この夏は猛暑で、例年にない厳しい日々が続きましたが、皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は例年にない研修会ラッシュを潜り抜け、ようやく一息ついているところです。
研修会のいくつかをご紹介しましょう。
1.第39回日本看護研究学会に参加。
プログラムの中にあった「特別交流集会Ⅰ」で「グローバル化時代の看護と看護人材育成」と題する喜多悦子先生のご講演を拝聴したことが、大きく心に残っています。日本の看護は病院看護に目を向き過ぎてはいないかという問いかけに、広く世界と地域に関係して生きていかなければならないと改めて自覚しました。
2.フランス発の「ユマニチュード・ケア」についての講演会に参加。
映像を駆使したレクチャーには、心を揺さぶられました。認知症を中心としたこれからの日本のケア現場を、大きく変革させ得る力と説得力をもった内容でした。一度、じっくりと向き合ってみたい世界です。ここでも基本的理念は、“KOMIケア理論”とそっくりであることを確認しました。
3.神戸市にある「あさんて訪問看護ステーション」及び在宅ホスピスケアを展開している「なごみの家」を訪問。そこでの研修に参加。
所長の松本京子さんとそのスタッフの皆様のご協力を得て、訪問看護に同行させていただき、たいへん有意義な4日間研修を体験しました。実際に同行訪問させていただいたのは、これが初めてです。在宅ケアの面白さ、難しさなど、身をもって知りました。
“KOMIケア理論”と「KOMIチャートシステム」を、こういう在宅ケアの現場に、具体的にどう導入すればよいのかについて、かなりの示唆を得ました。
ワクワク、ドキドキする素晴らしい体験をさせていただき、心から感謝しています。