しばらくは、雨続きらしい

ゆうべから、ぐんと涼しくなった。昼は、名残のせみが、心なしか、せつなく聞こえる。が、夜になると、すずむし　の、声が、どこからともなく、聞こえて来る。どっちも、もの悲しく、季節のうつろいが、心にしみて来ます。
特に、秋は、人の心を、そんな気持ちにさせるものかもしれません。
もうじき、木々が、色づいてくると、今まで自分が、生きて来たこと、女将にとって、とても大切だった故人の事などが、思い浮かんでなりません。
そんな時、数年前におとずれた時の、丹波の、あの、燃えるような、真っ赤なかえでの葉が、小川にさらさらと、流れて行く様が、いまでも、鮮明に、記憶の中に、よみがえってきます。な～んて、あまりにも、オセンチな女将であります。
昨日は、女将のパートナーである、真代さんを、連れて、河岸に行って来ました。
まだまだ、先週の台風の余波が、河岸の食材に影響して、品数が少なく、しかも、値が高い。と言う感じです。
そんな中でも、ふたりで、市場の中をめぐり歩いて、けっこう、良くて、比較的安い食材を、仕入れて、来ました。
こんな時、しょっちゅう、河岸に足を運んでいる、女将の一生懸命さを、河岸の、おじさん達が、太っ腹で、応援してくれる気がします。有る程度の、駆け引きは、ありますが、いつもは、高くて二の足をふんでしまう食材が、女将の言い値で仕入れる事が出来たりします。女将にとっても、又、次のステップに高揚出来るというものです。
そんなで、昨日のお通しは、最上のぼたんえびが３尾、でした。他にもたくさん有りますが、そんな、おいしいものが、安く食べることが出来る、女将の二合半に、ぜひお出で下さい。