KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

ナイチンゲールKOMIケア学会・2015年度学術集会

2015-06-30 11:51:33 | 日記





6月27日(土)~28日(日)
ナイチンゲールKOMIケア学会・第6回学術集会が、千葉県幕張メッセで開催されました。
今回は、KOMI理論学会第1回目から数えて、通算20回目となる記念すべき学術集会でした。(すみません・・・!20回目でなく、19回目でした!)

千葉県の社会福祉法人・福祉楽団のメンバーと、神奈川県の社会福祉法人・小田原福祉会のメンバーが事務局を支えてくれました。
企画のアイディアから、特別講師の交渉、運営の全てを引き受けてくださり、学会長の飯田大輔さんを補佐して、素晴らしい内容を演出してくださいました。
学会テーマは「やってみよう。まあまあ楽しいケア。」です。ちょっと、不思議なネーミングですが、これは福祉現場で働く若いケアワーカーさんたちに、敷居を低くして入ってきていただけるように頭を絞った結果です。
ところが、実際の2日間の内容は、まあまあわかる・・・どころではなく、ずいぶんわかる内容であり、興奮するほどに時代の先を見せていただけた内容だったのです。きっと、参加された方々は、こういうケアをやってみたい、こんな職場で働いてみたい・・・、時代はこんな方向に動いていくんだ・・・と思ったはずです。
会場は若い人たちであふれていました。
これからのKOMIケアの発展の姿を見た思いがしました。

詳しくは「学会集録」をご覧ください。
入手されたい方は、下記にお問い合わせください。1冊1,000円
学会支援機構:ナイチンゲールKOMIケア学会
TEL:03-5981-6011(担当・高田)

ナイチンゲールKOMIケア学会の会員の方には、次号の『KOMIケア通信第13号』と共にお送りします。



基礎理論編セミナー開催中・生命論

2015-06-14 13:36:10 | 日記



6月12日(金)~13日(土)

今年度の基礎理論編のセミナーが東京・茗荷谷の日本社会事業大学のキャンパスで開かれています。
5月に引き続き、昨日、6月の2日間のセミナーが終了しました。
第2回目のセミナーは、「生命論」(疾病論)です。
この内容は、これまでの疾病論と比較して、格段に進化しました。全体としてKOMIケアが描く「生命論」と言って良いと思います。
ヒトの生命を、この視点でとらえると、ケアの方向軸がすっきりとみえてくるのです。そして医学中心のものの見方から脱した内容となりました。

ネットで公表していたプログラムを、上記のように整えて再構成して教授いたしました。5月の内容を継承したかたちになっていますが、全体としてヒトの生命のなりたちとかたちが見えてくるように構成しています。さらに最終的には、具体的な「生活の処方箋」が描けるように導いています。

今年度の基礎理論編は、月に2日間のプログラムを組みましたので、日曜日の会場が取れなかった都合上、金・土曜日の開催となりました。勤務の都合で土曜日しか参加できない方から、今後は土・日で開催してほしいとの要望がたくさん寄せられています。来年度は是非、この方向で考えていこうと思います。

あじさいの季節ですね。
わが家の小さな庭にある紫陽花をカメラに収めました。

皆さま、また7月のセミナーでお会いしましょう!

奥州市総合水沢病院看護部で研修会

2015-06-02 21:47:03 | 日記



5月29日(金)~30日(土)
金曜日の夕刻から2時間、「ナイチンゲールKOMIケア理論の真髄と骨子」について講演しました。
ナースたちは、1日の勤務を終えて、続々と会場に集まってきました。
なぜ、今ナイチンゲールなのか? そしてKOMIケア理論が目指すものは何か? について、じっくりと聞いていただきました。

講演会の後、看護部の管理者と記録委員の方々で、おいしい夕食をいただきました。
たっぷりと食べて、おおいに語って、楽しい一時でした。
次の日に備えての心の準備は万端整い、打ち解けた雰囲気で帰路につきました。

土曜日は8:30~12:30まで講演会。
この日は、KOMIケア理論の疾病論と方法論についてお話ししました。

総合水沢病院では、10年前からKOMIケアに取り組んでいたのですが、7年前にコンピュータにオーダリングシステムが導入され、やむなく一旦はKOMI記録から離れたようですが、昨年から再び、今度は「新KOMIチャートシステム」が入ったソフトを導入し、看護部を挙げてKOMIケアとKOMI記録システムに取り組んでいます。
新川久美子看護部長さんの元、管理者や記録委員の方々がスクラムを組んで歩み始めていました。
肩の力を抜いて、できるところからの再出発です。

東北の地に、大きなKOMIの花が咲きますように・・・!
心から応援しています。