8月28日(日)
8月の夏休み最後の日曜日。
第3回目の教育実践者研究会が開かれました。
今回の参加者は18名と少なかったのですが、その分、ディスカッションも深まり、大きな学びの場となりました。
午前中は、各自の紹介と、金井一薫による最新のKOMIケア理論の学びのポイントの説明で、これだけでも十分な討議材料がありました。
午後は、資料の提供者が4名あり、それぞれの内容についての深まった討議が展開されました。
滝川市立看護学院の先生からは、「KOMIチャートシステム」のなかの文言で「解決すべき課題」という表現に違和感があるとの指摘がなされました。
確かに「課題」という表現には、解決するものという意味が含まれていますから、「解決すべき点」あるいは「解決すべき事柄」という表現に変更したほうが良さそうです。
ご指摘に感謝申し上げます。
四日市医師会看護学校の老年看護学担当の先生からは、方法論(看護過程展開)の授業案が提案されました。学生たちに考えさせ、自主的な学習ができるように工夫された授業で、こういう授業なら、学生の思考力が培われるだろうと思いました。
浜松医師会准看護学校の先生からは、看護概論の進め方が披露され、それに伴って、日本における准看護師たちが置かれた環境や課題が話し合われました。日本の看護の世界には2種類の看護師が存在しますが、いずれも「看護」を提供する職種として育てられていますから、そこに「看護の本質・視点」の相違があってはならないと思います。2年間で、看護の本質を学んだ学生たちが育ち、それぞれの立場で第1級のケアを展開してほしいと心から思います。准看護学校で教鞭をとっておられる教員たちの苦労に心から寄り添いたいと思いました。
最後は「公衆衛生看護学」領域からの問題提起がありました。保健師の育成に大きな変化がある昨今、「地域看護」「在宅看護」「公衆衛生看護」という言葉の違いや、働き方の違いなどが曖昧なままです。全国で3万人足らずの保健師が、公衆衛生領域をカバーしています。地域包括ケアの時代の日本で、保健師の役割がますます問われていることを認識させらました。
事例提供者の皆さま、有難うございました!!
次回は「からだのしくみ」と「疾病論」を、教育の中でいかに展開するか……というテーマで、2017年2月26日(日)に開催することになりました。奮ってご参加ください。
さて、ここでは癒しの写真をお送りします。
これはナイチンゲールの北の館(リハースト荘)の現在の居間の写真です。現在はピーター家の館ですが、3月に訪問した時に写したものです。
次の写真は、同じくリハースト荘の裏門です。ナイチンゲールの時代と全く変わっていない風景が背後にありました。
次の写真は、リハースト荘に行くための最寄り駅「Whatstandwell」駅です。田舎の無人駅です!
3月に訪れてから、早や半年が経とうとしています。
そろそろ、新たなナイチンゲール研究に着手しようか…と考えているところです。
8月の夏休み最後の日曜日。
第3回目の教育実践者研究会が開かれました。
今回の参加者は18名と少なかったのですが、その分、ディスカッションも深まり、大きな学びの場となりました。
午前中は、各自の紹介と、金井一薫による最新のKOMIケア理論の学びのポイントの説明で、これだけでも十分な討議材料がありました。
午後は、資料の提供者が4名あり、それぞれの内容についての深まった討議が展開されました。
滝川市立看護学院の先生からは、「KOMIチャートシステム」のなかの文言で「解決すべき課題」という表現に違和感があるとの指摘がなされました。
確かに「課題」という表現には、解決するものという意味が含まれていますから、「解決すべき点」あるいは「解決すべき事柄」という表現に変更したほうが良さそうです。
ご指摘に感謝申し上げます。
四日市医師会看護学校の老年看護学担当の先生からは、方法論(看護過程展開)の授業案が提案されました。学生たちに考えさせ、自主的な学習ができるように工夫された授業で、こういう授業なら、学生の思考力が培われるだろうと思いました。
浜松医師会准看護学校の先生からは、看護概論の進め方が披露され、それに伴って、日本における准看護師たちが置かれた環境や課題が話し合われました。日本の看護の世界には2種類の看護師が存在しますが、いずれも「看護」を提供する職種として育てられていますから、そこに「看護の本質・視点」の相違があってはならないと思います。2年間で、看護の本質を学んだ学生たちが育ち、それぞれの立場で第1級のケアを展開してほしいと心から思います。准看護学校で教鞭をとっておられる教員たちの苦労に心から寄り添いたいと思いました。
最後は「公衆衛生看護学」領域からの問題提起がありました。保健師の育成に大きな変化がある昨今、「地域看護」「在宅看護」「公衆衛生看護」という言葉の違いや、働き方の違いなどが曖昧なままです。全国で3万人足らずの保健師が、公衆衛生領域をカバーしています。地域包括ケアの時代の日本で、保健師の役割がますます問われていることを認識させらました。
事例提供者の皆さま、有難うございました!!
次回は「からだのしくみ」と「疾病論」を、教育の中でいかに展開するか……というテーマで、2017年2月26日(日)に開催することになりました。奮ってご参加ください。
さて、ここでは癒しの写真をお送りします。
これはナイチンゲールの北の館(リハースト荘)の現在の居間の写真です。現在はピーター家の館ですが、3月に訪問した時に写したものです。
次の写真は、同じくリハースト荘の裏門です。ナイチンゲールの時代と全く変わっていない風景が背後にありました。
次の写真は、リハースト荘に行くための最寄り駅「Whatstandwell」駅です。田舎の無人駅です!
3月に訪れてから、早や半年が経とうとしています。
そろそろ、新たなナイチンゲール研究に着手しようか…と考えているところです。