KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

平成が終わり、令和の時代へ。KOMIケアも新たな出発!

2019-04-04 11:03:44 | 日記
4月4日(木)

ナイチンゲールKOMIケア学会は、令和の時代の幕開けと共に、新たな展開をいたします。
4月以降は、「ナイチンゲール看護研究所」がその事業を引き受けることとなりました。
皆さま、引き続きお付き合いくださいませ。
目下、研究所のホームページを新たにすべく作業に入りました。研究所主催の「セミナー」は、第1回目が7月6日(土)に開催されます。
詳しくはナイチンゲールKOMIケア学会のトップページをご覧ください。

このブログは、このページが最後となります。また新しいページで「KOMIのブログ」を再開しますのでお楽しみにお待ちください。
春一番の花を撮りましたのでご覧ください。

コブシや木蓮が咲き、レンギョウやユキヤナギやハナニラが咲き始めると、春の訪れを感じますね。









そして桜が満開の時期を迎えます。東北・北海道の皆さまは、まだ寒い気候が続いているようです。
一足先に春を感じてくだされば嬉しいです。





それではナイチンゲール看護研究所の新しいページが開くまで、しばらくお待ちください。
皆さま、お元気でご活躍ください!!

解散総会が成立し、いよいよ3月で学会は閉じることになりました!

2019-03-25 15:24:18 | 日記
3月24日(日)

22年間続いた「KOMIケア学会」ですが、その使命を終えて、今月でその幕を閉じることとなりました。
応援してくださった皆さま、本当に有難う!!


良く晴れた24日、お茶の水にあるソラシティカンファレンスセンターにおいて、解散総会が開かれました。


今回は、9年間続いた「NPO法人・ナイチンゲールKOMIケア学会」解散のための総会です。NPO法人の設立や解散に際しては、厳しい規約が存在します。その規定に則り、必要なすべての手続きが行なわれるわけです。解散に関しては、すでに昨年6月に開催された「第9回ナイチンゲールKOMIケア学会」の総会において可決されていますが、今回は1年間の活動報告や決算報告がなされ、解散に関して、改めて会員の4分の3以上の合意が必要とされたために開催されたのでした。
総会にに先立ち、記念講演会がもたれました。テーマは小南吉彦による「看護と医学」、金井一薫による「KOMIケア理論の新たな展開」、石川惠子と青木智子による「いのちのしくみと疾病論の研究報告」でした。ナイチンゲールKOMIケア理論は、今後ますます充実・発展していくだろうという期待が膨らみました。




最後に総会です。持丸晴美さん、杉山恵子さんによる議長、副議長のリードで、「解散の承認」が全員一致で可決されました。


この後は、6月30日までに清算人の立ち合いのもと、法人解散のための全ての事務処理が行なわれます。
最終の報告は、4月中旬に発行される『KOMIケア通信』(最終号)にてお伝えします。同時に会員の皆様には冊子『いのちのしくみと疾病論』もお届けします。
ご期待ください!!




KOMIケア学会最後の教育実践者研究会

2019-03-13 09:30:12 | 日記
3月3日(日)

早咲きの桜が早稲田大学の図書館わきに咲き誇っています。春一番の花の便りです。いよいよ日本列島に桜の便りが届く頃となりました。


次の写真は、徳島文理大学に通う飛行機の中から撮りました。夕方の便で飛ぶと、こんな夕焼けの中に映える富士山と出会えます。心休まるひと時です。


さて、国家試験も終了し、卒業式を迎えるばかりになったこの時期、KOMIケア学会としては最後の研修会である「教育実践者研究会」がお茶の水にある中央大学駿河台記念館で開催されました。北海道から九州まで、全国各地でKOMIを展開してくださっている施設から20名ほどの関係者や臨床の方々がご参集くださいました。



