季節なのかも知れませんね。 どんなに世の中が混沌としていようが、百年に一度の不況であろうが、自然はきちんと廻りめぐってくる。

当たり前と思えば当たり前、しかし奇跡と言えば奇跡

そんな当たり前のことがとても有難く不思議な出来事のように思えてきたのが、デジカメを必携し始めてから。

どうやら奇人・変人の仲間入りを果たしたようです