奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1854)

2021-09-20 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「なぜリベラルは敗け続けるのか(岡田憲治著・集英社インターナショナル2019刊)」を読んだ。岡田憲治(おかだけんじ1962生れ)氏は、早大大学院(政治学研究科)博士課程修了、政治学博士。専攻は現代デモクラシー論。現在は専修大学(法学部)教授。-------

この本「なぜリベラルは敗け続けるのか」の目次は次の通り。“プロローグ(大人になれない私達)”、“なぜリベラルは友達が増やせないのか”、“善悪二分法からは政治は生まれない”、“なぜ支持政党なしではダメなのか”、“議論のための議論から卒業しよう”、“すべての政治は失敗する”、“お説教からは何も生まれない”、“ゼニカネの話で政治をしたい”、“議員には議員の仕事があるということ”、“なぜ私たちは協力しあえないのか”、“現実に立ち向かうためのリアリズム”、“エピローグ(政治に進歩はあるのか)”-------

この本の宣伝文は次の通り。私は本書執筆で友を喪(うしな)う覚悟を決めた。リベラルで知られる政治学者が書き下ろす警世の書。何時までもオトナになれない日本の野党勢力を痛烈に批判する。-------

岡田憲治氏は、日本のリベラルの知的核心を担ってきたと自負してこられたのだろう。でも、近年の日本の政治を見ると、タイトルにあるように、政権を1度は取ったが、その後は負け続けている。何が原因で、保守ばかりが政権を担い続けているのだろうと、政治学者としては腑に落ちないのだろう。------

この本では、虚心坦懐に、初心に帰って、リベラルの優れた点を見直して、それが理想的過ぎるのではないかとか、細かい点を論(あげつら)って、上手く政治運営が出来ないとか、野党同士の結束が出来ていないとか、反省し切りの内容となっているのだ。リベラルのリーダーは同志たちと言っておきながら上から目線が止まらなくて、大多数の大衆をバカ扱いさえしているのだ。

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