KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

学会に続いて、重心児・者1Dayセミナー

2017-06-22 14:03:05 | 日記
6月18日(日)

第8回ナイチンゲールKOMIケア学会の翌日、同じく大阪において「重症心身児・者ケア」をテーマに、1Dayセミナーが開かれました。
講演は2題。一題目は、金井一薫による「重症児・者ケアとナイチンゲールKOMIケア」です。二題目は、島田療育センター・療育長の伊東妙子さんの「重症児・者ケアをKOMIケアで展開して」でした。
続いて「パネルディスカッション」、パネラーは以下です。
①重症児・者ケアとKOMIケアと私ー島田療育センター・顧問の有松真木さん。
②重症児・者とその家族に向き合ってー元・大阪発達総合医療センター・理事長補佐の市村由美子さん
③KOMIケアシステム定着に向けての取組みー沖縄中部療育医療センター・外来主任の生田ひさのさん
④KOMIチャート独自版を活用しての日々ー島田療育センターの伊東妙子さん

日本で最初にできた島田療育センターにおけるケアはすごい!!お二人の講演に感動して、涙が出ました。
重心児・者のケアにも時代の波が押し寄せています。在宅ケアや訪問看護も当たり前になり、自宅で暮らすことが当然といえる日が間もなく来ることでしょう。しかし、誰が、どのようにして、いつまで・・・、という大きな課題を突破しなければなりません。
ご家族も含めて、大きな、根本的な課題解決策はなかなか見つかりません。
そんな中で、KOMIケアの視点が職員のやる気やケアの方向性を支えているようです。

30分間延長してのディスカッションも盛り上がりました!!
また、続きを開催したいと思います。

学会会場(天王寺)のすぐ近くに「あべのハルカス」があり、その60階の展望台に上りました。東京タワーやスカイツリーを除けば、日本一高いビルだそうです。





夕暮れ時でしたが、視界は良好で、大阪湾に広がる海も望めました!
皆さま、またお会いしましょう!

第8回ナイチンゲールKOMIケア学会開催

2017-06-19 10:22:07 | 日記
6月17日(土)

良く晴れた青空のもと、第8回ナイチンゲールKOMIケア学会が、大阪市立大学医学部学舎4階大講義室で開催されました。
今年度から、学術集会の開催は土曜日の1日だけとし、充実した内容とすべく準備して臨みました。



まずは、理事長金井一薫の挨拶から始まりました。
今年は通算21回目の学会です。昨年創立20周年を終えた今、ナイチンゲールKOMIケア学会は新しい時代創りをしていかななければなりません。
KOMIケア理論は、19世紀にナイチンゲールが耕して植えた看護の木を、日本の土壌に、日本の土と混ぜて移植し、新たな木として育てあげたものです。そのKOMIの木が、再び新たな「幸の葉」を茂らせていく様子を、四葉のクローバーに重ねてイメージしてみました。



続いて、今年の集会長である阪南中央病院副院長の石川惠子さんが「会長講演」を行いました。阪南の看護部の歴史をKOMIケア理論の定着の歴史として語ってくれました。素晴らしい内容でした。これは全国のモデルとなること間違いなしです!



次に一般演題8題が発表され、いよいよ今年度のハイライト、指定演題と特別講演2題が披露されました。
いずれも刺激的な内容で、まさに「理念をかたち」化したものでした。私たちは、どんな具体的な実践のかたちでも、その内容がKOMIケア理論の目的論に叶っていれば、それを「方法論の具体的展開」としてとらえていくことができます。
その意味でケアコラボ社の藤原士朗氏の「スマートフォンを使ったケアコラボ版」や、田中靖代氏の「暮らしのなかで行う摂食訓練のかたち」や芹澤隆子氏の「ケアに“楽しい”の専門性を求めて」という講演は、KOMIケア理論を具体的なかたちとして表現されたものといえるでしょう。
このようにとらえていくと、KOMIケア理論の具体的かたちのあり方は、無限大に広がっていきます。

今年の学術集会は、全面的に阪南中央病院のスタッフの方々にお世話になりました、心からお礼を申し上げます。



来年は、東京有明医療大学において、川上嘉明教授を集会長として、6月2日(土)を予定しています。
有明は東京オリンピックのメイン会場がひしめく地です。その進行具合なども見物できるものと思います。

本日、ご参集くださった皆さまに心からお礼を申し上げ、また来年、東京の地でお会いできることを楽しみにしております。

今年も「東京都看護教員養成研修会」の講師

2017-06-02 10:52:53 | 日記
6月1日(木)

今年も「東京都看護教員養成研修会」に講師として出向きました。
今日と、来週の木曜日の2回の講義です。
場所は、毎年茗荷谷にある「東京都社会福祉保健医療研修センター」で行われます。きれいな建物です。



「看護理論8時間」の講義です。もちろん、私は「ナイチンゲール看護論」の担当です。
看護理論は、実践を導かなければ意味がありません。ナイチンゲールは厳しい言葉を残しています。
「理論というものは、実践に支えられているかぎりは大いに有用なものですが、実践の伴わない理論は看護師に破滅をもたらすのです」と。
本当にそのとおりですね。
受講生の皆さま、看護の真髄を極めましょう!!

先日、バラとガーデニングショウを見に行きました。
花が好きな私としては、本当に見応えがあり、心豊かな時間を過ごしました。
皆さまにもおすそ分けしますね。