風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

ああ、町おこし

2011年08月31日 23時59分59秒 | 風竿日記

今日は『温泉deビートルズ』実行委員会

実務派で現場主義の山光さんの進行で当面の難局が次々に議題に載せられていく。

課題山積、こんな時は実行委員の皆さんの力を有難く感じる。

皆、ボランティア

私心を捨て、ただひたすら武雄市の、温泉旅館の発展のため

汗を流す。

思えばその昔、どんなに頼まれても絶対に出なかった夏祭りのバンド演奏も、今年は開き直って出ることにした。

だって道行くお方の前で、こんな恥ずかしいことはないと思っていたからだ。

まして街の中の方々は知ってる人ばかりだし・・・・・。

ライブだと好きで集まっている皆さんばかりだからいいけど

若い頃から渉外カバンを抱えて走り回った街、いい歳のおじさんが、こともあろうに往来でギターを抱えて歌うなんぞ、とんでもないんである。

しかしバックには武雄温泉楼門が見守っている。

文字通り温泉deビートルズなのだ。

そんなことで、還暦を迎えることだし・・・、っと開き直った。

人間開き直ったらこんなに強いものなのかというくらいに

何でもやれるものである。

ということで『温泉deビートルズ』の町おこしもいよいよ佳境に差し掛かりました。

出張から帰ってきたらバリバリ働きます。

だからイベントの期間中、どうか武雄に遊びにお出でいただきたいものでございます。

風竿、心よりお願い申し上げます。

 

さて、明日から4日間北海道へ出張

苫小牧信用金庫さまへ視察と業務提携のお願いに・・・。

期間中は携帯での投稿となりますが、宜しくお付き合いくださいませ。

 


おーい、おーい北海道

2011年08月30日 15時18分58秒 | 風竿日記

このおじさん好きです。

   

この歌大好きです。

そのうちWEST WINDSでもやりたい


牧歌的というか、愛馬とのセツセツとした別れの歌

昔はいい歌がありましたねぇ。

その分日本の原風景も、人の心も、人情も豊かだったのであります。

僕ら昭和中期世代ともいえるビートルズ世代は、

まだ貧しくて、どこまでも田んぼが広がっていた風景を

瞼の中に写し込んでいるのが、ささやかな自慢なんであります。

9月1日から北海道に出張

カールおじさんのような素朴なお方にお会いしたいものです・・・・。

 

 


故郷の夜は更けゆく

2011年08月29日 22時56分08秒 | 風竿日記

誰でもが通る道、実は今年還暦なんである。

ということで、鹿島の友人たちからお祝いして貰ったのだ。

これで三回目の還暦祝賀会

まあ、酒の肴のようなものだが、有難いことではある。

場所は鹿島の居酒屋「たむ」

貸切の大パーティでありました。

若い頃に一緒に音楽をやっていた仲間たち

一緒に呑んでいるだけで、昔のエピソードがゴマンと出てくる。

何も云わずとも毛髪の一本まで判りあっている仲間

久しぶりの再会の酒は、つもり積もった話で、日照りの土地に水が吸い込むように何杯でも入るものだ。

伊万里から原田涼バンドもお祝いに駆けつけて下さいました。

そういえば原田さんも2年前に還暦ライブをしたのだった。

早いもんです。

いよいよ自分の番だなんて・・・・・。

この日お祝いにと出演してくれたバンドは5バンド・・・・・。

みんな楽しいステージでありました。

そしてどのバンドも上手い。

土曜日からずっと音楽三昧の私

幸せすぎて怖いくらいです。

そしてわがバンドの割り勘負けしない二人も・・・・・。

おっと、ここにも割り勘だけは負けたことが無いという二人が

わが故郷、鹿島の夜は日付が変っても更けゆくのでありました。

それにしてもこのところハードすぎる日々が・・・・・。

 


おじさんバンドは往く

2011年08月28日 14時12分16秒 | 風竿の音楽夜話

温泉deビートルズ音楽祭の宣伝を兼ねて佐賀で企画されているビートルズナイトVOL.2に出演してまいりました。

場所は佐賀市愛敬町のライブスポット「Frontier」

ここのマスター松尾さんとは、人生を語り合った、

とても古い仲間なんであります。

3バンドが共演、そのトリを務めたのがわがWEST WINDS

このところ三声でのコーラスで迫っているビートルズバンドなんであります。

うちのリンゴ・スターは森田明彦

性格のとおりに、とても正確なリズムを気持ちよく刻みます。

BASSはもう35年以上付き合っている相棒、岡ちゃん

わがバンドの長老で、おっとりしたマイペースの性格

唯一彼だけが年金を貰っているのだと、いつもメンバー紹介で言われてしまいますが、その割には若いでしょう・・・・。

いつも二人でハモって音楽を愉しんでいます。

ビートルズの音楽は特にキーが高く、その分ヴォーカル力量が試されるので、けして気を抜けません。体長管理もしっかりやらないと声が引っくり返ってしまいます。

だから「老人の趣味」にはもってこいなのかも知れません。

  

