KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

山梨県看護協会・看護の日のイベント

2016-05-15 10:48:08 | 日記



5月13日(金)

5月12日のナイチンゲール生誕記念日を挟んだ1週間を、看護週間と制定して、全国のあちこちで様々なイベントが開かれています。
私は、山梨県看護協会主宰の看護大会における記念講演に招かれ、「これからの看護ーナイチンゲールから日本の看護へ」というタイトルの講演を行ってきました。

会場となったアピオ甲府で、式典の前半は看護功労者17名、および県民の看護師さん6名の表彰式があり、受賞者の皆さまは晴れ姿で表彰式に臨んでおられました。

さて、「これからの看護」です。
看護職の創設と職能の自立は、1860年に開設されたナイチンゲール看護学校の教育に追うところ大です。
この学校で訓練された卒業生たちは、英国のみならず、世界の地に拡散していき、そこで看護という大きな木を茂らせることに尽力したのでした。その行為は、決して自分自身の功名のためではなく、また利潤を求めた行為でもなく、人々の健康と幸せの実現を願って命がけで行われた活動でした。看護活動の価値はその点にあります。
当時、ナイチンゲールによって指導された看護の理念や形は、こうして多くの関係者によって伝えられていきましたが、日本にもこの教えの種が埋め込まれました。今日、私たちが求める看護の原点は、当時のナイチンゲールが掲げた看護の理念の中にあります。
時代が変わり、国が異なる状況にあっても、なお、変わらぬ原点はそこにあります。ナイチンゲールが提起した発想を継承し、それを今日の状況に適応させた看護実践として展開していくことが、これからの看護の姿を形成していくうえで何よりも大事になってくると思います。

Nursing for the future -なんと心地よい響きでしょう!

この響きの真ん中に、ナイチンゲール思想が宿り続けることを、彼女の生誕を記念する日に、あらためて思うのでした。

五月晴れ

2016-05-05 10:29:33 | 日記



5月4日(水)

天気予報では暴風雨のはずだったのに、朝起きてみると日差しがまぶしく、素晴らしい五月晴れの1日となりました。
連休の中日なので混雑は少ないはずで、これは絶好のドライブ日和と思い、3歳の孫を連れ出し、奥武蔵までドライブを楽しみました。

新緑の木々に彩られた山肌は、眩しいくらいに照り輝き、息を飲むほどの美しさです。
奥武蔵の山々の後ろに富士山も顔をのぞかせていました。

山の斜面には、今は盛りの「シャガ」が咲き乱れ、その可憐な姿を見せていました。「シャガ」は好きな花の1つで、この時期にしか見ることができません。アヤメ科アヤメ属の花で真っ白な花をつけています。山斜面の日陰に群生し、多年草です。
庭に移植できたらどんなに可愛いだろうと思います。

連休もそろそろ終盤。
熊本の被災地に支援に入っている仲間の活動を想い、これからの日本の災害支援の仕組みなどを考えつつこの連休を過ごしました。
いつ、どこで起こるか予想がつかない災害……。
超高齢社会で起こる災害への支援の仕組みは、これまでの体制では役に立たないようです。根本から発想を変え、組織づくりをしないといけない時代に入ったように思います。
KOMIケアが届くよう、微力ながらできることを考えていきます。