恒例の管理者向けマネジメントのサマーセミナーを今年も暑いさなかに実施した。
例年通り一泊二日の完全缶詰セミナーでありましたが、脱走兵もいたくらいに極めてハードで厳しいセミナーなんであります。
テーマは管理者としてのマネジメントスキルアップの研鑽
日ごろ目先の問題解決に翻弄される営業店の店長・次長さんに、仕事を離れてゆっくりとした時間の中で、
「本来信用金庫としてどうあるべきなのか・・・・・」
「当田舎信用金庫はどうあるべきなのか・・・・」
「現状はどうなのか・・・・・」
「だからこうしよう・・・・」
という根幹的な問題解決、私達のプリンシプルを見つめ直す実戦的セミナーなんである。
目先や枝葉の小刀を研ぐのではなく、信用金庫としての伝家の宝刀を研ぐというんである。
わが田舎信用金庫の幹部クラス総勢75名が勢ぞろいすると、さすがに頼もしい限りなんであるが、彼らが如何に目覚めるかが勝負といっても過言ではない。
企業の価値とは人材そのものだから。
当金庫では殆どの内部研修を自前の講師でこなしてきた。講師自身も勉強になるし、おまけに職員個々人の特性も知っているから、痒いところにも充分に手が届くのだ。講師は「ムヒ」か「ウナコーワ」みたいでなくてはならない。
自分たちの弱点痒みは、当事者たる自分たちが一番良く知っているからでもある。
少しでも早く、職業人としての天から与えられた役割に目覚めて欲しいという、経営陣の強い願いの込められた研修でもあるのだ。だからこそ講師陣も必死、いかに本音で語りかけるのかが腕の見せ所でもある。
心に響かないと負けになるから・・・坊ちゃん育ちの麻生首相の言葉が、私達に届かないのと同じなんである。
35歳、遅くとも40歳までに自分がこの世に生まれてきた意味に気づけと言って来たが、手遅れとならぬように、個人個人が違う色んな潜在能力に刺激を与え続けているんである。40歳過ぎてから気づいてもよいのだが、フルパワーで活躍できる期間がそれでは短すぎるのである。
人は本質的にきちんと理解せねばならないことがあって、そのプロセスを経てからでないと、深くていい仕事は出来ないものなのだ。
何よりも本質が理解できていないと、人そのものが理解出来ないんである。
そして、信金マンとして大切な要素とは人情の機微に通じていること・・・・。逆境に遭遇した人ほど人の心の傷みが判るんである。そしてこの世は何かの問題を抱えながら頑張っている人ばかりだからだ。
船井幸雄氏の「成功者の三条件」というのをご存知であろうか?
初のコンサルタント上場企業となった船井総研が、全国の顧問先企業2万社の社長さんの「ひととなり」を詳しく分析した結果、成功している企業の社長さんには三つの共通した資質があるということを発見したのが、成功者の三条件なんである。
① 素直であること 素直ということは吸収する能力が高く成長する「のびしろ」があるということ。反面そうでない人は自身の独善と自我が成長をストップさせている。
② 前向きでプラス思考 何事においても積極的でポジティブな人がチャンスを掴む、消極的で後ろ向きな考えの人は事を興せないのである。
③ 勉強好きで好奇心旺盛 何にでも興味を示し、自分の物差しを広げる人が視野も広くなり、物事の本質をも掴むから成功するのであろう。
さあ来年の2月15日新生「九州ひぜん信用金庫」が大空に飛び立つのだ
私達の戦略テーマである「分母は常にお客様」という、永遠のテーマを具現化するための大航海が始まるのだ。
全員で力をあわせて本気で頑張りましょうね。