風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

かの岸へ漕ぎ出そう

2011年06月27日 23時59分59秒 | 風竿日記

今夜も短歌らしきものを紡いでみました。

私の祖母は歌人で、同人誌に秋女という名で、投稿していたほどです。

それは短気で心配性の、涙もろいばあちゃんでした。

叔母もまた忙しい合間をみて、短歌を作っては愉しんでおりました。

今更ながら短歌を志し始めた今、 血というものを思わずにはいれません。

短歌の装いが身に就くまで、一日一首で続けてまいりたいと思っているのですが、どうなりますことやら。

彼の岸へ船を漕ぎだし帆をあげて我は残り火を燃え盛る夜に

天の川に船を滑らし星波の さざめく甍微かに頬笑み満つ

        

牽牛の生業(くらし)たりてなお 川の水辺に溢るる君の水の輪

 

 

そもそも万葉集にも見られる通りに、古典時代には恋の歌を通じて告白していたのですね。

日本人の奥ゆかしさ、そして情熱的な表現を歌に託して詠む、えもいわれぬ言葉の選び方

これぞ日本文化の極致といえるのかも知れません。