今日で牛と豚の生レバーは一切口にしてはならぬという御達しが下ろされ、明日から喰えないとなると妙に食べたくなる素直な胃袋の所有者である私は、いざとばかりに街に出た。
ところが武雄の街中捜しても、お客様のために、明日から禁止される生レバーを懐かしみつつ、味わいながら噛み締めさせようという奇特なお店はただの一軒もなかったんである。
経済とは需要と供給のバランス活動なのだが、ただの一軒もなかったんである。
食は文化だと広言して憚らぬ私は、どうにも納得いかない、武雄の食文化なのであります。
食に想いを刻んでいるなら、今夜の11時59分まで、カウントダウンしてでも、厚生省の画一的な行政指導に「造反」するような経営者がいないんだろうか・・・・・。
って思った次第
0157のリスクを考えたら、なるべく関わりたくないというのは判るにしても
生レバーをゴマ油と岩塩で食するという食文化に対してのプライドというかアンチテーゼはなかったのか・・・・。
極めて残念でなりませんでした。
結局、流れでとある高級焼肉屋さんに『最後の晩餐』を愉しみにまいりましたが、取り扱っておりませんと、ニベモない返事でありました。
「美味しい肉を提供するというポリシーはなかとかぁ・・・・・。」
金融マンゆえに、こんな言葉は心の中でしか吐けませんでしたが、今夜でラストだというんなら、最後に味わいたかった・・・・。
あんなに美味しかったのに・・・・。
こうして消費税は上げられるは、庶民の愉しみは簡単に事勿れ主義で奪い去られるはで・・・・哀しいことであります。
それでは今夜の歌
『恋はレバーにのせて』をお贈りいたしましょう。あっリズムにのせてでありました。
<!-- MUSIC TO WATCH GIRLS BY / ANDY WILLIAMS -->
それにしても喰うな!といわれれば、無性に食べたくなるもんですなぁ・・・。