KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

世界看護師協会(ICN)会長が有明大に来校

2015-01-31 10:54:19 | 日記



1月30日(金)
今回は、これまでになかった話題です。
しかも、人生で滅多に体験できない出来事についてお伝えします。

1月30日の午後、ICN会長・Judith Shamianさんが、東京有明医療大学を訪問され、1時間の講演をなさいました。
世界看護師協会は、本部をジュネーブに置き、世界の看護師たちの資質の向上などに尽力している団体です。
シャミアンさんは、カナダ人でICNの27代会長です。任期は2013年~2017年の4年間です。

今回の来日は、「日本財団」の招きに応じられたようです。
上のスライドに映っている写真は、27日(火)に阿倍首相や外務大臣らとご一緒した時のものだそうです。
講演では、ICNの目的の1つに「看護以外の政治、経済界とのつながりを持ち、自分たちの立場を訴えて連携すること」にある事が強調されました。シャミアンさんはそのために精力的に活動しておられます。

現理事のお一人で、第一副会長が東京有明医療大学教授の金井PAK雅子先生ですので、PAK先生の要請があって、来校が叶ったものと思います。
講演会には学生たちも多数参加し、貴重な体験ができました。
その後、カフェテリアに移動して、歓迎会が開かれました。下の写真はその時に映したものです。右が金井PAk先生です。

この歓迎会の席で少しシャミアンさんとお話しができましたが、シャミアンさんはカナダ・トロントにお住まいとか・・・。なんと、あのリン・マクドナルド博士をご存じでした。
時間がなく、長くは話せませんでしたが、不思議なつながりを感じました。

世界の看護師たちが、自らの使命を自覚して、より一層の活躍をするために、ICNの活動は不可欠と思います。
シャミアンさんの今後のご活躍を期待してお見送りしました。

三島中央病院・看護部研修

2015-01-24 10:43:42 | 日記



1月23日(金)
三島中央病院看護部では、前看護部長の野中美枝子さんの時代から、ナイチンゲールKOMIケア理論をベースに実践に取り組んできました。
そして現磯看護部長と菊池師長さんに理念が引き継がれて展開されています。
「KOMIチャートシステム」がITとして導入され、記録もKOMIでなされています。

今回の研修のテーマは、「急性期の現場でKOMIをどう活用するか」です。私はサブタイトルに「看護の本質に基づく看護の展開こそ、目指す看護の姿」と付けました。
急性期看護のあり方は、看護の基本であり、原形でもあります。ナイチンゲールの『看護覚え書』には、急性期の看護の基本が述べられています。
まずは感染を防止すること、体内の回復過程を助け、妨害しないこと、そのためには看護師は患者さんの体内の動きとその現象の意味を正確に読みとらなければなりません。
しかし同時に、医師の指示に従って医療処置だけに追われる現場であってはなりません
「看護とは、体内で自然治癒力(=回復のシステム)が発動しやすいように、あるいは生態バランスが本来あるべき姿に戻るように、患者自身と患者を取り巻く
生活過程の条件・状況を最良の状態に整えること」なのですから・・・。
看護の基本をしっかりと急性期を経過する患者さんに届けて欲しいと思います。

三島中央病院では、菊池師長さんを筆頭に「手で“触れる”ケア・タクティールケア」を実践に取り入れているそうです。タクティールケアは、KOMIケアの理念とも
一致する素晴らしいコミュニケーション手法です。認知症のケアにと考えられて開発されたものですが、今ではあらゆるケアの分野に広がっています。
三島中央病院に入院される方々が、タクティールケアによって癒されて行く様子が目に浮かびます。

スタッフの皆さま、勤務の後の2時間、熱心に聴いてくださり有難うございました!

セカンドコース(疾病論・2回目)終了

2015-01-18 10:37:02 | 日記


1月17日(土)
日本社会事業大学・茗荷谷キャンパス(文京区小石川)において、「セカンドコース」(疾病論2回目)の研修が行われました。
昨年11月に開催された内容と同じものでしたが、北海道、神戸からも参加者があり、少人数ながら真剣に向き合う受講生の姿がありました。
今回の疾病論は人体の内部環境の恒常性というところに視点を当て、人体の「形態機能学」から日常生活を見ていくという新たな試みを行ないました。
講師には、東京医療保健大学講師の平田美和さんを迎えて、講義の切り口も新たに人のからだのしくみに分け入りました。

今回の受講生には、福祉施設で働く福祉職の方が多かったのですが、日ごろ触れることのない「生理学的知識」に関心と興味を持っていただいたようです。
福祉職(特に介護職)の方々には、人体の構造と機能学の学習をもっともっとしてほしいと思っています。
ケア実践の根拠を明確にするには、まずは人のからだのしくみと機能がわかっていなければなりません。
その知識が生活援助という実践に結びついてはじめて、専門家の営みとなります。
受講生のこれからの実践力に期待したいと思います。

茗荷谷キャンパスは、地下鉄丸の内線・茗荷谷駅から徒歩7分のところにある小さな学び舎です。
これからの「ナイチンゲールKOMIケア学会」のセミナーは、多分にこの建物をお借りすることになると思いますので、皆さま、是非親しんでください。
探せば、近くに江戸の情緒豊かな場所が見つかるはずです。

新年明けましておめでとうございます

2015-01-01 16:02:36 | 日記

皆さま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

新年を家族と共に、狭山湖畔のホテルで迎えました。
天気予報では日本列島は大荒れとのことでしたので、期待はしていませんでしたが、雲が広がってはいたものの、時間を経るにつれてきれいな太陽が雲間から顔を出しました。
近くには冨士山もくっりきとした姿を見せていました。
携帯で撮ったので、あまりきれいな出来ではありませんが、様子をお知らせしたくてアップしてみました。

今年はどのような年になるのでしょうか。
2月からは新しく「研究コース」が始まります。研究生が何人であっても、じっくりと1つのテーマに向き合いたいと思います。
さらに、27年度にはナイチンゲールKOMIケア学会の理事メンバーの交代があります。
新しい企画を立てていますが、6月の総会後からは、新メンバーの方々とご一緒に、新たなページを創っていきたいと思います。
皆さまのご協力とご支援をお願い申し上げます。