ザ プロファイラーで「ナイチンゲール」番組

2月20日（水）

NHK/BSプレミアムの番組、岡田准一主演の「ザ　プロファイラー」において「ナイチンゲール」が取り上げられました。

シナリオ作成段階からお手伝いしてきましたが、ようやく昨夜放送されました。多くのKOMI会員様にも前もってお知らせしましたので、きっと見てくださった方もいらっしゃると思います。いかがでしたか？

ナイチンゲールの生涯の出来事や著作などを通して、国民が知らないナイチンゲールの顔がふんだんに出てきたと思います。ナイチンゲールの名言などは、全て文献の根拠を示さなければなりませんので、ナイチンゲール看護研究所保管の英文文献がかなり役に立ちました。

私にとっては、これまでのナイチンゲール伝の総復習になった良い機会でした。雪の聖マーガレット教会の映像は初めて見にするものでしたので、興味深かったです。

それにしても、伝統ある「ナイチンゲール病棟」がすでに閉鎖されてしまっているのは残念です。でも、ナイチンゲール思想が生きている限り、そしてその思想を明確に伝えている人間がいる限り、きっと近未来には何らかの形で甦るに違いありません。

私はその日の来るのを待ちたいと思います。

だんだんと晩年のナイチンゲールの心境に近づいてきているのかもしれません。

今後は、看護師に向けて、ナイチンゲール思想を形にした映像を作成したいですね。どなたか制作をしてくださる方が出現するのを待ちます。

金井一薫による「事例検討」始まる

2月８日（金）

千葉療護センター看護部において、「事例検討」が行われました。

１７:００～１９:００までの２時間をかけて、丁寧に１事例が検討されました。金井一薫と事例提供者とのやり取りがメインで進められるのですが、周囲にはびっしりと聴講者が集まっています。KOMIチャートシステムによって作成された記録の事例を使って、記録の書き方などを指導しながら、患者さんの全体像を丸ごとつかむ訓練をします。

　提供者は時間の経過とともに、看護の方向性がつかめていきます。答えがあらかじめ用意されていないのが事例検討の面白さですし、また思いがけない方向に看護が誘導されていくという意外性にも出会えます。“看護を看護の理念で解く”というのが私のモットーです。

　でも私はかなり長い間、事例検討に取り組む時間がとれませんでした。昨年の暮れに久々に沖縄の重心施設において事例検討を行いましたが、事例提供者をはじめ参加者の方々が“面白～い”と言ってくださいましたので、これを機にこれからは時間が許す限り「事例を解く」お手伝いをしたいと思うようになりました。

　昨日の千葉療養センターにおける事例解きも、たいへん楽しくできました。もっともっとやりたい・・・という多くの参加者の声を聞くことができましたので、また次の機会を作っていきたいと思います。事例解きが上手くいけば、明日から現場が変わるのです。

　終了後は、近くのレストランで懇親会。気持ちの良い一時でした！　皆さま、有難う。

ナイチンゲール看護研究所リニューアル

2月７日（木）

　今年初めてのメッセージです。

　皆さま、お元気ですか？　東京は雪の予報が出て、ヒヤヒヤしましたが、大きな混乱はなく経過しました。今日は朝からポカポカ陽気です。

　さて、今年はナイチンゲールKOMIケア学会とナイチンゲール看護研究所をコラボレーションさせて、これまでの遅れを取り戻したいと考えています。特に　ナイチンゲール思想を土台とした実践現場での活用は、これまで日本でしか見られない現象ですので、この点をもっと強化し、認知度を高める努力をしなければならないと思います。

　KOMIケア理論は、新・KOMIチャートシステムへと移行中です。多くの実践現場が、その実践の質を高めるために、完成に近い理論とシステムを活用していただけるよう、これまで以上の活動をしていくつもりです。

　どうぞ、ご支援ください。

　またナイチンゲール看護研究所のホームページがリニューアルしましたので、是非ご覧ください！