奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1860)

2021-09-26 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「死は最後で最大のときめき(下重暁子著・朝日新書2021刊/週刊朝日連載2019.11.8~2021.4.23の新書化)」を読んだ。下重暁子(しもじゅうあきこ)女史は、早稲田大学(教育学部/国語国文学科)卒、NHK入局しアナウンサーを務めた。民放キャスターを経て、文筆活動に入り活躍を続けている。-------

この本「死は最後で最大のときめき」の目次は次の通り。“プロローグ/眠りの中の一瞬の夢”、“喪失と永遠を考える/出合いそして別れ(心が動くと云う奇跡/八千草薫さんの死に思う/喪失を抱きしめること/美の永遠性について/ゴールを駆け抜けた雄姿/集り散じて人は変れど/この春の異常な不安/死に方は生き方である/水上勉さんの勘六山房/信じられぬ訃報相次ぐ/わが心のベイルート/山崎ハコさんとの縁/時を抱きしめる/別れで知る出会いへの感謝/死をさり気なく受け流す)”、“夢中になると云う事/様々な生き方(猫の耳は何を聞く/カラヤンと野際さんと/熱狂の黒いオルフェ/﨟たけた人はどこへ/家族制度の呪縛いまだ/明日は我が身/原爆の記録が語ること/敬老の日は要らない/ヴェネチア的生き方/土井たか子さん名前で呼んで/二二六と私/本当の女性登用とは/毎日が孤独のレッスン/自由を奪う高齢者差別)”、“最終楽章は華やかに/希望の足音(秋はどこへ消えた/簡素に優る美はなし/疎開が始まった/燕が来た/美意識という無上の資産/養老孟司さんの少年の目/金木犀の香り/書店がある幸せ/ゴロー君と森君と/タヒチの猫)”-------

下重暁子女史の本を読んでいる方なら、既に知っている内容のこともあるのだが、それでも初出の話の方が多いので、満足するのだ。タイトルのインパクトとは別に内容は下重暁子女史の日々の想いを書き連ねているに過ぎない。しかし、ファンならずとも下重暁子女史の、少し上から目線が、嫌みにならず面白いのだ。

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