北九州市にある八幡看護専門学校に行って参りました。
たいへん伝統のある看護学校で、創立は大正2年(1913年)とのことです。昨年が創立100年記念という素晴らしい伝統校です。設立時には、官営八幡製鉄所看護婦養成所(2年課程)として始まりました。
驚いたことに、今日に至っても、学校は病院建物の4階にあり、そこにすべての設備が備わっていました。ナイチンゲール看護学校形式が、こうした形で残っていることに、大きな感銘を受けました。当日は全学あげての「研究発表会」が開かれており、終了後の14:30からが私の講演となりました。
学校フロアのエレベーター前の壁には、現校長の福井道子先生によって描かれた「ナイチンゲール像」が飾ってありました。写真でなく手書きのナイチンゲール像に出会ったのも初めてです。
八幡看護専門学校では、これから全学を挙げて「ナイチンゲールKOMIケア理論」を、教育の中に取り込んでいくという方針を立てられました。
施設の構造上、学生は全員女性です。先日、戴帽式を終了したばかりとのお話しもうかがいました。古き良き伝統を大事にされ、新しい時代に即した教育内容を取り込もうとする、教員の方々の熱い思いを感じました。
看護学校だからこそできる真の看護教育があるように思います。成功を祈ります!!