日田豆田商店街から話がなかなか進まないのだが、まあそれだけ魅力が溢れていたということになろう。
温故知新古いものを大切にするのは一つの文化なんである。
それが街ぐるみで表現してあるのには、見事という他はない。
江戸時代から続く老舗の薬屋さんにも立ち寄ってみた。
日本丸という薬屋さんは丸薬を製造なさっていたらしい。
昔は入れ薬という家庭用の置き薬の中に、こういうお薬があった。
そしてそのパッケージも懐かしい限りなのだが、
この薬屋さんでは未だに現役なのだ。
思えば街中の薬屋さんも、調剤薬局以外は郊外型のドラッグストアにその座を奪われてしまった。
結果として日本の商店街はシャッター化して、人のふれあいも薄められてしまったのだ。
当たり前のことだが、日本全国ドラッグストアチェーンばっかし
しかし、よく考えれば中央資本なので、私達の地元にはパートタイマーさんの人件費を落とす以外は経済貢献はしない。
吸い上げたお金は中央の本部に引き上げられるのである。
これって余りにも一方的な経済論理
お金は回らなければ貨幣経済の意味が無いのだ。
中央にはお金が回り、地方は吸い取られるという構造に今の日本のおおきな問題がある。
便利さと品揃えの良さは結構なことではあるが、地域で設けたお金は地域に還元されなければ、地域のコミュニティーは成り立たない。
地域で集めた資金を地域の人々にご融資する信用金庫などは、立派にその貨幣経済を担っているんである。
古い薬屋さんが生きているのに、何故かホッとしたのであった。
単なる感傷的なレトロ感覚ではなく、現にちゃんとしたご商売を成り立たせていらっしゃるのだ。
こういうのって、例えウインドウショッピングにしても楽しいよね。
あった、あった・・・・。ケロリン。
歯痛にも呑まされていたような記憶がある。
その薬屋さんの建物は、これまた江戸時代からのものだという。
凄いよね。さすが天領で聞こえた日田、恐るべしである。
さて、商店街の一角に人形の展示ギャラリーがありまして、そこで出会ったお人形さんをご紹介したいと思います。
何とも云えないお人形さんの表情にうっとり見とれました。
くどい解説は不要でありましょう。
お楽しみ下さい。
表情がとても可愛く、作りもとても丁寧に制作されており、無骨者の私ですら、思わずホーッと見とれる素晴らしさでありました。
これらのお人形は勿論撮影の許可を受けております。
さて、これでやっと日田を後に、今度は湯布院に行くのでありました。
そして筋湯温泉では狂乱の大宴会が・・・・・。
以下次号