KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

製鉄記念八幡看護専門学校にて講演会

2014-11-24 15:00:14 | インポート

PhotoFn11月21日(金)

北九州市にある八幡看護専門学校に行って参りました。

たいへん伝統のある看護学校で、創立は大正2年(1913年)とのことです。昨年が創立100年記念という素晴らしい伝統校です。設立時には、官営八幡製鉄所看護婦養成所(2年課程)として始まりました。

驚いたことに、今日に至っても、学校は病院建物の4階にあり、そこにすべての設備が備わっていました。ナイチンゲール看護学校形式が、こうした形で残っていることに、大きな感銘を受けました。当日は全学あげての「研究発表会」が開かれており、終了後の14:30からが私の講演となりました。

学校フロアのエレベーター前の壁には、現校長の福井道子先生によって描かれた「ナイチンゲール像」が飾ってありました。写真でなく手書きのナイチンゲール像に出会ったのも初めてです。

八幡看護専門学校では、これから全学を挙げて「ナイチンゲールKOMIケア理論」を、教育の中に取り込んでいくという方針を立てられました。

施設の構造上、学生は全員女性です。先日、戴帽式を終了したばかりとのお話しもうかがいました。古き良き伝統を大事にされ、新しい時代に即した教育内容を取り込もうとする、教員の方々の熱い思いを感じました。

看護学校だからこそできる真の看護教育があるように思います。成功を祈ります!!


神戸女子大にてシンポ、そして浜松1Dayセミナー

2014-10-27 10:32:49 | インポート

Photo1dey10月24日(金)~25日(土)

24日は神戸女子大学にて「介護・福祉職員キャリアアップ研修会」が開催されました。

サブタイトルは、外国人介護福祉士とともに働くということ、です。第1部では、アジアのエイジングビジネスに詳しい小川全夫先生による「日本の介護を世界のKAIGOに」というテーマで、日本にしか存在しない介護福祉士を世界に通用させるには、資格取得のあり方を根本的にとらえ直す必要があるという視点をうかがいました。私もこのテーマは長年追いかけてきただけに、共感する部分が多く、政府の力で今後良い方向に進んでいくことを祈りたい気持ちを強く抱きました。

続くシンポジウムでは、現在3か国から来日して看護師と介護福祉士の資格を取るために奮闘している研修生たちの現状をお聞きしました。特に、アジアの介護事情に詳しい長崎大の平野裕子先生のお話しは、これからのアジア型介護を思考するうえで、大いに参考になりました。また現在、神戸女子大学に研修に来ている3名のインドネシアの方々のご意見をうかがうことができたことも大きな収穫となりました。

私はここでは、介護と看護の関係について、また介護理論としてのKOMIケア理論について、お話ししました。インドネシアの研修生には午前中一杯をかけて、講義する時間もいただきました。大いに関心を持っていただいたようです。アジアのケアの領域に少しでもKOMIケア理論が認知されることを祈りつつ・・・。

翌日の浜松では、1Dayセミナーが「地域情報センター」で開催されました。圧倒的に非会員の方々の参加が多く、また若いナースの参加は有難かったです。世代が着実に交代しつつあることを感じました。

中部支部のメンバーの皆さまには、準備から一貫してお手伝いいただき、心から感謝しております。ご参加くださった皆さま、有難うございました!


札幌・未来ゼミ

2014-09-14 18:17:22 | インポート

Photo9月13日(土)

札幌全日空ホテルの24階において、「未来ゼミ」主催、ナイチンゲールKOMIケア学会協賛で開かれた「『看護覚え書』を読む(第2回)」が無事に終了しました。

石狩地方は木曜日まで大雨で、飛行機が飛ぶのかどうか、また参加者の皆さまの足は大丈夫かと心配でしたが、当日は秋晴れの気持ちの良い1日となりました。

「未来ゼミ」は、北海道の病院管理者の会で、北海道看護協会のサードレベル第1回卒業生たちが、恩師の河野先生の元に集まって創られた会です。

今は看護の原点が見失われていることを憂いた会のメンバーが、まずはナイチンゲール思想をしっかりと受け継ごうと、私を招いてくださいました。3回シリーズで行われるこのセミナーには、全道から志を同じくする方々が集まってくださいました。

ナイチンゲールKOMIケア学会のメンバーも、多数参加してくださいました。

見晴らしの良いお部屋での読む会は、気持ちが通じ合える気がします。

第3回目は11月8日(土)13:00~です。楽しみにしております。


基礎理論編KOMIケアセミナー開催中

2014-07-27 10:22:07 | インポート

2477月26日(土)

2014年度・KOMIケアセミナー・基礎理論編が進行形で開催されています。

今年から会場を「タイム24ビル」に移しての開催です。

タイム24ビルはゆりかもめラインの「東京テレポート」駅近くにあり、会場の窓からは東京湾が見渡せます。ここは東京の新しい顔として開発中で、6年後には「オリンピック」で賑わう予定地です。

2014年度の基礎理論編は、4回シリーズで始まりました。1回目は「ナイチンゲールとナイチンゲール思想の真髄について」、2回目は「KOMIケア理論の全体像」。そして3回目は「ケアの疾病論ー病気を見つめるケアの視点」です。来月の4回目は「ケアの方法論としての「KOMIチャートシステム」」が語られます。

この4回の内容が、KOMIケアの理解と実践には不可欠の要素です。受講生は全国から集まっており、各職場でKOMIケアを展開するための要になる人たちです。暑さに負けず、最後まで頑張って学んでほしいと思います。今回から日帰りができるように、11時から17時までのコースとしました。

この基礎編が終了すると、次のセカンドステージが用意されています。

そろそろセカンドのスケジュールが発表されますので、皆さま、どうぞお見逃しなく!