KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

解散総会が成立し、いよいよ3月で学会は閉じることになりました!

2019-03-25 15:24:18 | 日記
3月24日(日)

22年間続いた「KOMIケア学会」ですが、その使命を終えて、今月でその幕を閉じることとなりました。
応援してくださった皆さま、本当に有難う!!


良く晴れた24日、お茶の水にあるソラシティカンファレンスセンターにおいて、解散総会が開かれました。


今回は、9年間続いた「NPO法人・ナイチンゲールKOMIケア学会」解散のための総会です。NPO法人の設立や解散に際しては、厳しい規約が存在します。その規定に則り、必要なすべての手続きが行なわれるわけです。解散に関しては、すでに昨年6月に開催された「第9回ナイチンゲールKOMIケア学会」の総会において可決されていますが、今回は1年間の活動報告や決算報告がなされ、解散に関して、改めて会員の4分の3以上の合意が必要とされたために開催されたのでした。
総会にに先立ち、記念講演会がもたれました。テーマは小南吉彦による「看護と医学」、金井一薫による「KOMIケア理論の新たな展開」、石川惠子と青木智子による「いのちのしくみと疾病論の研究報告」でした。ナイチンゲールKOMIケア理論は、今後ますます充実・発展していくだろうという期待が膨らみました。




最後に総会です。持丸晴美さん、杉山恵子さんによる議長、副議長のリードで、「解散の承認」が全員一致で可決されました。


この後は、6月30日までに清算人の立ち合いのもと、法人解散のための全ての事務処理が行なわれます。
最終の報告は、4月中旬に発行される『KOMIケア通信』(最終号)にてお伝えします。同時に会員の皆様には冊子『いのちのしくみと疾病論』もお届けします。
ご期待ください!!




KOMIケア学会最後の教育実践者研究会

2019-03-13 09:30:12 | 日記
3月3日(日)

早咲きの桜が早稲田大学の図書館わきに咲き誇っています。春一番の花の便りです。いよいよ日本列島に桜の便りが届く頃となりました。


次の写真は、徳島文理大学に通う飛行機の中から撮りました。夕方の便で飛ぶと、こんな夕焼けの中に映える富士山と出会えます。心休まるひと時です。


さて、国家試験も終了し、卒業式を迎えるばかりになったこの時期、KOMIケア学会としては最後の研修会である「教育実践者研究会」がお茶の水にある中央大学駿河台記念館で開催されました。北海道から九州まで、全国各地でKOMIを展開してくださっている施設から20名ほどの関係者や臨床の方々がご参集くださいました。



今回のテーマは「教育に“いのちのしくみと疾病論”をどう反映させる?」というものです。
KOMIケア理論は、ようやくその中心核になる“いのちのしくみと疾病論”を、ケアの視点で解くことができるようになりました。私の30年来のテーマです。
このテーマは、基礎教育の中に反映されてこそ、実のある実践者が育つと思います。概要は次回の「総会における講演会」の中でお話ししますから、皆さま、是非いらしてください。
実践事例として、KOMIケア理論展開の先駆的モデル校として活動してくださっている「四日市医師会看護専門学校」の青木先生と山口先生に、現状をお話ししただきました。
これぞKOMIケアをベースにした展開! わかりやすく実態を説明してくださったお二人に感謝します。当校では看護を展開できる頭を持った学生さんが育っています。同じ3年間の教育で、ここまでやれるんだという感動をいただきました。お二人にも長い、長いKOMIケアにお付き合いいただいた歴史があります。
 
最後に、福祉教育で介護福祉士を育てている先生から、「介護にも同じストーリーが使える」というご意見をいただきました。「ケア」を展開する職種どうし、もっともっと連携を強めていきたいと思います。