KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

韓国のKOMI事情視察

2015-09-24 16:44:53 | 日記




9月15日(火)~19日(土)

4泊5日の日程で、韓国のKOMI事情を視察してきました。

韓国には、私が以前勤務していた「日本社会事業大学」の学部や大学院で学び、巣立っていった卒業生たちが大勢います。
特にその中でも「金ビョンスンさん」は、学部と大学院に在籍していた当時から、KOMI理論や「KOMIチャートシステム」を実践現場で活かした事例を多く積み重ね、その経験をベースにして、韓国内で研修や実践指導をしてくださっています。
また、尹(ユン)クムヒさんも長年日本でKOMIケア理論を学び、韓国内で実践指導をしてくださっています。
今回は、このお二人が指導して育ててくれた施設6か所を、4日間かけて視察しました。

特に高齢者施設や障害者施設を見学して、時間が許せばスタッフの質問に答えたり、交流したりといったスケジュールをこなしました。
優れた日本の施設ケアと同質のケアがなされているのを確認し、大きな感動を覚えました。
もう10年近くKOMIケアに取り組んでくださっている施設では、管理者の方々に思考のブレがないのですね。
温かなおもてなしを受けました。
最後の日にお邪魔した東海岸の浦項市の海辺に近い施設「へっぴっマウル」、ここはカトリックの修道会が運営母体ですが、チマチョゴリを作ってプレゼントしてくださいました。夕食会の後、試着してみました。夏服の簡易版ということでしたが、こうして写真に納まると立派なものでしょう・・・?! 歓迎のお気持ちを確かに受け取りました。嬉しかったです!

また、17日の夜には「歓迎会と親睦会」がソウル特別市 銅雀區(どんじゃっく)舍堂洞(さだんどん)、地下鉄4号線の總神大入口駅(チョンシンデ駅)付近で開かれました。30名を超える方々が仕事が終わってから駆けつけてくださいました。この中には社会事業大学での教え子たちもいて、それはそれは懐かしく、楽しいひと時でした。歓迎の垂れ幕も用意されており、皆さまの気持ちに感謝です。

視察の合間には、「韓国民俗村」を訪ねました。テレビドラマに出てくるような景色が一面に広がっていて、大いに堪能しました。

また次の機会を持ちたいと思います。
韓国でも、「KOMIチャートシステム」の電子化が、再度本格的に始まろうとしています。期待して待っています・・・!




山梨(甲府市)で1Dayセミナー開催

2015-09-14 12:03:19 | 日記




9月12日(土)13:30~16:30

この日の早朝、東京湾を震源とする地震が発生しました。電車の遅れを心配しましたが、無事に現地にたどり着きました。

そして、中部地区の方々がリーダーシップをとってくださった、甲府市での1Dayセミナーが成功裏のうちに終了しました。
会場には60名近い参加者が、多様な現場から聞きにきてくださっていました。

中部地区の研修を担うメンバーは、結束力が固く、また仲良く楽しくをモットーに様々な地で、様々な企画を立てて実行してくださっています。
このセミナーでも、私の講演の後、メンバーのお一人である河野さんによる「ゆる体操」が披露され、参加者全員で「ゆるゆる~」「ドサー・・」などの声を出しながらの体操を行いました。ゆる体操は、6月の学術集会でも紹介されましたが、ケアする人のセルフケアに焦点を当てて、ケア提供者が自らの健康管理を行う手段として優れていることを実感しました。

山梨の地にも、大きなKOMIの花が咲きそうです。
当日のメンバーの顔ぶれは、写真の2枚目でご紹介します。いといろとお手配、ご助力をいただき感謝申し上げます!

このブログの1枚目の写真は、戸隠神社の奥の院に向かう杉木立の参道です。
神秘的で静寂な空気が流れており、歩く人の心を落ち着かせてくれます。
参拝したことのない方は、是非一度訪ねてみてください。
素晴らしい空間が待っています。


神戸にて訪問看護・介護セミナー開催

2015-09-07 09:39:43 | 日記





9月5日(土)~6日(日)

神戸で2回目の「訪問看護・介護のためのセミナー」が開催されました。
「あさんて訪問看護ステーション」「はな訪問看護ステーション」「在宅緩和ケアセンター・デイホスピス」の3か所が、資金を出し合ってのスタッフ教育の一環として行われました。3か所のスタッフはもちろんのこと、会場を無料で貸してくださった「川崎病院」の看護部の皆さまや、ホームページを見て参加をしてくださった方々も交えてのセミナーとなりました。
社会では今ようやく、在宅での「看取り」に大きな関心が持たれてきています。上記の3か所のステーションでは、末期の利用者さんたちを大勢受け入れています。
疾患名にかかわりなく、病院から退院してきたり、様々なルートで紹介された末期の方々を在宅で看取っているのです。あさんての松本京子所長さんは、素晴らしいケアのセンスの持ち主で、彼女の判断のもと、看取りケアが前向きに明るく展開されています。その様子を聞くたびに、日本の在宅ケアの質の高さを誇りに思います。

参加者には介護職の方々も多くおられ、看護と介護が同じケアの目標を共有しながら、協働と連携の世界を創り出そうとエネルギーを注ぎ込んでいるのも伝わってきました。
介護職の方々は、あさんてと同じ法人が運営する在宅ホスピス「なごみの家」で、利用者さんと共に暮らしながら、独自でクリエイティブな実践を展開しています。介護職の方々の奮闘とやさしいケアに頭が下がります。

今回のブログの写真は、この夏に志賀高原の「一沼」で撮った「未草(ひつじぐさ)」です。
睡蓮の一種だと思うのですが、優しいその姿に心が洗われる思いがします。

そろそろ秋の気配ですね。台風が2つもやってくるようで、雨の被害が心配です。