リードギターの中島君とブルースハープとアコギの小ヶ倉君

二人ともやがて還暦を迎える日がそろそろ・・・・。

僕たちは全員還暦を迎えたらバンド名を「THE SIXTYS」に改名することにしています。

 

さて、今夜は鹿島市で古いバンド仲間が私の還暦を祝ってくれるということで、そこで皆さんと一緒に演奏する18曲をチェックしなければなりません。

初めてやる曲ばかりで大変・・・・・。

まあでも気のあった同志、呑みながらリラックスして愉しみたいと思います。

音楽はとても素敵で、楽しく、いい趣味だとつくづく思うようになってきました。

 

 


なつくさの

2011年08月24日 23時59分59秒 | 風竿日記

8月もいよいよ最終章

「よい大人」の皆さん宿題は済ませましたか?

今年の夏もゲリラが活躍しましたね。

いつから日本の夏はスコール・サマーになってしまったのか・・・・。

時々ゴルフツアーに出かけていたバンコクの雨季そのものの雨の降り方

亜熱帯性気候に変化しているのは間違いなさそうです。

時ならぬ雨の洗礼を受けて、今年の夏草は元気一杯

雑草も眺めていると案外いいものです。

拙詠

 

ただ生えてただ枯れていく夏草の 風は海から混声合唱

 

なつくさのやわらかきにもなみだする われは老いたる一人鎌を研ぐ

 

 

なつくさの渦中生まれし百合の花 己も草のいっしゅと笑ふ

 

草萌ゆる朝の急く道とつぜんに 露は光りしいのちかぎりなし

 

 

逝く夏を惜しみて蜩鳴く道の 草木はともに涙そよぎて

 

宿題を果たして安堵夏の夕 雷鳴は標す花丸の日記

 

 

残暑お見舞い申し上げます。

短歌らしきものを詠ませていただきました・・・・・。

恥ずかしいことを方言で「ちゃーがつかぁ」と申します。

そのちゃーがつかぁであります。

                               風竿拝

 


