公開された赤ちゃん1号!
毎日毎日、新聞の切り抜きが増えていきます。そのうち7割が「嬉しいニュース」で、3割が嬉しくないニュースです。最近の嬉しくないニュースは、「八ツ場ダム」訴訟で原告側が一方的に敗訴したこと。昔と違って、最近の地裁の判決には疑問を感じることが多いのですが、開いた口が塞がりませんでした。
奈良公園で今年生まれた鹿の赤ちゃんが、今月13日に初めて公開された記事を読んで、すぐにでも奈良に行きたくなりました。お披露目された赤ちゃんは、10日に生まれたばかり! 「奈良の鹿 愛護の会」によれば、これから出産ラッシュが始まり、6月末までに去年とほぼ同数(200頭以上)の鹿が生まれる、とのことです(公園デビューは7月)。
連休があれば「アオガエル君」(Ninja250R)を走らせて、『(馬)鹿男あをによし』ツアーにいくつもりですが、待っててね~鹿チャン!
今年生まれた「子鹿のバンビ」の写真は、 → 「奈良の鹿 愛護会HP」をクリック
ところで、毎年200頭以上生まれてくるのに、総個体数が増えていない(1100~1200頭前後)ということは、同じ数だけ死亡していることになりますが、そのうち年間100頭を超える鹿が交通事故によって命を落としているそうです。その他、死因の9割が「ニンゲン絡み」であることを知らされると、暗澹たる気持ちになります。もちろん、ニンゲンが一切関わらなくても、全ての鹿が命を全うできるわけではないでしょうが、例えばですね、下記のことを知ると、非常に腹立たしくなってきます。
08年度、国立博物館西側の国道169号線で、鹿が車にはねられる事故が前年度と比較して、一気に4倍増(6件→26件)になりました。原因は、右折車線を設けるために道路脇の用水路を埋め、水路への転落防止用柵を取り払ったから。それまでは鹿も、人と同じように横断歩道を渡っていました(転落防止の柵はさすがに越えられませんが、ガードレールは簡単に飛び越えてしまいます)。
秋以降、「鹿に注意!」の標識を増やすことでドライバーに注意をうながすことにしたそうですが、この標識のおかげで、『鹿男あをによし』にも出てきた飛火野では、04年に事故が33件も起きてしまいましたが、標識設置後(20か所!)は、19件、13件、そして去年度は6件と、確実に事故が減っています。
注意を促す標識が、169号線でも効果を発揮してくれることを祈ります。
(左)確かに、飛火野付近では、数メートルごとに標識が立っていました。
(右)午後の飛火野にいた神使。凛とした瞳でした。
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