最近、すっきりとした青空が見れない。
「天気晴朗なれども空気悪し」なんである。
それは云わずと知れた、悪名高いPM2.5の所為であることには間違いがない。
私は歌うたいなので良く判るのだが、ここ数年すっかり喉が弱くなってしまったのもその所為だろうか。
そんな日々の中WHOがショッキングな発表をした。
2012年にPM2.5が誘発したとみられる死者が世界で700万人を超えたというのである。
まさに地球は最悪の状態に陥っている。
しかもこの厄介な公害超微粒子には発がん性があることも判明
膀胱がん、肺がんのリスクが高レベルなのだという。
「ふざけるんじゃねぇー・・・・。」
中国と云う国にはホトホト困ったもんである。
第一、人口が15億とも16億とも云われるくらいに多い。
その国がかっては12%、現在でも年率7%でGDPを増やし続けてきたのだ。
地球が悲鳴をあげるのも、むべなるかななんである。
超微粒子には新たにPM0.5というのも含まれていることが判った。
当の中国では、深刻な社会問題と化していて、対策費に800億円が投じられたとの報道もあるのだが、果たしてそんなことで追いつくのだろうか。
これは中国ハルピンの写真なのだが、とても人間が生息できる町だとは到底思えない。
そしてこの危険物質が西からの偏西風に乗って我が国を侵略している事実
日本政府もはっきりと迷惑宣言をすべきであろう。
元々が自己中心主義者の多い国なのだが、これは公然とした他国の侵害以外の何物でもない。
いやはや、人間の浅はかな叡智などいかに愚かなものであるかを痛感せざるを得ない。
昔、「霧にむせぶ夜」と云う歌があったが、今ではPM2.5にむせぶ夜となってしまった。
確かに、わが国でも一昔前に光化学スモッグに覆われた時代があった。
それも、経済の高度成長の時代であった。
その時代を経たノウハウを中国に対して徹底的に教え込む必要があろうというもの。
それは民間レベルの話ではとても追いつかない。
政府間協議に値する事案であるのだ。
しかし、現在は、政治のレベルでは断絶状態という惨状。
歴史に学ばなくてはいけないのに
それが人類の叡智というものなのに・・・・。
この写真は北京・・・・もう話にならん。
こんな酷い状態で、中国共産党は、まだ成長率7%を維持するというのだから、気が狂っているとしか思えない。
経済成長と引き換えに命を売り渡そうというのか。
一昔前の、すっきりと晴れ渡った青空を
未来の子供達のために取り戻したいものである。