KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

神戸女子大学社会福祉学科にて講演

2013-12-20 12:33:03 | インポート

P1090616P109063912月13日(金)

神戸女子大学・社会福祉学科の介護福祉士選択の学生さんたちに、「KOMI理論」の講義を行いました。

神戸女子大学の介護コースでは、すでに基礎理論としてKOMIケア理論が導入され、介護実習においてもKOMIチャートシステムが活用されています。主任の横山正子先生は、KOMIケアのイーラーニングシステムを開発され、実習に大いに活用されているようです。

この日は他校の介護福祉士養成校の先生たちも参加され、学生さんとと一緒にKOMIケアが大事にしている視点を学んでくださいました。

講義の後は、希望者が集まり、懇親会が持たれました。私の講義を各学生さんがどのように受け止めたのかを知ることができた、たいへん貴重な時間となりました。彼女たちの感性の豊かさに感心しました。

介護と看護の本質は同じです。神戸女子大学の学生さんたちと、東京有明医療大学の学生たちとの懇談会でも持たれたら、きっと学びの段階から、介護と看護の協働の世界が出来上がることでしょう。将来は、こういう企画もほしいですね。


日本看護科学学会・第33回学術集会

2013-12-14 16:14:03 | インポート

Photo_212月6日(金)~7日(土)

第33回日本看護科学学会・学術集会が、大阪市の国際会議場で開かれました。

大きな会場なので、1カ所の施設内ですべての発表が行われました。私は7日の午後、「看護教育7」の会場において発表が許可されて口演を行ってきました。テーマは「コミュニティ・ナース養成のための専門職大学院構想―ドイツの看護教育をヒントにしてー」です。

10分口演、5分質疑応答でしたが、5分という時間では質問に応えきれませんでした。終了後に数名の先生から具体的なより詳しい資料が欲しいとの要望があり、満足のいく発表となりました。ちなみに本研究は、平成23年度~24年度にかけて行なわれた「文科省・科研費:挑戦的萌芽研究」(課題番号:23660025)の成果を基にまとめたものです。

これからの日本の看護教育における大学院構想のヒントとして、また大卒の介護福祉士のキャリアアップの道筋の1つとして、さらに多くの方々に関心を持っていただければと思います。

さらに詳しい発表は、来年6月に開催されます「第5回・ナイチンゲールKOMIケア学会学術集会」において行います。是非聞きにいらしてください。

詳細は、ナイチンゲールKOMIケア学会のホームページをご覧ください!


四日市医師会看護専門学校・創立50周年記念講演会

2013-12-03 12:08:24 | インポート

Photo_4Photo_511月30日(土)

晴れ渡った晩秋の空のもと、四日市医師会看護専門学校の創立50周年記念講演会が開かれました。

この学校と私とのお付き合いは古く、10年前に当校が2年課程の進学コースから「3年課程のレギュラーコース」に切り替えた時点まで遡ります。実習の記録用紙を検討する段階において、ナイチンゲール看護論に基づくKOMIチャートシステムが採用されたのです。青木智子先生を中心とする看護教員が一丸となって、教育内容の全てにナイチンゲール思想が行きわたるように話し合いが持たれました。そして現大山直美副学長のリードのもと、ゆるぎない教育方針が確立していきました。

KOMIで育った学生たちの評判は良く、卒業生にはあちこちの臨床から就職の声がかかり、着実に看護界に育っていっています。KOMIケアの視点で実習を開始した当初は、臨床からは「そんな優しい理論では看護界には通じない」などと言われたそうですが、その臨床現場が逆にKOMIケアを取り込むようになり、教育のあり方は一定の評価を得るように変化してきています。

四日市医師会看護専門学校は、本来の専門教育の姿を具現化している日本では数少ない学校の1つだと思います。

この日は三重県看護協会長様をはじめ、実習病院の管理者の方々など、多くの関係者で会場は埋め尽くされ、「看護の原点」を確認する貴重な一時を共有することができたと思います。看護学生や高校生も参列して、式典は成功裏に終わりました。

次の10年に向けて、新たな、そして着実な歩みを刻んでいくことを心からお祈りしております。お招きいただき、有難うございました!