KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

基礎理論セミナー・大阪で開催

2015-08-30 14:44:20 | 日記





8月28日(金)~29日(土)

基礎理論セミナーが、久々に大阪会場で開かれました。
今年は、御堂筋線の「本町駅」から歩いて2分のところにある「つるやホール」が会場となりました。
新大阪からのアプローチが大変よく、また、会場もきれいで、気持ちよく講義ができました。

受講生は、さすがに西日本の方々がほとんどで、やはり大阪で開催する意味があると感じました。

内容は東京会場と同じですが、2回目の語りともなると、少しずつ私のなかでまとまりがつき、ナイチンゲールKOMIケア理論の全体像が、スムーズに表現できたような気がします。
そして、これまでと比べても、内容が少しずつ進化しているのを感じます。

2日目の2時間は、平田美和先生に「内部環境の恒常性について」講義していただきました。
KOMIケア理論においては、「生命過程」のとらえ方をケアの視点でまとめていこうとしていますので、あらためて「人体におけるホメオシタシス」に、大いなる関心が集まることを期待しています。

受講生の皆さま、どうぞ来月のセミナーに向けて、復習をお願いします!




急性期領域の理事からのお願い!

2015-08-15 10:02:42 | 日記


8月15日(土)

本日は終戦記念日。
この70年間の日本の繁栄と平和には、心から感謝しますが、戦争を知らない日本人は、私も含めて今や全体の80%を超えているそうです。
昨日の阿部首相の談話にもありましたが、「謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。」
事実を歴史から学び、アセスメントし、未来につなぐという視点は、ケアの領域においても同じで、大事にされるべきだと思います。

さて、ナイチンゲールKOMIケア学会は、第6回学術集会を経て、新たな理事体制で歩み始めました。
今年度からは、領域別に編成された理事によって運営されていきます。
そこで、早速ですが皆様にこの画面を通してご協力をお願い申し上げます。

急性期看護領域を担う二人の理事からのお願いです。
以下のメッセージをお読みいただき、石川理事、または野中理事宛にご意見やご要望をお寄せください。忌憚のないお声をお待ちしております。

「急性期病院でKOMIケア理論を導入または継続させていくうえで、どのような問題に直面しているか、またはどのようなことを望んでいるのか、あるいはどのような取り組みが必要と考えられるか?」

石川 恵子:kango@hannan-chuo-hsp.or.jp
野中 美枝子:nonaka@shinwakai.or.jp


このブログの写真は、宇奈月温泉から出発する「トロッコ電車」の終着駅「欅平」から歩いて20分ほどのところにある「猿飛峡」で写したものです。「ぎぼうし」がこんなところに、しかも鮮やかに植わっているとは・・・。大自然の営みの奥深さを感じました。
トロッコ電車からの景色は、それはそれは素晴らしく、私は2回も往復して堪能しました!

釧路市で『看護覚え書』を読む会

2015-08-08 14:04:42 | 日記





8月2日(日)

昨年、札幌で開催されました北海道『看護覚え書』を読む会が、今年度は釧路市で開かれました。
主宰は「未来を考える看護管理ゼミ(未来ゼミ)」です。
ナイチンゲールKOMIケア学会も協賛させていただきました。

釧路も暑い日となりましたが、それでも30度までは気温は上がりません。
前日の土曜日、釧路孝仁会記念病院の看護部長さん、副看護部長さんに案内していただき、釧路市丹頂鶴自然公園や釧路湿原を散策しました。
釧路の丹頂鶴は、冬の雪景色の中で大きな美しい羽を広げている写真で有名ですが、渡り鳥ではないそうで、春になると各地の湿地帯に移動し、ヨシを使って巣作りを始めます。
自然公園には、6月に生まれたばかりの子鶴が見られました。この写真では左端の鶴の羽色がまだ茶色ですから、まだ子どもの鶴なのだそうです。
今度は是非、冬景色の中に舞い立つ鶴たちを見てみたいと思いました。

『看護覚え書』を読む会は、80名を超える参加者があり盛況でした。
看護界に『看護覚え書』のような古典があるというのは、素晴らしいですね。心が1つになるような気がします。

さて、蟹にもいろいろな種類がありますが、釧路でいただいたのは「花咲蟹」です。
小ぶりの蟹でしたが、味がしまっていて、本当においしかったです。

天候に恵まれ、また多くの方々との出逢いがあり、素晴らしい2日間の講演旅行でした。

基礎理論編セミナー・東京編が終了

2015-08-03 09:58:10 | 日記


7月24日(金)~25日(土)

KOMIケアセミナー・基礎理論編(東京)が、7月25日をもって無事に終了しました。
全6回のセミナーを受講してくださった皆さま、お疲れさまでした!

7月のセミナーは、東京は猛暑の中での開催でした。「茗荷谷」駅から会場まで歩くだけで、全身ビッショリ・・・。
とにかく半端でない暑さです。

7月のセミナーでは、「方法論の展開」を「KOMIチャートシステム」を活用して行うための考え方や手順について講義しました。
「KOMIチャートシステム」のKOMIレーダーチャートやKOMIチャートを作るだけでは、看護や介護の展開はできません。何を、どう観察するのかという専門家の頭を持って、その頭を通して見えるものの意味づけをしていくことが大事なのです。
まずは理論を頭に入れるために、セミナーでは1日を費やしました。2日目は具体的な事例を紹介したり、実際に「ペーパークライアント」の事例を使って、KOMIチャートシステムを作成するという演習をしました。

最初は呑み込むまでに時間がかかりますが、一定の訓練をすれば、自由に使いこなせる日が必ずきます。そこまでくれば、もう揺らぐことのない、確かなものが培われるはずです。