今回のテーマは「教育に“いのちのしくみと疾病論”をどう反映させる?」というものです。
KOMIケア理論は、ようやくその中心核になる“いのちのしくみと疾病論”を、ケアの視点で解くことができるようになりました。私の30年来のテーマです。
このテーマは、基礎教育の中に反映されてこそ、実のある実践者が育つと思います。概要は次回の「総会における講演会」の中でお話ししますから、皆さま、是非いらしてください。
実践事例として、KOMIケア理論展開の先駆的モデル校として活動してくださっている「四日市医師会看護専門学校」の青木先生と山口先生に、現状をお話ししただきました。
これぞKOMIケアをベースにした展開! わかりやすく実態を説明してくださったお二人に感謝します。当校では看護を展開できる頭を持った学生さんが育っています。同じ3年間の教育で、ここまでやれるんだという感動をいただきました。お二人にも長い、長いKOMIケアにお付き合いいただいた歴史があります。
 
最後に、福祉教育で介護福祉士を育てている先生から、「介護にも同じストーリーが使える」というご意見をいただきました。「ケア」を展開する職種どうし、もっともっと連携を強めていきたいと思います。


静岡県看護管理者会主催の研修会が開かれました!

2019-02-27 10:00:22 | 日記
2月22日(金)

暖かな日差しの中、静岡県看護管理者会主催の研修会が、コンベンションアーツセンター(グランシップ)で開催されました。
東海道線の東静岡駅の目の前にあり、素晴らしい建物でした。


テーマは「『看護覚え書』ーそこから見える看護の課題ー」です。
三島中央病院看護部長の菊池真貴子さんが役員でいらして、菊池さんを通してご依頼をいただきました。菊池さんもKOMIケアの会員で、ずっとナイチンゲール看護論とKOMIケア理論を実践の現場で育ててくださっています。
当日は看護管理者の方々はもちろんのこと、若いスタッフも大勢参加してくださいました。日本の看護界、まだまだ本質を求めてくださる方がこんなにいるんですね。


当日お寄せいただいた感想の一部です。

「大変良いお話が聴けて良かった」
「心が洗われた」
「看護管理者が経営のことばかり考えなくてはならない時代なので、久しぶりに看護のお話で良かった」

ナイチンゲールの看護管理観と看護の本質を、末永く大事にしてください。そしてほんものの看護の姿を実現してください!




奈良東大寺療育病院の講演会

2019-02-23 10:36:30 | 日記
2月19日(火)

東大寺が所有する療育病院に行って参りました。キリスト教教会が所有する療育病院(重心施設)は、これまで国内外で広く見てきましたが、仏教、それも東大寺が運営してきた福祉施設である療育病院があることは知りませんでした。日本の医療・看護の原点を見た思いです。看護の歴史教科書には記載がなかったですね。
看護部長さんの交替があり、市村部長さんからのご依頼に応えて講義しました。
皆さま、初めてKOMIケア理論に触れたようで、ナイチンゲール思想ともども深く心に届いたようでした。これから本格的にKOMIケア理論を採用したケアが展開されようとしています。重心施設とナイチンゲールKOMIケア理論は、長い長いお付き合いの歴史がありますから、先輩施設の素晴らしいケアに倣って、第一級のケアを提供していただきたいと思います。

夕食会の席で、関係者の方々と楽しい語らいの時間を持ちました。


翌日は、めったにないフリーの1日。
宿の近くにある「奈良公園」を散歩しました。梅の花が開き始め、そこに鹿の群れが草を食んでいます。まさに奈良の風景がそこにありました。


公園を通って、まずは「東大寺」に・・・。
東大寺は、8世紀の聖武天皇によって建立されました。これまでに内乱によって2回焼失したようです。大仏殿として歴史に刻まれている建物です。


その日は外国からのお客様も、修学旅行生たちの数も少なく、静かにたたずむ大仏様にお会いしました。
高さ15メートル、頭部だけでも5.33メートルもある巨大な仏像です。人々の安寧と厄災のない世界を願って創建されました。


東大寺から近い「興福寺」を訪ねました。道路沿いに「5重の塔」がたたずんでいます。

興福寺国宝館が完成しており、ここに入館して、ゆっくりと国宝の仏様たちにお会いしました。豊かな、静かなひと時でした。