今夜も短歌らしきものを紡いでみました。
私の祖母は歌人で、同人誌に秋女という名で、投稿していたほどです。
それは短気で心配性の、涙もろいばあちゃんでした。
叔母もまた忙しい合間をみて、短歌を作っては愉しんでおりました。
今更ながら短歌を志し始めた今、 血というものを思わずにはいれません。
短歌の装いが身に就くまで、一日一首で続けてまいりたいと思っているのですが、どうなりますことやら。
彼の岸へ船を漕ぎだし帆をあげて我は残り火を燃え盛る夜に
天の川に船を滑らし星波の さざめく甍微かに頬笑み満つ
牽牛の生業(くらし)たりてなお 川の水辺に溢るる君の水の輪
そもそも万葉集にも見られる通りに、古典時代には恋の歌を通じて告白していたのですね。
日本人の奥ゆかしさ、そして情熱的な表現を歌に託して詠む、えもいわれぬ言葉の選び方
これぞ日本文化の極致といえるのかも知れません。
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