九州ひぜん信用金庫が積極的に行っているビジネスマッチング
長引く低金利状態の中での、貸出金利競争はもはや極限状態に達していて、ひいては体力の強い大手銀行のパワーゲームとなりつつある。
そんな中で地域金融機関は、金利以外のもう一つの価値観を訴えて生き残っていかねばならないんである。
その一つがビジネスマッチング
私達の仕事を通じて飛び交う色んなプラスの情報を取捨選択して、最も必要とされるお客様にご提供することや、
有益なビジネスのパートナーをご紹介することで、双方が幸せになられる出会いをコーディネートすることなど・・・・。
中央では政党の代表選挙が花盛りであるが、地方はそんな浮かれた状況にはない。
地方の疲弊は行き着く所まで行ってしまった感ありなのだ。
まず、単なるモノ売りの時代はとっくに終ってしまったのだが、それは例えば、街中の電気店、家具屋さん、米屋さん、八百屋さんが姿を消してしまったのがなによりの証拠なんである。
そんな中で、私達はビジネスの情報を探しに毎年東京ビジネスサミットに出かけ、地方都市にはない活きたビジネスの生け捕りを試みているのだ。
そんな中で出会った長野県の会社「たび寅さん」
秋山社長さんは、プラス思考の塊のような才女。日本商工会議所主催の女性経営者大賞を受賞されたほどの実力者なのだ。
インターネットにおけるホームページをタダ同然で制作してくれて、旅館やビジネスを含むホテルのインターネット予約売上を150%アップしてくれるという優れもののシステムを誇る会社。
東京ビジネスサミットでは、長野県の諏訪信用金庫のお世話で出展されていて、
たまたまそのブースの前を通りかかった私の目に、秋山社長さんのあでやかな浴衣姿が飛び込んできてからのご縁という訳である。
かねてより、西九州の旅館ホテルの苦戦に頭を悩ませていた私は、即座に・・・・・・
「お客様をご紹介したいのですが、九州まで来てくれますか・・・。」
と尋ねたんである。
果たして約束どおり秋山社長は最初の出会いから3ヶ月後に、九州に上陸されたのであった。
そして紹介した20先余の旅館・ホテルは公約通りに軒並み150%どころか200%以上の売上アップになったのだから、紹介者冥利につきようというもの。
ついには、この7月20日に、「たび寅九州支店」がわが町武雄に設立されることとなった。
九州の玄関口といえば博多が定番のところを敢えて武雄市なんである。ささやかな企業誘致に成功・・・・。
このことを地元の皆様にも知って頂き、地域経済の一端を担う仲間として、一緒に応援して貰いたいということで、「㈱たび寅歓迎パーティ」を開催することになったのだった。
議会中にも関わらず駆けつけて下さった樋渡市長さんや杉原議長さん、有難くて感謝の極みでありました。
ご多忙な中お出で頂いた馬渡法人会長さん、大坪観光協会会長さん、原商工会議所会頭さん、田中旅館組合長さん、石丸県議さんを始めとして・・・・・、
たび寅さんの西九州におけるユーザーさんは勿論のこと、普段お付き合いして頂いているお方にもご参加いただき、
40名ほどではあるが、中味の濃い、心温まるパーティが催された。
それは九州ひぜん信用金庫にとっても、実にいいビジネスマッチングのロール・モデルが誕生した瞬間でもあった。
このブログをチェックして頂いているという鹿児島相互信金の理事長さまや熊本中央信金の沼田理事長さんにもご紹介したら、すぐに飛んで行った秋山社長さんの行動力は凄いの一言。
しかもこの8月中旬にご出産されたばかりだというのに・・・・である。
たび寅九州支店は、当面九州のお客様を50軒にしたいとの目標
九州管内の28信用金庫が連携すれば、わけなく達成できると思っている。
集客に苦戦されている旅館・ホテルに福音をもたらす「たび寅」さんのビジネスモデルは、徹底したお客様目線であることから、まさに本物のビジネスマッチング足り得るものと自信を持ってお奨めしたい。