Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

古いアルバム

2023年06月10日 | 家庭

もう少しだけ、母のこと。
今思っても、先週岐阜で過ごした一週間は中々辛いものでした。
母がいつ死ぬか分からないという恐怖に怯えながら、実家で過ごした眠れない日々。
いっそ亡くなったと聞いてからの方が、来るものが来たというあきらめの境地に達した気がする。
お通夜や告別式には夫や息子も同行してくれたし、大勢の親戚に挨拶したりで悲しんでいる暇もない。
まあこれからも悲しみはジワジワ来るのでしょうが…


その岐阜での日々、病院に毎日通いましたが、病室には15分間しかいられない。
残った有り余る時間で、せめて実家の不要物を少しでも捨てたいと思いましたが、その地域は捨て方が結構厳しく、特に不燃物や粗大ごみは要予約だったり日にちが決まっていたりして、すぐには出せない。
仕方なく私がしたことは、20冊以上あった古いアルバムの整理。
上の写真は押入れの下段いっぱいに積まれたアルバム、これ以外にもっとあるのです。

(実家の前で)

役場にアルバムの処理の方法を聞いたら、写真はすべて剥がし、台紙は粗大ゴミとして出してくれと(要予約、有料)。
数十年も前の写真、台紙に張り付いて中々剥がれないのを、片っ端から剥がしました。
実家にあった古いペーパーナイフが役に立ちました。
これはというものだけ残し、ボケた写真、同じような写真をどんどんゴミ袋に。
大きなゴミ袋が次々にいっぱいになる。

 
(父の選挙の時)

息子たちが小さい頃、可愛がって貰った写真。
国内外の美しい景勝地で撮った写真。
友人や親戚たちと一緒の楽しそうな写真。
80歳の時、私とウィーンやプラハに行った時の写真。



なんだ…
17年前にお父さんが亡くなってから何もいいことないと散々毒づいていたくせに、その後も楽しそうな写真が山ほどあるじゃないの。
お菓子の大きな空き缶いっぱいに入れた残る写真、今度新しいアルバムに入れるつもりです。


(プラハのカレル橋)

コメント (17)
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遂に…

2023年06月08日 | 家庭

5月中旬に転倒、骨折した母はその後、医療介護付き施設に入居。
ところが熱が下がらず、数日後、救急車で入院したという知らせが。
その時点で病院にお見舞いに行こうとしたのですが、コロナで制限されており、なんと1週間以上先しか予約が取れない。
やきもきしていたところ、30日火曜の朝、主治医から、容体がよろしくないと電話がありました。
面会の予約日がまだ来ないと話すと、そんなこと言ってる場合ではない、今日にでも許可しますと。
新幹線に飛び乗りました。

病室の母は酸素マスクと点滴に繋がれた状態で、ほぼ意識はありませんでした。
お母さんと耳元で叫ぶと、微かに目を開けるが、すぐに閉じてしまう。
それから毎日、15分間の面会の為に病院に通いました(緊急だからと主治医が許可してくれた)。
後半は酸素マスクの機械が大型に代わり、呼吸は更に苦しそうになり、呼びかけても目を開けることもなくなりましたが、15分間手を握っていました。
遠距離ですが一旦帰ってもいいかどんなものでしょうかと医師に聞くと、なんとも言えませんねと。
消えそうな命の灯はいつまで燃え続けるのか?
6日間一人で実家で過ごして日曜の夕方、睡眠不足でフラフラになってマンションに帰宅したら、亡くなったと連絡が。
皮肉なものです。


(4年前の米寿祝の時)

トンボ帰りし、お通夜と告別式を済ませて帰宅しました。
今はもう虚脱状態。
8年前に母が心筋梗塞で倒れて心臓が弱ってからの、ほぼ毎月の私の新幹線帰省も終わりました。

死に目には遭えなかったとはいえ、どうせ意識はなかったし、私は6日間毎日通った。
92歳と歳に不足はないし、本人ももうずっと父の所に行きたがっていた。
親を見送るのは、誰もが通る道なのだし。
コロナ禍のもっと酷い時、まったく会えないままに病院で親を亡くした友人もいる。
等々自分を納得させる言葉を探していますが、そうは思っても悲しいものですね。

お互い気が強くて、憎まれ口を叩き合う母娘でした。
いよいよ弱ったら、もっと優しくしようと思っていたのに。
突然骨折して、そのまま逝っちゃうなんて反則だよね?
ずるいよ、お母さん…
今までありがとう。



コメント (26)
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骨折のその後

2023年06月02日 | 家庭
骨折して医療介護付き施設に入った母ですが、その後、熱が下がらずに入院しました。という訳で、3日前から岐阜に来ています。容体が安定してくれればと祈るのみです。

岐阜は朝からバケツをひっくり返したような雨です。
皆々さまもお気をつけ下さい。
コメント欄は閉じさせて頂きます。
写真はクラシックハウスの薔薇。
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