21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

海外には存在しない国際関係論

2011年03月10日 21時14分49秒 | Weblog
第一次世界大戦中とか、世界恐慌時、1960年代など、一時期はやって海外で流行し、日本に入ってきた国際関係論がある。

一時的な流行だったにもかかわらず、当時留学していた日本人学者が持ち込んだのか、当時の論文を読んだ人が持ち込んだのか、「普遍的」みたいな扱いを受けている考え方がある。

例えば、
・内政不干渉
・国民国家
・治外法権
・領域/国民/主権
・自衛権
・憲法

・・・あと何だっけ?

なぜ経済学者は金融危機を予測できなかったか?

2011年03月10日 19時20分55秒 | Weblog
誤解がある。

「経済学者が金融危機を予測できなかった」わけではない。
当時から、金融危機の発生を警告していた経済学者は多くいた。


問題は、
なぜ、マスメディア(新聞・テレビ)は金融危機を警告する経済学者の意見を取り上げなかったのか?
ってところにある。

メディアの編集担当者が「経済学者の警告」に耳を傾けなかった点に問題がある。
警告が無視されたのであって、経済学者が警告を発しなかったわけではない。


また、経済学部は研究している対象が広い。
現代の経済を対象としていない研究者が金融危機に気づけないのは仕方ない。



マス・メディアの問題と他に、「政治の問題」がある。
民主主義社会では、「正しい意見」より「魅力のある意見」に人気が集まる。

虫歯になったことが無い子供に歯を磨かせるのが難しいように、好景気の時に危機の備えをさせるのは難しい。
選挙で「聞えが良い政策」を話す政治家が選ばれ、有権者の効きたいことだけを言う人を経済運営担当者に選ぶ以上、金融危機の警告を発する経済学者が行政の現場で活躍できる可能性はない。


いかにして、正しい人が正しいことを発言出来るようにするのか、それが問題だ。

東証と大証の統合協議・・・

2011年03月10日 09時58分50秒 | Weblog
「統合」「システムの一元化」って言葉の具体的な意味が不明ですが、、、
「リスク管理」がどうなるのか気になります。

地震・津波・地球温暖化・・・

一元化したシステムを東京だけから管理すれば、「関東・東南海地震」が起きれば、終わりです。


国内の証券取引所が地震で消滅しても、シンガポールがあるので投資家が不安になる必要はありませんが、
国内の証券業界にとっては「リスク管理」が大変重要です。


システムそのものは「一元化」しても、システムの運営・管理は「多元化」して欲しいです。


オンライン取引を提供している金融機関が増えています。
「リスク管理」はどうなっているんのか、今更ながら不安です。
関東で大地震が起きて、もし東京電力からの電力の供給が止まったら、ほとんどのサーバーは機能停止に陥るんですかね?


まさか、そんなことはないと思いますが。
「喉もと過ぎれば、熱さ忘れる」って言葉もありますし・・・