温泉deビートルズ音楽祭のこと

2011年08月23日 23時12分03秒 | 風竿日記

先日は旅館組合さんの理事会に呼ばれ「温泉deビートルズ音楽祭」のイベントの詳細の説明を求められました。

組合長さん曰く、「何をどうやられるのか全然判らず、どう協力していいのか判らない。」とのこと。

「そうです。その通りです。まったく申し訳ない・・・・。」

平身低頭の私と実行委員長

町おこしなどと言いつつ、肝心の地元の皆様へのきちんとした説明が疎かになっておりました。

コンセプトからイベントの内容を丁寧に説明していくと、とても前向きな反応が・・・・・・。

「そんないいことをやってくれているのなら、大いに協力しないとですね・・・・。」

組合長の力強いお言葉に勇気百倍となって武雄物産館を後にしたのでした。

結構浸透していると錯覚を起こしていたことを反省。

住民の皆さんに理解を深めて頂き、自己満足の世界を脱却しなければと大いに反省しきりでした。

そんな時にライオンズクラブの先輩Oさんから、これを役立ててくれと大枚5万円の寄付・・・・・。正直嬉しかった。

市内の事業者の皆様からも次々に支援金の申し出があっていて、これは頑張らねばと改めて思わされています。

市内の主だった団体に呼びかけて、このイベントの説明会を早急に開催しなくてはなりません。

そして、ごく当然のことではありますが、まず自分を捨ててことにあたること。下働きに徹すること。

そんなことを強く思わされたのでありました。

いよいよ10月のイベントまでカウントダウンが始まりました。

資金集めと、イベントにお出でになるたくさんのバンドの皆さんのお世話役に徹して頑張りたいと思います。

10月23日には世界が認めたビートルズトリビュートバンドの

The PARROTSも武雄にやってきます。

とても凄いバンド・・・・・是非皆さんに聴いて頂きたい。

24日は実行委員会だそうですが、私は用事が3件も入っていて出席できません。残念・・・・・。

正木委員長さん、進行よろしくお願いしますね。

資金集めの件、武雄温泉新館前のライブの件も、どうかよろしくお願いしますね。


おやじのバラッド

2011年08月22日 23時59分59秒 | 風竿日記

若い頃、といっても今でも充分に若いつもりだが・・・。

何かに憑かれたようによく、絶海の孤島に磯釣りにでかけたものだった。

白波が砕け散る岩場の上に一人、へばりついたようにして石鯛を狙ったものだ。

よく遠征したのが男女群島。文字通り絶海なんである。

地図で見ると、こんなとんでもない所に位置するのだ。

目印のあるのがここ、磯釣り師耽溺の聖地なのだ。

暗い夜にはビニールシートにくるまって、岩場にそのまま眠るのである。ヒューヒューと風が唸る闇夜。

そんな時に女島灯台の灯が風に揺れながら見守ってくれていて、妙に安心したものだった。

真っ暗な闇の中で、焼酎の力を借りて、しばしまどろむのであるが、そんな時にふと口をついて出てくるのが思いもかけぬ「喜びも悲しみも幾年月」の歌であった。

この歌は木下恵介監督の同名の映画主題歌

浮世とは完全に隔離された絶海の灯台で夫婦が支えあって生きていくというドラマだったように思う。

そしてその歌は、かっておよそ音楽などと言う素養のからっきしなかった親父が、酒を飲むと、一人で唸るような低い声で唄っていた歌。

低音でかすれるような声で唄っていた親父の人生バラッドが、今でも耳元に聞こえてくるんである。

 

おいら岬の灯台守は妻と二人で沖往く船の

無事を祈って灯をともす 灯をともす 

    

歌詞は4番まであるのだが、親父はこの一節を繰り返し繰り返し唄っていた。

ダミ声で低く、あくまで低くそしてゆっくりと唄うのだが、幼い私にもその歌声はどことなく哀しげで、哀愁を帯びていたような記憶がある。

父は田舎の中学教諭をしていた。理科と数学、後には技術家庭まで教えていた。

厳格で几帳面、いつも苦虫を噛み潰したような顔をして、夏になると毎日ニガウリとソーメンばかり食べていた。

わずか32歳の最愛の妻に先立たれてからは、周りの勧めもあって後妻を迎えたのだが、身内としても、けして幸せな再婚ではなかったように思える。

一人で遅い夕食をとり、日本酒を冷で3合ほども飲み干すと、風呂に入って灯台守の歌を低く「がなる」んである。

後妻は父の飲酒を極端に嫌っていて、夫婦喧嘩が絶えなかった。

そんなこともあってか、家ではあまり笑わない父であったが、外では・・・、

そして学校の生徒さん達からは、不思議と慕われていたのを知ったのは父が亡くなった随分あとであった。

父親とは居なくなってから存在感が出てくるものかも知れない。

 その父もわずか54歳で他界したのであった。

もう、とうに父の齢を超えた私なのである。

 

白亜の灯台を見ると、親父の墓標のように思えるのはその歌のせいなのであろうか・・・・。

 

 灯台の歌を唸りしとうちゃんの 想いは深き海の底の貝

                                  風竿


NAOSHI

2011年08月19日 22時08分43秒 | 風竿の音楽夜話

あの北村尚志君が何と自身5枚目となるCDアルバムを発表した。

彼は広告代理店の役員という仕事を抱えながら、膨大な時間と、大袈裟に云うならば自らの命を削りながらこの宝石箱のようなアルバムを生み出したんである。

アルバムタイトル「二つの道」とは彼の謎かけなのだろうか・・・。

仕事と音楽 行く道と帰る道 

まっすぐな道と曲がりくねった道

奥さんと愛人・・・・これは彼にはあり得ない

そんなアルバムの第一曲を飾るのが、わが九州ひぜん信用金庫のイメージソング「プロペラ」

ゴム動力の紙飛行機ってのが、地域金融機関としての信用金庫のコンセプトに見事にマッチしているのだ。

 <!-- 九州ひぜん信用金庫イメージソング  プロペラ -->

テレビやラジオのCMでも流れているので、みんなが良く知っている曲でもある。

先日のFM佐賀の番組の中でも紹介されていた。

改めて聴いてみると、噛めば噛むほど味のアル曲だなあとしみじみ思わされる。

彼は佐賀の吟遊詩人というキャッチコピーで活躍しているのだが、

「スルメのようなアーチスト」が適切なのかも知れない。

最近50歳の大台に乗ったらしいのだが、楽曲に取り組む旺盛な意欲と、妥協を許さぬ求道師みたいな姿勢は、長くご縁を賜っている私にも、大いに触発されるところでもある。

そして私も関係しているこの曲も収録されているのであります。


このCD私も取り扱っております。どうぞお申し付け下さいませ。