昨日の日曜日は、社会福祉法人健友会(川越市)の研修会でした。全職員が一同に集まり、丸1日の研修でした。毎年年度初めに法人主催で開かれている研修で、その年の方向性を確認する会でもあるようです。
私に与えられたテーマは「KOMI理論と看取り」でした。そこで、同じ特養で看取りを実践していらっしゃる「パール代官山」施設長の川上嘉明氏に応援を依頼し、二人三脚での講演となりました。川上氏の著書『自然死を創る終末期ケア』にそって、講義が展開されていきました。川上氏の具体的なお話は、聴く人の心を打ち、これからの特養における看取りの姿がイメージできたようでした。
人間社会にあって、人間は、自ら自然死を創ることは不可能です。高齢になって、人生の最期の質を自分らしく保ち、自分らしく閉じるためには、家族や看護・介護者が寄り添う看取りが不可欠です。これからの高齢社会を支える私たちの大きな課題です。
一歩でも、二歩でもいい。本来の自然な死を創るお手伝いをしていきましょう。KOMI理論はそのために大きな思想的支えとなると思います。
昨日の午後、冬に逆戻りしたかのように寒かった東京市ヶ谷の地で、今年度第一回目の理事会が開かれました。会長の金井の他、7支部の支部長さんが集まりました。
9月に開催される第12回KOMI理論学会開催地の札幌における準備状況が紹介されるなど、今年度の事業計画で盛り上がりました。また、各支部の活動報告もなされ、それぞれの支部の様子を伺うことができました。
今後、ホームページの活用をさらに積極的に進めていくために、「支部のブログ」も立ち上げることが決定しましたので、ますます情報の輪が広がっていくことと思います。
7月・8月には「南関東支部主催」の基礎理論セミナーが東京・渋谷で行われます。そろそろ準備に入りますが、席にはまだ多少のゆとりがありますので、早めにご相談ください。
支部長の皆様、遠方よりお集まりいただき、有難うございました!