KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

今年最後のセミナーが終了しました!

2015-12-24 09:59:48 | 日記


12月18日(金)~19日(土)

ナイチンゲールKOMIケアセミナー東京編・第1日目が終了しました。
東京におけるセミナーは、今年は5月~7月にも開催しておりますが、今回は同じ内容での2回目の開催となりました。
今年から全6日間のコースで行っておりますセミナーでは、一貫したナイチンゲールKOMIケア理論が語られています。
きっと受講生の皆さまの頭には、まとまった新鮮な理論として届いていることと思います。
看護職の方はもちろん、介護職の方々の参加が増えてきました。そして今回の参加者の中には、小諸の若い女医さんの姿がありました。医師の方々にナイチンゲールKOMIケア理論が届き、チーム医療の現場で使ってくださったら、どんなに良いケアが提供されることでしょう。素晴らしいことです!

さて、今日はクリスマスイヴ。町のあちこちに大きな美しいクリスマスツリーが飾られています。
この写真は、東京駅の前に建つKITTE会館の中に飾られていたツリーを撮ったものです。真っ白に雪を被った大木がビルの真ん中にそびえている景色は圧巻でした。

今年はこのKOMIブログにも、多くの方がアクセスしてくださいました。私にとっては大きな励みになります。来年も頑張るぞ……、という気持ちです。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
1年間、有難うございました!!

第4回・ホームホスピス全国研修会in熊本

2015-12-07 17:30:03 | 日記




12月5日(土)

ホームホスピス全国研修会が、熊本で開催されました。
現在、全国にはホームホスピスが23か所程度あるようですが、会場には300名ほどの方々が参集されました。
日本のホームホスピスは、市原美穂さんによって、宮崎の地で創られた「かあさんの家」が初めてのようです。
施設におけるホスピスではなく、普通の民家を住まいとして、そこで最期を看取るという取り組みです。
KOMIケア学会のメンバーとして活躍してくださっている神戸の松本京子さんも、神戸の地に3つの「ホームホスピス」を営んでおられます。松本さんたちのケアは素晴らしいです。
その実践を綴った『ホームホスピス“なごみの家”の7年』という本が、この度出版されました。この本を読めば、これがホームホスピスか…、と納得がいきます。

研修会は、まず美婆(びば)会の皆さんによるアトラクションから幕を開けました。
90歳代のメンバーを含む高齢者のグループが、歌ったり、踊ったりと、エネルギー溢れるアトラクションでした。地域の中で横のつながりを深め、頭や声や手足を使っての演芸は、健康寿命をたっぷりと増長させることでしょう。

次に、金井一薫による講演があり、次いで評論家の米沢 慧さんの講演「今一度、ホスピスの意味を問う」がありました。
続いて、上記の二人に加えて、市原美穂さんが登壇し、3人による鼎談が開かれました。
1時間はあっという間でしたね。
会場の方には、どのように響いたでしょうか?

そもそも、ホームホスピスとは何か、という問いかけからしなければなりません。
法的に制度が創られていない中、ケアの自由度が高い反面、ケア提供者の理念と実力が大きく反映する仕組みです。これは日本のこれからに、新たな「看取りの文化」を創造していくかもしれません。それだけに、ホームホスピス協会メンバーの方々の大いなる奮闘に期待がかかります。
「病を患って、または老いて死ぬときは家で……」という多くの人々の願いに、「ホームホスピス」が1つの答えと形を提示していくことでしょう。心から期待しています!

ホテルは熊本城の真ん前にありました。
夜はお城がライトアップされ、幻想的な景色を味わうことができました。