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11月22日(日)
信州・佐久大学において、1Dayセミナーが開催されました。
午前中は4題の事例報告がありました。
統一テーマは「地域包括ケアを考える」です。
急性期病院から在宅への取組みの現状報告、リハビリ病院から在宅への具体的事例、複合介護施設での具体的事例展開、そして老人保健施設から在宅に戻るための取組み事例の4題が発表されました。
どの事例も興味深く、特に4施設は日頃から相互に患者さんを通して交流があり、各施設の内情が見えたことは収穫だったようです。
今回は、全国規模でない、身近な地域の中での事例を報告し合うことの意義や面白さを感じました。そしてそれは「地域包括ケアシステム」が稼働し始めた今だからこそ、感じる面白さだと思います。さらに、KOMIケアの良さを知っている実践現場の方々による報告ですから、互いに共通語を使える安心が、共感を呼ぶようです。
この日、地域の民生委員をされている男性の参加があり、その方からのご発言に一同ハッとさせられました。その方がおっしゃるには「地域包括ケアを成功させるには、担当者会議に自分たち民生委員も参加できるようにしてほしい。そうでないと地域で暮らすことにかかわっている自分たちの意見を反映できない。」と。
そのとおりだと思います。民生委員さんたちは、地域の暮らしを維持するのに欠かせない存在です。その方々の貴重なご意見を反映させないのはもったいないと思うのです。関係者の皆さま、是非ご一考くださいませ。
午後は「ナイチンゲールの思想とこれからの看護」という題での、私の講演でした。
写真はセミナー終了後に撮った夕暮れの佐久大学正門付近です。佐久大学には看護学部があり、学部開設前からある信州短期大学部が併設されています。短大では介護福祉士養成が行われています。
企画・運営をしてくださった皆様に心からお礼を申し上げます。