思い立って河岸に

月曜日、
事の他忙しく、
２名様で、季節の８０００円のコースのご予約と、
女将より２歳上の秋田の同郷の方達４名の予約はあり、
女将は気合いを入れて準備していたのですが、
常連のお客様もいれて、
あっと言う間に満席になってしまいました。
コースのお刺身はふぐ、
両組に、はもしゃぶをお出ししました。
春の山菜はもう少なく、
わらび、こしあぶら、うこぎ、百薬草、浜防風、
こんな感じでボリュームに欠けるので、
笹打ち葱をたっぷり添えてお出ししました。
他のお客様にもお刺身の盛り合わせを、
お出ししたりで、
食材がからっぽになってしまい、
今日の休市日があるので、
どうしても、
河岸に行くモードになってしまいました。
やっちゃばでは、
初恋と言うファースト系トマトと、
黄色のマイクロトマトをゲット、
宮古島の茶豆、
すだちもゲット、
場内に入り、
小古間商店で魚の注文をした後、
ぶらり、拾い買いをしながら、
帰りました。
拾い買いで、超お得な、
最近いつも寄って買い求める小ぶりの‘あわび’と、
もう１軒で、
子持ちの‘しゃこ’をゲット、
この２品は店に持ち帰り、
すぐに酒蒸しにしました。
３０本ほどあったしゃこを、
冷めてから、Ｍ代子さんと２人で、
一生懸命剥き、
お通しにしました。
とても喜ばれましたよ。

３日ぶりでお邪魔しま～す。

土曜日、Ｋっちさんの会社関係の方達が、
Ｋっちさんを含めて総勢８名で、
都心から、
この烏山の二合半で、、
Ｋっちさんの送別会に集まって下さいました。
送別会と思えないほど、
和やかで、明るく楽しく盛り上がっていました。
第１弾の翡翠梅が完成したので、
デザートにお出しし、
仕事も一段落したので、
のれんを下ろし、
残った常連さんも一緒に、
楽しみました。
女将も、かのんちゃんの隣りに座り、
意気投合し、
今月中に又来て下さる約束をしました。
またお逢い出来たらうれしく思います。
そして昨日、
女将は１人で、
９時ちょうどの‘あずさ９号’に乗り、
甲府まで出かけました。
眠さが残っていたので、
甲府に着く直前まで、
車中ぐっすり快適に寝てしまいました。
甲府の駅はきれいで広く近代的にリニュウアルし、
人でごったがえしていました。
二合半のあるビルのオーナーのお嬢さんが、
迎えに来て下さいました。
曇っていたのに、
富士山、甲斐駒ヶ岳、北アルプスが、
雪をまとって、
女将を迎えてくれました。
感動です。
竜王町の山中にある、
山荘で、ある方にお逢いするために、
思い切って出かけました。
その山荘のお隣に住んでいらっしゃる、
女将が尊敬する、
女性の神主さんです。
お年は７０歳になられます。
女将が岐路にたった時、
いつも元気を下さいます。
話は急に決まり、
現実になりました。
先生にお逢いし、
今回も元気をいただきました。
これからが本当の人生だから、
休みながら頑張りなさい。
と言われ、
しゃきっとする思いでした。
直後、さらに山中を散策し、
山のパワーをもらい、
寝っころがったり、
御神木のの杉の木に抱きついたりして、
すっかり元気になり、
山荘にもどり、
お礼に３時間ほど、
草むしりを手伝い、
ちょっとだけ喜ばれて、
帰って来ました。

賑やかな宵

雨が全然降ってくれないので、
雨待ちしていた、
例の八重のドクダミを、
強行突破で、
移植べらを購入し、
秘密の群生地に摘みに行き、
根っこ付きのドクダミを摘んで来ました。
根が一面に張っていて、
移植べらをもってしても、
力のいる、
大仕事になりました。
丈夫で増える、と、聞いていたので、
１０本程にしました。
ドクダミ好きの和子ちゃんは、
とても喜んでくれました。
移植べらを買って良かったなあ、と、
思う一瞬でした。
昨日は、ぐるぽんでご予約の、
６名様と２名様の２組、
それとＫよ子せんせいの、
ちょっと早めのバースデイに、
有志が集まり、
店は満席になりました。
Ｋっちさんがシャンパンを買って来てくれ、
ワイン会社の方が、
これから夏に向けての白ワインを、
試飲用に持って来てくれたので、
みんなで盛り上がりました。
るっちゃんも１人で来てくれ、
一緒に楽しみました。
明日の土曜日は、
Ｋっちさんの会社の有志の方々が、
送別会に１０人程集まってくれるので、
河岸に行くつもりでいます。
月曜日も、季節料理のご予約があり、
Ｔ社長も、故郷の秋田から同級生が状況して来て、
その中の３人で、おいでになります。
なので、
土、日と２日間、ブログはお休みです。

