日本中がうなだれた、哀しい日なのに
我が家のさくらんぼの木は春爛漫
春は名のみの・・・・という言葉もあるが、
ただ花は咲くのみ
ただ季節は廻るのみ
毎年想うのだが、この蕾のピンクがとても可愛い
開いた花を支える茎はまるで赤ちゃんの手である。
満開のチェリーブロッサムの様子からすれば、
今年も枝もたわわに、暖地さくらんぼが、
ルビーの宝石のような実をつけてくれることだろう。
明日から佐世保市内のお取引先、年金友の会のお客様を筋湯温泉にご案内しなくてはならない。
あいにく明日の昼から、帰り着く明後日まで雨模様だという。
疲れて帰り着いた時は満開のさくらんぼも散り果てていることだろう。
そんなことを思いながら、可憐な花を愛でた。
さくらんぼの実がなるのは、4月の終わりのゴールデンウイークにかけてである。
昨年は一念発起して、このさくらんぼのジャムを作った。
その甲斐あってか、寂しい我が家に嫁さんが来てくれた。
庭の花は一人で眺めるより、二人の方が美しさが増すような気がする。
さくらんぼさくらんぼさくさくらんぼちるさくらんぼ
風 竿
自然はこんなに可愛い花を咲かせてくれるのに、どうしてあんなにも惨いことをやってのけるのだろう。
そんな複雑な思いの一日であった。
春とは名ばかりの風の冷たい一日であった。