KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

小諸市にあるのぞみグループの新人研修

2017-03-29 15:14:26 | 日記
3月27日(月)

そろそろ新年度が幕開けです。
4月から小諸市和田にオープンするのぞみグループの新施設「のぞみの郷(地域密着型特養)」と「のぞみ(小規模多機能型居宅介護事業所)」内において、新人研修が行われました。この施設内には「地域交流スペース・こども食堂」があり、研修はこのこども食堂で開かれました。



のぞみグループは、1990年代から大きく地域に発展してきた事業所で、今では海外介護福祉士育成事業へと広がりをみせ、医療法人を含めた9法人を有するグループです。
新人研修会におけるテーマは「のぞみケアとKOMIケアの特徴について」です。グループ代表の甘利庸子さんは、のぞみにおけるケアの根幹にKOMIケアをすえてくださっています。甘利さんの熱い想いが、このグループのケアを支えています。

研修が終了した段階で、施設見学をさせていただきました。2階の居室からは遠くに浅間山(この日は雲がかかっていて見えませんでしたが)が見えるそうです。豊かな自然に囲まれたゆったりとした空間のなかで療養ができる利用者さんは幸せですね。



この日は寒さが戻ってきて、新幹線で軽井沢を過ぎたあたりからは、景色ががらりと変わって雪景色となりました。小諸は軽井沢よりも長野市寄りにあります。

さて、先回ご紹介した我が家の「ヒヤシンス」ですが、その後、きれいな花をつけました。
三色の花が気持ちを和ませてくれています。




大阪府看護連盟にてトップセミナー

2017-03-16 00:15:50 | 日記
3月11日(土)

街にはチラホラ木蓮の白い花が咲き始めています。もうじき美しい季節がやってきますね。
まず、実家の庭に咲いた木蓮の花をご覧ください。春を告げる美しい花です。



そして次は、我が家のプランターに植えたヒヤシンスです。今、大きな蕾を膨らませています。
どんな花が咲くのか、毎日楽しみに眺めています。色は3種類あります。
この写真は、ちょっとグロテスクですね。



この日、今年もまた、大阪府看護連盟主催の講演会が開かれました。看護管理者対象の「トップセミナー」です。
看護協会のホールにおいて、「ナイチンゲール思想から看護管理の真髄を考える」というテーマで講演しました。



ナイチンゲールは、看護管理者に向けていくつかの言葉を残しています。私が好きな言葉を紹介します。
「そこにいるすべての人に対して権威と規律をもっている人が、訓練された看護監督である。彼女は病院のマトロンであり、また病院中で最も優れた看護師である。彼女は自分の部下たちに対して、こうなってほしい、訓練によってこのような看護師になってほしいという、まさにその模範であり、指導者である。」

う~ん、と唸りたくなりませんか。
ちなみにマトロンとは、看護部長、総看護師長のことをさしています。
看護部長は、看護師の中の看護師、病院中で最も優れた看護師であるべき・・・、という指摘に、ナイチンゲールの看護管理に対する思いが込められています。
ナイチンゲール自身も、優れた看護師であり、素晴らしい能力をそなえた看護監督でした。

会場に集まった120名を超える管理者の方々に、しっかり届いたと思います。


第4回教育実践者研究会開催、その席に韓国からのお客様が!

2017-03-02 13:16:35 | 日記
2月26日(日)

ナイチンゲール看護研究所は、早稲田大学のキャンパスに隣接した地区にあります。バス停は「早稲田大学正門前」です。
この早稲田大学キャンパスに沿った並木道には、毎年早咲きの桜を見ることができます。今年もすでに見事な開花があり、通る人たちの目を楽しませてくれています。



25日の午後、当研究所に、珍しいお客様がお見えになりました。韓国:大邸大学大学院・准教授で、高齢者生活科学研究所・理事長の韓(ハン)ドンヒ先生です。ハン先生は、神戸女子大学に1か月間招聘され、横山正子教授の下で日本のケアや理論についての研究をされました。3月1日に帰国予定で、最後の締めの学習として、私に会いにきてくださったのです。日本語を第二外国語として学ばれ、英語は堪能のご様子でした。
ナイチンゲール研究所においては、これまでに出版した私の本を中心に、その内容についての説明をいたしました。このようなケアの理論を、アジア・太平洋地区に紹介したい、そして韓国に戻ったら、是非翻訳したいとおっしゃってくださいました。



翌日は、お茶の水にある「中央大学駿河台記念館」において、第4回目の教育実践者研究会が開かれましたが、この席にもハン先生と横山先生が参加されました。
4回目となる研究会ですが、毎回、白熱した議論が交わされています。今回のテーマは「いのちのしくみや疾病論をいかに教えるか」です。KOMIケア理論の中核ともいえる内容ですが、教科書もない中での教員の工夫を披露していただき、大いに士気が上がりました。
このテーマは、終わりのない深い内容が伴うものですから、今後も継続した研究課題になると思われます。この研究会から「教材」が編み出されることを願っています。