翡翠煮、着々と

月曜日に仕入れ、
Ｍ代子さんと２人で、
一生懸命針うちした青梅が、
着々と進行中であります。
針うちして塩水に漬けて１晩、
塩抜きして１晩、
銅鍋に銅の板、十円玉を入れて、
ことこと、
塩水に漬けて茶色になった青梅が、
鍋の中で、くるくる回りながら、
元の美しい梅に戻って行きます。
銅の緑青を抜くため、
水にさらし、
１晩タッパーに入れて冷蔵庫に、
今日朝、冷蔵庫から出し、
常温に戻ったところで、
蜜煮にはいります。
お砂糖を入れ、ゆっくり含めます。
次、そのシロップを捨て、
もう少し濃い砂糖水で含め、
今晩もう１度冷蔵庫に寝かせたら、
明日は仕上げに入ります。
今度は蜂蜜を入れたシロップで含め、
やはりゆっくりと…
冷まして、冷蔵庫で冷やしたら、
オーケー、ぐ～。
翡翠梅の完成です。
最短で４日間かかります。
完成した所で、
第２弾、
Ｋっちさんが、
蘆花公園の農家から求めて来てくれた、
４Ｌの河岸で仕入れて来た梅より、
大きい梅です。
２キロもあります。
頑張ります。

今月は何故か毎水曜日、河岸が休み

河岸に行かない日でも、
毎日の様に電話注文をするので、
毎水曜日の休市日は、
しっかりと肝に銘じてチェックしておかないと、
たまには、困った事になります。
休市日でも、
河岸での、我が二合半のホームグラウンドである、
小古間商店では、
誰かが交替で午前中詰めていますし、
魚によっては、
大きな水槽が３個もあるので、
何とかはなります。
ただし配送は休みなので、
自分で行って、
魚をかついで来る事になります。
休市日の河岸は、
いつもはとても賑やかなのに、
ひっそりとして、
場内の奥の奥まで、車で入る事ができます。
女将が、前に行った時も、
勘違いした観光客が、
奥の方まで入り込んで、
注意を受けているのを見かけた事があります。
大概は、水槽にも冷蔵庫にも、
鍵をかけていると思いますが、
時には何十万円もの魚の盗難もあるそうなのです。
警備員の人はいるのですが、
河岸のおじさん達と同じ格好でいたら、
誰も疑いませんものね。
ぐるぽん第２弾がそろそろ動いて来ているので、
ふぐの注文は早め早めにしないと、
当日では、手に入らない事もあるのです。
やはり、
季節的に需要が少なく、
売れ残りのリスクを少しでも少なくするように、
仲卸しの人達も前注文です。
そんなルールに乗っ取って、
粛々と仕事に励みます。

最後のほたるいかゲット

どうしても、
ほたるいかのしゃぶしゃぶを食べたいとおっしゃる、
Ｋ子ちゃんのために、
月曜日から、
河岸にいっちゃいました。
土曜日は、るっちゃんと河岸に大将が来て下さって、
大将は、干し柿のお菓子を、
るっちゃんは、河岸に行って来たと、
インドまぐろのほほ肉と尾肉を、
それぞれお土産に持って来てくれました。
両方とも、
超おいしかったで～す。
まかないに、と、頂いたまぐろなので、
Ｍ代子さんと、カウンターの常連さんと、
全部、いただいちゃいました。
最高でした。
るっちゃん、どうも有り難う。
るっちゃんに即発された訳ではありませんが、
昨日は、早起きして、河岸に行きました。
ほたるいかを探すためであります。
天下の築地だからと、
高をくくり、甘くみていたら、
さあ、かしの場内中、
目を皿の様にして探すも、
全然無し、
もう無理と思って、場外に抜けちゃおう、
と、第７通路のおしまいの大きなお店に、
な何と１枚だけ、
生ほたるいかを見つけました。
まだ、ほたるは終わりではないが、
時化で、入荷が極端に少なかった、
と言う事らしく、
競り場で、２枚しかないほたるを、
うちが全部持って来た。
と、売り子さんが豪語、
まさに女将の執念が、
ほたるいかと引き合わせてくれた様な気がします。
取りあえずよかった～。
しゃぶに添える名残の山菜もゲット、
わらび、うこぎ、姫茸、こごみ、浜防風、黄色たもぎ茸、鴇色平茸、
等も、
河岸は楽しい～。

ご苦労様でした。

嘱託になって３年、
本来ならばもう２年頑張ろうと思っていたＫっちさん、
先月の入院を期に、
昨日で退社しました。
急な退社でしたが、
会社の同僚の方や皆さんから、
お花やプレゼントをかかえきれない程いただき、
電車には乗れず、
大手町から、
タクシーで帰って来ました。
Ｋっちさんの人柄は、言うに及ばず、
皆さんから惜しまれ、
華やかな幕引きとなりました。
そんなＫっちさんと女将は、
親友ですが、
落ち着き次第、
故郷の熊本に帰ってしまうので、
一抹の寂しさがあり、
何だか複雑な気持ちであります。
女将だけにあらず、
この二合半でＫっちさんとふれあった、
みんなが同じ思いである事に、
違いありません。
今日から６月、
東京でのこの１ヶ月、
悔いの無いように、
日々を過ごしたいと思っています。
そして、Ｋっちさんが熊本での暮らしが落ち着いた頃、
みんなで押し掛けようと思っています。
くまもんにも逢えるかも～。