KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

今年度の基礎理論セミナーが始まりました!

2018-11-26 09:56:59 | 日記
11月24日(土)~25日(日)

いよいよ今年度の「基礎理論セミナー」が始まりました。
会場はお茶の水・ソラシティカンファレンスセンターです。JRお茶の水駅の聖橋口の目の前にある高いビルです。
全国から参加される方にとっては、とても利便性の高い場所にあります。新しくて、会場のマイクや機材も使いやすいです。



さあ、開始10分前です。
今回もまた、新たなメンバーとの出逢いがたくさんありました。地域・在宅領域で働いておられる方々の参加が目立ちました。これも時代の変化を反映しているのだと思います。ナイチンゲールKOMIケア理論は、生活と人間を重視し、個別の生活に適した実践を展開していくところに特徴がありますから、病院から在宅まで、幅広く活用していただけると思います。教育畑からのご参加もあり、多彩なメンバーが集いました。



1日目は「ナイチンゲール看護論」を『看護覚え書』を通してお伝えしました。新たな側面から、内容を強化しての講義です。
2日目は「KOMIケア理論の特徴と構造」をわかりやすくお話し、「目的論」と共に「対象論」の主軸の1つ、「いのちのしくみ」の基礎編をお伝えしました。
「植物器官と動物器官」の話が面白かった!との感想が、たくさん寄せられました。ケアは回復過程として体内の乱れたとところをメンテナンスしている「植物過程」を助けるために、働きを休止している「動物器官」の代行をするところにある、という点を理解していただけれればと思います。
KOMIケア理論の根拠にもなる学説です。この視点は、今後のセミナーでもしばしば出てきますから、しっかりと復習をして次回に臨んでください。

夕方4時を過ぎると、辺りはもう真っ暗です。間もなく12月に入る東京。カンファレンスセンター前の広いエントランスにも、きれいなイルミネーションが灯りました。
ホ~とした気持ちになって、2日間を終えました。





12月のセミナーのプログラムが一部変更になりますので、ご了承ください。

東京藝術大学で開かれている「ケアとアート」のセミナー

2018-11-11 08:50:55 | 日記
11月10日(土)

東京藝術大学で開催されている履修証明プログラム「Diversity on the Art Project」の一コマを担い、講義して参りました。
藝大は上野公園の中にあります。良く晴れた朝、気持ちよく公園を通って大学を目指しました。


藝大には「美術学部」と「音楽学部」があり、校舎は道路を隔てて別れています。これは美術学部の玄関です。講義は美術学部で開かれています。


今回のプロジェクトは、藝大の学生さんの他、一般市民も履修できるプロジェクトで、今年で2年目だそうです。
私は福祉楽団の飯田大輔さんがマネジメントしている「ケア原論」のプログラムの流れにそって、その一コマを担当したというわけです。
面白い時代になりましたね。藝大でケアの講座が開かれ、関心のある多分野の方々が聴きにきていらっしゃる・・・。
でも考えてみれば「ケアとアート」は相性がいいと思います。ケアは文化そのもの。アートも文化。一緒に学べないほうがおかしいです。よい企画だと思いました。
講義の最後に、「自然死」について話しました。すでに時代は「病院死から在宅死(自然死)」の時代に入っています。
受講生は、かなり関心が高く、皆さま、熱心に聞いてくださいました。

朝早いので、電車にもしトラブルが発生すると遅刻です。最近は頻繁に人身事故が起きていて、その都度1時間は足止めに会います。そこで近くのホテルに泊まることにしました。これはホテルの部屋からの景色です。見えるのは「不忍の池」。この池には昔から「蓮の花」が一面に咲いています。今は花はありませんね。


講義が終わって、再び午後の公園内を歩きました。土曜日とあって公園内は人で溢れていました。でも上野公園は東京でも有数の美しい公園です。


今、盛んに宣伝している「フェルメール展」が開かれていました。ここも上野動物園前と同じく入場者の長蛇の列。当日券が買えたら・・と思ったのですが、すでに夜の部を除いて満席でした。やはり本物を見てみたいですね。