KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

第二回・学術集会が成功裏に終了

2011-11-26 14:48:17 | インポート

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201111月20日(日)

ナイチンゲールKOMIケア学会・第二回学術集会が成功裏に終了しました。

19日(土)の実践報告や研究報告は、内容が充実しており、たいへん興味深いテーマが続きました。会員の方々の、この1年間の研究・活動のレベルの高さを示していました。

詳しくは『集録』を取り寄せてご覧ください。(事務局に申し込めば、1冊1,000円で販売します)

さて、20日(日)は、初めての国際会議が開かれました。

カナダからナイチンゲール文献研究家のリン・マクドナルド博士をお招きしての、丸1日をかけた学会となりました。会長講演の後、リン博士による3本の講演があり、その後4名のパネラーの方々の発題が続きました。ディスカッションもできて、たいへん充実した、かつ内容の濃い学会となったと思います。

学会終了後に、リン先生から「これほど準備された学会に参加したのは初めて・・・」というお褒めの言葉をいただきました。そしてベテランの通訳者・渡部冨栄先生からも、「国際会議の醍醐味の要素がすべて入った会議だったので、学ぶところが多かった。最後のディスカッションは、未来志向の活気のある、そして論戦も見られた理想的な展開だった。」という感想をいただきました。

5月のトロント訪問を皮切りにして進めてきました本学会は、世界におけるナイチンゲール研究の実態と、これからの方向性を探っていくための、本当に貴重な場となりました。

リン博士からは、その後「日本がこれほどナイチンゲール研究を進めていることに驚いたが、何より驚いたのは、ナイチンゲール思想を現代の臨床において形にしていることだ。」という感想をいただきました。この言葉は、私が最も聞きたかったものです。本当に嬉しかったですし、学会の目的はほぼ達成されたと思いました。

リン博士が講演の中で語っておられた内容は、私が長年かかってナイチンゲール研究を通して到達した知見と、ほぼ一致していることも確認できました。

機会がありましたら、今後ともリン博士とはご一緒に研究の進捗状況などを語り合っていきたいと思います。

この1年、ご支援くださった皆様に、心から深く感謝申し上げます。有難うございました。