奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1837)

2021-09-03 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「時代を撃つノンフィクション100(佐高信著・岩波新書2021刊)」を読んだ。佐高信(さたかまこと1945生れ)氏は、慶応大学(法学部)卒、現在は評論家/東北公益文科大学客員教授である。------

この本「時代を撃つノンフィクション100」の目次は次の通り。“現代に向き合う(格差社会/無知の涙/鬼畜/ホームレス歌人のいた冬/村の女は眠れない/復讐するは我にあり/自動車絶望工場/生き地獄天国/経済の深層/大蔵省極秘情報/異色官僚/会長はなぜ自殺したか/住友銀行秘史/電通の深層/共生の大地/竹中平蔵/松下幸之助/アウトローの世界/憚りながら/突破者/許永中/宗教の行方/麻原彰晃/創価学会秘史/池田大作/闇の流れ/カルト資本主義/現代アジアと日本/じゃぱゆき/フィリピーナ/からゆき/科学と市民/知事抹殺/市民科学者/水俣病/苦海浄土)、”メディアへの問い掛け(出版業界最底辺日記/メディアの支配者/渡邉恒雄/不可触民/記者襲撃/武富士追及/メディアの中の個性たち/田中角栄/昭和天皇/狼煙を見よ/風流夢譚/後藤田正晴)”、“歴史を掘り下げる(戦争を考える/マッカーサー/密約/国防婦人会/別れのブルース/あの戦争から遠く離れて/ヒロシマ/不死身の特攻兵/日航123便/朝鮮中国の歴史と日本社会/閔妃暗殺/満洲裏史/張学良/近代史を学ぶ/ポーツマスの旗/杉原千畝/或る歴史の娘)”-------

佐高信氏は、慶応ボーイらしく上品なので、評論家として活躍されてはいるが、大向こうの機嫌を損ねて命を狙われることはなかったようだ。この本「時代を撃つノンフィクション100」は、佐高信氏が自身で言いたかったことを代弁してくれている著作者の本を列挙して自身溜飲を下げている風がある。そして30年前の同種の出版企画本“現代を読む100冊のノンフィクション(岩波新書1992刊)”の続編でもある。

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