奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1845)

2021-09-11 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「非モテからはじめる男性学(西井開著・集英社新書2021刊)」を読んだ。西井開(にしいかい1989生れ)氏は、神戸大学(発達科学部)卒、会社員/NPO/無職/立命館大学大学院(人間科学研究科)博士後期課程を経て、臨床心理士。専攻は臨床社会学/男性マジョリティ研究とのこと。-------

この本「非モテからはじめる男性学」の目次は次の通り。“ぼくらの非モテ研究会”、“追い詰められる非モテ/自分を追い詰める非モテ”、“女神への執着と非モテ”、“非モテから離れる実践”、“非モテの苦悩の正体を考える”、“繋がり出した非モテ”、“隣り合って男を探求する”-------

この本の広告宣伝文は次の通り。恋人がいない、女性から好意を向けられない苦悩は、非モテという言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。非モテ問題は、現在も多くの男性の心を捉えて離さない。しかし、本当に非モテ男性はモテないから苦しいのだろうか。男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が“非モテ”という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。そして“非モテ”の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から、具体法を提示していく。キモい/弱い/ダサいと暴力的に片付けられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書。--------

西井開氏は、自身が“非モテ”であるかどうかについて、言明されていないが、モテないことに悩む男性たちの語り合いグループ“ぼくらの非モテ研究会”の発起人であることから、言わずもがなで、勿論、西井開氏自身の非モテの悩みがこの活動への動機となっているのだろう。-------

平成時代を通じて非正規労働者の大量出現があり、経済的にプアな男性伴侶を求めない女性も増加して、非モテ男性は当然にして激増したのだろう。人口減少の要因もそこにあることは分かっているが、非正規労働者のいなかった時代に逆戻り出来ないのだから仕方が無い。結論は、非モテ男性はつるんで仲間同士慰め合うしかないと云うのだ。男性にも整形が普通の国に日本も何れなるだろうと思った。女性は経済にも美にも厳しいのだから。

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